ハナニラは3月から4月に咲く球根植物。
花の少ない早春に、可愛い星形の花を咲かせます。
とにかく強健な球根植物で、休眠期に掘り上げる必要もなく、植えっぱなしでどんどん増えます。
初心者でも簡単に育てられるオススメのお花です。
今回は、ハナニラの特徴や育て方をご紹介します。
もくじ
ハナニラの基本情報
ネギ科 イフェイオン属
多年草
原産地 南アメリカ
学名 Ipheion
別名 イフェイオン
花色 白、ブルー、ピンク
花期 3〜4月
草丈 10〜20cm
耐寒性 強い
耐暑性 普通
日照 日向
ハナニラの特徴
![ハナニラの花](https://hanawarau.com/wp-content/uploads/2023/03/230322-ipheion.jpeg)
痩せ地で育つハナニラ
ハナニラは、3月から4月にかけて花を咲かせる球根植物。
地面に広げた細長い葉の間から、花茎を立ち上げ、星形の花を咲かせます。
花色は白、ブルー、ピンクがあります。
花は光に反応する性質で、夜や天気が悪い日は閉じています。太陽に向かって花を咲かせるので、時間によって花の向きが変わります。
葉や茎にはニラに似た香りがあり、ハナニラの名前の由来になっています。
花後は自然に葉が黄色くなり、夏は葉を枯らして休眠します。
植えっぱなしで手がかからず、一度植えると自然分球やこぼれ種でよく増えます。
*ニラと名前がつきますが、ハナニラは観賞用の植物なので食べることはできません。
ハナニラの育て方
栽培環境
日当たりと水はけの良い環境を好みます。
半日陰でも育ちますが、花数は少なくなります。
水やり
鉢植えの場合は、用土が乾いたらたっぷりと水やりします。休眠期は水やり不要です。
地植えの場合は、降雨のみで大丈夫です。
肥料
植え付け時に元肥を施せば、その後の肥料はいりません。
![ハナニラの青い花](https://hanawarau.com/wp-content/uploads/2023/03/210327-ipheion.jpeg)
3月の庭から
植え付け・植え替え
植え付け
球根の植え付け適期は、9月から11月。
鉢植えの場合は、市販の草花用培養土で問題なく育ちます。
地植えの場合は、掘り上げた土に腐葉土を混ぜ込み、さらに元肥として緩効性化成肥料を施しておきます。
球根を植える深さは3〜4cmです。
植え替え
数年は植えっぱなしでも大丈夫です。
植え替え適期は9月から11月ですが、他の季節に植え替えても枯れることはありません。
手入れ
球根植物ですが、ハナニラの球根は掘り上げる必要はありません。
こぼれ種で増やしたくない場合は、種をつける前に花がらを摘み取ります。
夏越し
夏は葉を枯らして休眠し、9月の終わりごろになると葉が芽吹き始めます。
夏越しの特別な作業はありません。
葉を枯らした休眠期の鉢植えは水やりの必要はありません。
冬越し
ハナニラは葉を茂らせたまま冬越しします。
冬越しの特別な作業はなく、放任で大丈夫です。
病害虫
病害虫はほとんど発生しません。
増やし方
ハナニラの球根は、自然に分球して増えていきます。
種まきやこぼれ種でも増えます。
分球
秋の植え付け時期に、掘り上げた球根を分けて植え直します。
種まき
花後の種を採取して紙袋などに入れ、涼しい場所で保管しておき、5月から6月に種を蒔きます。
まとめ
- 3月から4月に星形の花を咲かせる
- 花色白、ブルー、ピンクがある
- 植えっぱなしで手がかからず、放任でよく増える
- 夏は葉を枯らして休眠する
- 球根は掘り上げなくてよい
最後までご覧いただきありがとうございました。
この記事が少しでもお役に立てると嬉しいです。
*「Amazon」のアソシエイトとして、「ゆるっとガーデニング 」は適格販売により収入を得ています。