ヘレニウム・モーハイムビューティーは、北米原産のヘレニウムをもとに作られた園芸品種で、夏から秋にかけて長く咲く、丈夫な宿根草です。
別名「団子菊」と呼ばれるように、丸く愛らしい花芯と、やや反り返った花弁が特徴。花色は深みのある赤からブロンズ色まで幅があり、季節や株によってニュアンスが変わります。
花持ちが良いため切り花にしても長く楽しめます。
もくじ
🌿 ヘレニウム・モーハイムビューティーの特徴

8月下旬 たくさんの花が咲いています
| 学名 | Helenium ‘Moerheim Beauty’ |
| 科名・属名 | キク科・ヘレニウム属 |
| 分類 | 多年草(冬は地上部が枯れる宿根草) |
| 原産地 | 北アメリカ |
| 花色 | 深みのある赤〜ブロンズ色 |
| 開花時期 | 7月下旬〜10月 |
| 草丈 | 80〜100cm |
| 耐寒性 | 強い(耐寒温度マイナス30℃程度) |
| 耐暑性 | 強い |
| 日照 | 日向 |
| 用途 | 花壇、鉢植え |
🔸 魅力ポイント①花色は深みのある赤〜ブロンズ色で、中心に丸い花芯があり、立体感があります。花弁はやや反り返り、個性的なフォルムです。ヘレニウムには黄色やオレンジ系の品種も多い中、モーハイムビューティーは赤系の落ち着いた色合いが特徴です。夏の花壇にシックなアクセントを加えたいときにぴったりです。
🔸 魅力ポイント②咲き始めると秋まで次々と花を咲かせ、お庭を長期間彩ります。開花期の長さはガーデニングにおいて大きな魅力です。また、花もちがよいため花瓶に活けても長く楽しめます。
🌱ヘレニウム・モーハイムビューティーの育て方

8月下旬 花色は少しオレンジがかっています
🔆 日当たり・置き場所
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日当たりと水はけ、風通しの良い場所を好む。痩せ地でも育つ。
🪴 土と鉢
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鉢植えは市販の草花用培養土で問題なく育つ。地植えは水はけが悪いようなら腐葉土や堆肥をすき込む。
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草丈が高くなるので、鉢は深さのあるものが良い。

咲く時期で花色が変化する
💧 水やり
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極端な乾燥はやや苦手。
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鉢植え:土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりをする。
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地植え:根付けば基本的に降る雨に任せて大丈夫。夏場に日照りが続くようなときは朝か夕方に水やりをする。
🌸肥料
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肥料を与え過ぎると徒長して倒れやすくなり、支柱が必要になる。
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地植えの株にはほぼ不要。
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鉢植えは春に少量の緩効性化成肥料を置き肥する。

8月
植え付け・植え替え
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適期は春か秋。(ポット苗はいつでも植え付け可能)
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鉢植えは1〜2年に1度、新しい土で植え替える。
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地植えは大株になって混み合うようなら、株分けして植え替える。
✂️手入れ
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咲き終わった花は摘み取る。
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草丈を低めに抑えたいときは、梅雨入り前に半分くらいの丈まで切り戻す。
🌿夏越し・冬越し
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夏越し:暑さに強いので特別な対策はいらない。
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冬越し:寒さに強いので特別な対策はいらない。冬は地上部が枯れるので、地際で刈り取っておく。
🐛 病害虫
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高温で乾燥する時期(主に夏)にハダニが発生しやすい。葉の裏に葉水をすることで発生を抑えられる。
🌱増やし方
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株分け:春か秋が適期。
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種まき:種ができたら採取しておいて、翌年の春にまく。
🌟ヘレニウム・モーハイムビューティーを育てる際のポイント

7月下旬の開花 濃いブロンズ色が個性的です
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日当たりと水はけの良い場所で育てる。
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どちらかといえば地植え向き。
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強い乾燥は苦手。夏場は地植えにも水やりを。
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痩せ地でも育つ。肥料を与え過ぎると徒長して倒れやすくなり、支柱が必要になる。
🌸我が家での栽培記録

8月終わり 華やかな花色が目を惹きます
我が家では建物の西側、日当たりが良く乾燥しやすい場所に地植えしています。
昨年は乾燥させすぎて夏にハダニが大量発生しました。そこで今年は、夏場は毎日1回水やりをし、葉の裏にも水をかけるようにしています。その甲斐あって、猛暑と乾燥にもかかわらず、ハダニの発生は最小限に抑えられています。
明るい花色が多い夏の時期に、深みのある花色が加わることで全体の色合いにメリハリが生まれています。
▼暑さに強い花の一覧はこちら
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