こぼれ種で増える植物おすすめ16選

満開のニオイスミレ

「こぼれ種」とは、植物から自然に落ちた種や、その種から自然に育った植物のことを言います。

一度植えると自然に増えて、毎年花を咲かせてくれるって嬉しいですよね。

でも、こぼれ種で増える植物ってどんなものがあるの?

そんな方のために、今回はこぼれ種で増える植物を紹介します。

どれも自宅の庭で育てた経験を元にしています。

環境さえ合えば、あなたの庭でも毎年花を咲かせてくれますよ。

こぼれ種とは

こぼれ種とは、人間が意図的に蒔いた種ではなく、植物から自然にこぼれ落ちた種や、その種から生えてきた植物のことを言います。

こぼれ種が発芽するということは、お庭の環境が良く合っているってことなんです。

そして、そのお庭にとって育てやすい植物ということでもあります。

ここで紹介する植物全てが皆さんの庭で同じように育つとは限りませんが、私の庭では元気に育っています。

どの植物も育てやすいのでおすすめです。

こぼれ種で増える多年草

エリゲロン・カルビンスキアヌス

エリゲロンの花

レンガの間に発芽したこぼれ種が大きな株に育ちました

エリゲロン のこぼれ種

レンガの間のこぼれ種

細い茎の先に小菊のような花を次々と咲かせます。

花は咲き進むにつれて白からピンクへと変化するので、開花後半は2色咲きのように見えます。

花期は4月から11月と長く、日向から半日陰まで育ちます。

シンバラリア(コリセウムアイビー)

