ヒメウツギは、アジサイ科ウツギ属の落葉低木で、春に枝いっぱいに小花を咲かせます。日本の山々によく咲く花木で、植えっぱなしでも大丈夫な強い植物です。
そんなヒメウツギの中で私のおすすめはPWの「 ヒメウツギ・ユキチェリーブロッサム 」。個性的な花姿がとても可愛いうえに、樹高が30〜60cmとコンパクトなので鉢植えでも楽しめる品種です。
今回は個性的な花が可愛い「 ヒメウツギ・ユキチェリーブロッサム 」の特徴や育て方をご紹介します。
もくじ
ヒメウツギ・ユキチェリーブロッサムの基本情報
分類 | 落葉低木 |
科 | アジサイ科 |
属 | ウツギ属 |
学名 | Deutzia gracilis |
花色 | ピンク |
花期 | 4〜5月 |
花径 | 1〜1.5cm |
樹高 | 30〜60cm |
葉張り | 50cm程度 |
耐寒性 | 強い(マイナス25°程度) |
耐暑性 | 強い |
日照 | 日向〜半日陰 |
ヒメウツギ・ユキチェリーブロッサムの特徴
個性的で可愛い花
ヒメウツギの交配品種で花色はピンクですが、ただのピンクではなく、花びらの表は白で、裏が白に縁取られたピンク色をしています。そのため蕾と開花した花が混ざった時が、なんとも言えない魅力的な色合いになります。
*同じ品種の白花種に「 ユキスノーフレーク 」があります。
コンパクトなサイズ
樹高は30〜60cmで、自然とこんもりとした樹形に育ちます。コンパクトなサイズは鉢植えにおすすめです。もちろん地植えで花壇の縁取りやグラウンドカバーにも使えます。苗が小さいうちは寄せ植えにもおすすめです。
丈夫な性質
ヒメウツギの基本種は半日陰を好みますが、ユキチェリーブロッサムは日向から半日陰まで育ちます。日向でも半日陰でも花を咲かせ、直射日光に強く、西日にも耐えます。(我が家で実証済み)暑さ寒さにも強い丈夫で育てやすい低木です。
秋の紅葉
秋には葉がワイン色に紅葉します。
ヒメウツギ ・ユキチェリーブロッサムの育て方
栽培環境
日向〜半日陰で、水はけの良い環境を好みます。
我が家では、西日が当たる場所で元気に育っています。
水やり
どちらかというと湿潤な環境を好み、強い乾燥は苦手です。
鉢植えの場合は、表土が乾いたらたっぷりと与えます。
地植えの場合は降雨のみで大丈夫ですが、夏に乾燥が続くようなら水やりをしてください。
植え付け
真夏と真冬を除けばいつでもできます。
鉢植えの場合は、市販の草花用培養土で問題なく育ちます。
地植えの場合は、根鉢の3倍ほどの穴を掘り、掘り上げた土に腐葉土、完熟堆肥、緩効性化成肥料を混ぜ込んで水はけの良い環境を作ってから植え付けてください。
植え替え
適期は厳寒期を避けた落葉期です。地域にもよりますが、12月と2月の下旬〜3月くらいになります。
剪定
自然に分枝して樹形が整うので、剪定は花後すぐに徒長枝や混み合ったところを間引く程度で構いません。
全体をこんもりと綺麗な形に作り直したいときは、花後すぐにバッサリと剪定します。この時期を過ぎてからバッサリ剪定すると、翌年の花は咲かないかもしれないので気をつけてください。落葉期の剪定は、枝先を整える程度にとどめます。
肥料
地植えの場合は、春と秋に固形の緩効性化成肥料を株の周囲に穴を掘って埋めます。
鉢植えの場合は、同様の肥料を置き肥してください。
夏越し・冬越し
暑さ寒さに強いので特別な対策は不要です。
病害虫
暖かい時期にアブラムシが発生することがあります。見つけしだい駆除してください。
増やし方
挿し木で増やせます。挿し木の適期は5月〜6月です。
まとめ
- アジサイ科の落葉低木
- 春に咲く花と蕾が可愛い
- 日向〜半日陰まで花を咲かせる
- コンパクトなサイズで鉢植えにもおすすめ
- 暑さ寒さに強く育てやすい
- 西日にも耐える
花と蕾が可愛い「 ヒメウツギ・ユキチェリーブロッサム 」、鉢植えから育ててみませんか?
▼あわせて読みたい
最後までご覧いただきありがとうございました。
この記事が少しでもお役に立てると嬉しいです。
*「Amazon」のアソシエイトとして、「ゆるっとガーデニング 」は適格販売により収入を得ています。