シレネ ガリカは赤褐色のスポットが入った可愛い小さな花を咲かせます。
花上がりがとても良く、満開の様子はリバティープリントの小花のようで目を引きます。
性質は丈夫で、自然とこんもりとした株になるので手がかかりません。
この記事では、シレネ ガリカの特徴と育て方を紹介します。
シレネ ガリカの基本情報

5月中旬の庭 花がどんどん咲いてきました
ナデシコ科 マンテマ属
耐寒性多年草(暖地では一年草扱い)
原産地 ヨーロッパ
学名 Silene gallica ver.quinquevulnera
花期 4月中旬〜7月中旬
花色 白に赤褐色のスポットが入る
草丈 30〜45cm
耐寒性 強い
耐暑性 強い
日照 日向〜やや半日陰
シレネ ガリカの特徴

小さいけれど個性的な花
春から夏にかけて5㎜〜1cmほどの小さな花をたくさん咲かせます。
花は白に赤褐色のスポットが入り個性的で可愛い!
生育旺盛で、よく分枝し自然とこんもりとした草姿になります。
環境が合うと大株になります。(我が家のガリカは草丈50cm、葉張り50cmくらいの株になっています!)
耐寒性が強く常緑で冬を越します。
高温多湿は苦手なので暖地では一年草扱いです。
ヨーロッパ原産ですが日本で帰化しているほど丈夫で、こぼれ種でよく増えます。
シレネ ガリカの育て方

5月中旬 咲き始めの頃
栽培環境
日向〜やや半日陰で、水はけの良い土壌を好みます。
強い日差しでしおれるので、地植えにするなら午後は日陰になる場所が理想的です。
シレネ ガリカは乾燥気味の環境を好むので、ジメジメした環境ではうまく育ちません。
水やり
鉢植えは用土が乾いたらタップと水を与えます。
地植えでは降雨に任せますが、乾燥してしおれるようなら水やりします。
肥料
鉢植えは、春と秋に緩効性化成肥料を置き肥します。
地植えでは肥料は不要です。
植え付け
春と秋が適期です。
鉢植えの場合は、市販の草花用培養土で問題なく育ちます。
地植えの場合は、掘り上げた土に腐葉土や堆肥、緩効性化成肥料を混ぜ込みます。
土壌が酸性に傾いているようなら、苦土石灰を混ぜ込んで10日ほど寝かせてから植え付けます。
手入れ
花は花茎の下から上へと次々に咲いていきます。
先端の花まで咲き終わったら、花茎の根元で切り取ります。
種を採取したいときは、採取後に切り戻します。

5月下旬の庭 後ろのグラスはスティパ・エンジェルヘアー
夏越し
高温多湿が苦手なので、暖地以外でも夏越しが難しいことが多いです。
分枝が良く茂った株になるので、夏に蒸れて枯れることがあるかもしれません。
無理に夏越しさせようとせず、一年草として扱う方が楽かと思います。
夏を越せなくてもこぼれ種が良く発芽します。
種をとっておいて、種まきで増やすこともできます。
冬越し
寒さには強いので、対策は不要です。
病害虫
特にはみられません。
増やし方
種まきで増やせます。
適期は9月中旬から10月です。
こぼれ種でも良く増えます。

5月下旬 次々と花が咲いて賑やかになってきた
シレネ ガリカは庭では脇役的な存在ですが、花がとても可愛いらしく丈夫で育てやすいのが魅力です。
切り花にしてもなかなか良い感じですよ♪
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