ミツバシモツケの特徴や育て方【耐寒性多年草 】

ミツバシモツケの白い花

ミツバシモツケは、北アメリカ原産のバラ科の耐寒性多年草です。名前にシモツケとありますが、低木の「シモツケ」や「シモツケソウ」とは別属です。

ミツバシモツケは、5月〜6月に白い星形の花を咲かせます。花は清楚な雰囲気で和風や自然風の庭に似合います。

茎は丈夫でスッと立ち上がり、乱れることがありません。成長はゆっくりですが、年々見応えのある株に育っていきます。

暑さ、寒さに強く、丈夫で育てやすいので初心者にもおすすめです。

今回はミツバシモツケの特徴や育て方をご紹介します。

ミツバシモツケの基本情報

ミツバシモツケ

5月の庭から

バラ科  ギレニア属

耐寒性多年草(冬季落葉)

 

原産地   北アメリカ

学名    Gillenia Trifoliata

別名    ミツバシモツケソウ

花色    白、薄いピンク

花期    5〜6月

草丈    50〜100cm

耐寒性   強い

耐暑性   強い

日照    日向〜半日陰(夏は半日陰)

ミツバシモツケの特徴

ミツバシモツケの葉と花

5月〜6月に白い星型の花を咲かせます。

葉は綺麗な緑色で細長い三つ葉のような形です。

赤みを帯びた細い茎は、丈夫でしっかりと立ち、雨や風で乱れたり倒れたりすることがありません。大株になると根元からたくさんの茎を立ち上げ、株立ちのようになり見応えがあります。

ミツバシモツケは、白い花がポピュラーですが、近年は薄いピンクの花を咲かせる品種も見かけるようになりました。

ミツバシモツケの育て方

ミツバシモツケの花

花はくっきりと白い

栽培環境

日向〜半日陰で、水はけと水もちの良い環境を好みます。

強い日差しに弱いので、地植えは夏は明るい日陰になる場所が最適です。

西日が当たる場所でも育ちますが、葉が傷んだり生育が良くなかったりするので避けた方が良いです。

水やり

適度な湿度を好みます。

鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水やりをします。

地植えの場合は、根付いてしまえば自然に降る雨だけで大丈夫です。夏に日照りが続き、乾くようなときは水やりをしてください。

肥料

鉢植えの場合は、春と秋に緩効性化成肥料を置き肥します。

地植えの場合は、肥料は必要ありません。

ミツバシモツケ

5月の庭 白い花が清楚な雰囲気

植え付け

植え付け適期は春と秋です。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土で問題なく育ちます。

地植えの場合は、掘り上げた庭土に腐葉土や堆肥を混ぜ込み、水はけの良い環境を作ります。さらに元肥として緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきましょう。

植え替え

鉢植えの場合は、根詰まりするようであれば秋に植え替えます。この時に株分けもできます。

地植えの場合は、植え替えの必要はありません。

手入れ

咲き終わった花がらは摘み取ります。

種を採取したいときは、花期の終わりに花を残しておいて種をつけさせましょう。

強い日差しで葉が傷むことがあります。見苦しいようなら半分くらいの丈で切り戻しましょう。

我が家は、日当たりの良い場所に植えているので、夏の日差しで葉が傷み汚くなります。そのため、梅雨明け前に切り戻すことにしています。

ミツバシモツケ

夏越し

鉢植えは半日陰に移動します。

地植えは、あらかじめ半日陰に植えておくのがおすすめです。

冬越し

冬に落葉したら地際で切り戻しておきます。

寒さには強いので、特別な防寒対策は不要です。

春の芽吹きはあまり早くありません。私の住む中国地方の山間部では4月中旬ごろです。

ミツバシモツケ

5月中旬の庭から

病害虫

特にはみられません。

増やし方

種まきと株分けで増やせます。

種まきの適期は春と秋、株分けの適期は秋になります。

環境が合えばこぼれ種で増えることもありますが、我が家では増えたことはありません。

 

まとめ

  • 5月〜6月に花を咲かせる多年草
  • 清楚な雰囲気で、和風や自然な感じの庭におすすめ
  • 冬は落葉する
  • 日向〜半日陰で、水はけと水もちの良い環境を好む
  • 暑さ寒さに強く育てやすい
  • 夏は半日陰になるような場所が最適

最後までご覧いただきありがとうございました。

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