シンバラリア・ムラリス

こぼれ種から成長してどんどん広がりました

シンバラリアムラリスのこぼれ種

砕石の間に発芽したこぼれ種

アイビーのような形の柔らかい葉に小さな花を咲かせます。

花の色は白や薄紫の品種があり、四季咲き性が強く、冬以外は花を咲かせます。

這うように広がりグラウンドカバーにおすすめです(踏みつけには弱い)。

半日陰から日陰まで育ちます。

コバノタツナミ

コバノタツナミの花

白花は純白 透明感があって綺麗です

コバノタツナミのこぼれ種

鉢の中に飛んだこぼれ種が発芽していました

4月から5月に小さな花が穂状に咲きます。

花色は白や紫、桃色など。

花色が違うものを混ぜて植えておくと、自然交配したこぼれ種から違った色合いの花が咲くことがあります。

こぼれ種からどんな色の花が咲くか、ちょっと楽しみですね。

日向から明るい日陰まで、様々な環境で育ちます。

ニオイスミレ

ニオイスミレ・リディアグローブス

3月中旬 ニオイスミレ リディア・グローブス

花期は早春(品種によって花期には差がある)。

ニオイスミレはこぼれ種の発芽率がとても高いです。

半日陰を好みます。

ビオラ・ラブラドリカ

ビオラ・ラブラドリカの花

紫がかった葉は寄せ植えに使っても存在感があります

ビオラ・ラブラドリカのこぼれ種

レンガの間に発芽したこぼれ種

花期は初冬から初夏。

紫がかったハート型の葉が特徴的で、夏越しも容易で育てやすいビオラです。

背丈が伸びず、這い性でコンパクトな草姿をしています。

やや半日陰を好みます。

こぼれ種はちらちら発芽する感じです。

ヒメツルソバ

ヒメツルソバの花

金平糖のような花が可愛い

ヒメツルソバのこぼれ種

レンガの間にびっしりと発芽したこぼれ種

春と秋に白からピンクの金平糖のような花を咲かせます。

緑葉に白花を咲かせる品種もあります。

落葉する冬季以外はグラウンドカバーにも使えます。

こぼれ種で爆発的に増えます。

日向を好みます。

ペンステモン・ハスカーレッド

ペンステモン・ハスカーレッド

ペンステモンハスカーレッドのこぼれ種

こぼれ種は小さいうちから特徴的で、すぐ見分けがつきます

花期は5月から7月。

ブロンズ色の葉に淡いピンクの花を咲かせます。

ハスカーレッドは、ペンステモンの中で一番丈夫な品種です。

日向から半日陰を好みます。

リクニス・フロスククリ

リクニス・フロスククリの花

スッと伸びた茎の先に可憐な花を咲かせます

リクニス・フロスククリのこぼれ種

レンガの間に発芽したこぼれ種

花期は真夏を除く春から秋。

細い花茎の先に繊細なピンク色の小花を咲かせます。

リクニスには白花を咲かせる品種「ホワイトロビン」や、八重咲きの品種もあります。

野性的な風情が自然な雰囲気で、どんな庭にもよく合います。

日向から半日陰を好みます。

こぼれ種で増える一年草

ネモフィラ

ネモフィラの花

青い花を咲かせる品種 インシグニスブルー

ネモフィラのこぼれ種

3月の庭 緑葉がネモフィラのこぼれ種

花期は4月から5月。

ネモフィラは春を代表する一年草です。

ブルーの花を咲かせる品種が有名ですが、他にも白や黒っぽい花を咲かせる品種もあります。

日向を好みます。

イオノプシジウム

イオノプシジウムの花

花期は1月から4月。

花の少ない真冬に花を咲かせる希少な一年草です。

小さな丸い葉と薄紫の花は可憐な雰囲気。

日向を好みます。

詳しくはこちらの記事から⬇️

イオノプシジウムの育て方【一年草】

ニゲラ

青いニゲラの花

ニゲラのこぼれ種

1月の庭から 雪に埋もれても元気でした

花期は4月下旬から6月。

細く繊細な葉をフワッと茂らせ、個性的な花を咲かせます。

花色は白、ピンク、青、紫があります。

花後に付く実は風船のようで可愛らしく、切り花やドライフラワーとして人気があります。

日向を好みます。

詳しくはこちらの記事から⬇️

ニゲラの育て方|ゆるっとガーデニング

イソトマ

イソトマの青い花

花期は5月から9月。

小さな星形の花をたくさん咲かせます。

花色は白、ピンク、紫があります。

日向を好みます。

忘れな草

忘れな草の青い花

花期は3月から6月初旬。

可憐な雰囲気が魅力で、昔からガーデナーに愛されてきました。

花色は青、白、ピンクがあります。

日向を好みます。

イングリッシュデージー

イングリシュデージーの花

花期は3月から5月。

白い一重咲きの素朴な雰囲気のデージーで、春先のまだ花が少ない時期に、たくさんの花を咲かせます。

こぼれ種は冬の間もちらちらと花を咲かせます。

*寒冷地では多年草ですが、暖地では一年草扱いになります。

リナリア

リナリアの花

小さな花が穂状に咲きます

リナリアのこぼれ種

弱々しい印象のこぼれ種ですが、とても丈夫です

花期は3月中旬から5月。

色は白、黄色、ピンク、ローズ、紫などバリエーション豊富です。

日向を好みます。

ヘレニウム・ダコタゴールド

ヘレニウム・ダコタゴールド

明るい緑色の細葉に可愛い花が咲きます

ヘレニウム・ダコタゴールドのこぼれ種

レンガの隙間に発芽したこぼれ種

ヘレニウム・ダコタゴールド

こぼれ種から育った株

5月から霜が降りる頃まで花が咲き続けます。

暑さに強く、夏の間も次々に花を咲かせ、勢いが衰えません。

日向を好みますが、半日陰でも育ちます。

詳しくはこちらの記事から⬇️

へレニウム・ダコタゴールドの育て方【一年草】

こぼれ種で増える植物を、繁殖力の強さでランキングしてみました。

よかったらこちらも覗いてみてくださいね⬇️

こぼれ種、繁殖力ランキング|ゆるっとガーデニング

最後までご覧いただきありがとうございました。

この記事が少しでもお役に立てると嬉しいです。

 

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