ユーフォルビア・キパリッシアスはトウダイグサ科の多年草。
春に小さな黄色い花を咲かせ、青味がかった細い葉をフワフワと茂らせます。
細い葉はどんな植物にもよく馴染み、寄せ植えやグランドカバーに最適です。
暑さ寒さ、乾燥に強く、とても丈夫で育てやすいので初心者にもオススメ。
今回はユーフォルビア・キパリッシアスの特徴や育て方を紹介します。
もくじ
ユーフォルビア・キパリッシアスの基本情報
![ユーフォルビア・キパリッシアスの葉](https://hanawarau.com/wp-content/uploads/2022/11/220710-Euphorbia-cyparissias.jpeg)
7月の庭から
トウダイグサ科 ユーフォルビア属
耐寒性多年草 冬季半常緑〜落葉種
原産地 ヨーロッパ
学名 Euphorbia cyparissias ‘Fen’s Ruby’
別名 マツバトウダイ
花色 黄色
花期 春〜初夏
草丈 20〜40cm
葉張り 20〜40cm
耐寒性 強い(−25℃前後)
耐暑性 強い
日照 日向
ユーフォルビア・キパリッシアスの特徴
ユーフォルビアの一種ですが、一般的な木立タイプではなく地下茎で広がるグランドカバー向きの品種です。
春に小さな黄色い花を咲かせ、花が終わると青味がかった細い葉をフワフワと茂らせます。
細い葉はどんな植物にもよく馴染み、晩秋には紅葉も楽しめ、暖かい地域以外では冬は落葉します。
暑さ寒さ、乾燥に強く、高温多湿にもある程度耐える丈夫な多年草です。
こぼれ種が良く発芽するので、環境が合えばどんどん増えていきます。
ユーフォルビア・キパリッシアスの育て方
![花をユーフォルビア・キパリッシアスの花](https://hanawarau.com/wp-content/uploads/2022/11/819998ccc3fed30963a5bb0ee5ac7f50.jpeg)
黄色い花を咲かせたユーフォルビア・キパリッシアス
栽培環境
日向の痩せ地が理想的ですが、半日陰や多少の湿気にも耐えます。
乾燥に強く、西日が当たるような環境でも問題なく育ちます。
水やり
やや乾燥気味を好みます。
鉢植えの場合は、用土が乾いたらたっぷりと水やりします。
地植えの場合は、根付いた後は降雨に任せます。
肥料
痩せ地を好む植物なので肥料は不要です。
肥料が多いと倒れやすくなります。
![ユーフォルビア・キパリッシアスの葉](https://hanawarau.com/wp-content/uploads/2022/11/220710-Euphorbia-cyparissias.jpeg)
7月の庭から
植え付け・植え替え
真夏と真冬を除けばいつでも植え付け・植え替えが可能です。
鉢植えの場合は、市販の草花用培養土で問題なく育ちます。
地植えの場合は、掘り上げた土に腐葉土をすき込み水はけの良い環境を作って植え付けます。
手入れ
草姿が乱れたら株元でバッサリと切り戻すと綺麗に再生します。
切り戻しは真冬を除けばいつでもできます。
切り口から白い樹液が出ます。手に付くとかぶれる場合もあるので手袋をして作業しましょう。
![庭のユーフォルビア・キパリッシアス・フェンズルビー](https://hanawarau.com/wp-content/uploads/2022/11/220724-Euphorbia-cyparissias-1.jpeg)
左端の細葉がユーフォルビア・キパリッシアス
夏越し
暑さに強く、高温多湿にもある程度耐えるので特別な対策は不要です。
冬越し
寒さに強いので特別な対策は不要です。冬に落葉したら株元で切り戻しておきましょう。
![冬のユーフォルビア・キパリッシアス](https://hanawarau.com/wp-content/uploads/2022/11/220123-Euphorbia-cyparissias.jpeg)
1月の様子
病害虫
ほぼ見られません。
増やし方
こぼれ種や地下茎、挿し木、種まきで増やせます。
挿し木の適期は5〜6月、種まきの適期は6〜8月です。
根伏せもできます。
こぼれ種で発芽したものを移植するのがいちばん簡単です。
まとめ
![花をユーフォルビア・キパリッシアスの花](https://hanawarau.com/wp-content/uploads/2022/11/819998ccc3fed30963a5bb0ee5ac7f50.jpeg)
黄色い小さな花を咲かせます
- グランドカバー向きの丈夫な多年草
- 春に小さな黄色い花を咲かせる
- 冬以外は青味がかった細葉をフワフワと茂らせる
- 日向の痩せ地を好むが半日陰や多少の湿気にも耐える
- 地下茎やこぼれ種でよく増える
最後までご覧いただきありがとうございました。
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