オンファロデス・スターリーアイズの育て方

オンファロデス・スターリーアイズのブルーの花

 オンファロデス・スターリーアイズの基本情報

学名 Omphalodes cappadocica ‘Starry Eyes’ 
科名 ムラサキ科
属名 ルリソウ属
分類 耐寒性多年草
原産地 トルコ

 オンファロデス・スターリーアイズの特徴

オンファロデスのブルーの花

ブルーの花弁に白い縁取りが可愛い

オンファロデス・スターリーアイズは、春になると、こんもりと茂る葉の間から花茎を立ち上げ、ブルーの小花を咲かせます。花弁には白い縁取りがあり、星のような可愛らしい印象を与えます。黄緑色の葉とのコントラストも魅力的です。

寒さに強い耐寒性多年草ですが、夏の高温多湿と極端な乾燥は苦手です。そのため地植えよりも鉢植えで栽培するのをおすすめします。

オンファロデス・スターリーアイズの流通量は少なく、店頭で見かけることはあまりありません。ネット通販で買うのがおすすめです。

▼おぎはら植物園さんで取り扱っています。

開花時期 3月〜5月
花色 ブルー
草丈 10〜20cm
葉張り 15〜25cm
耐寒性 強い(マイナス10度前後まで耐える)
耐暑性 普通(暖地では夏は風通し、水はけよく)
日照 半日陰

 オンファロデス・スターリーアイズの育て方

オンファロデスの花

栽培環境

半日陰の風通しの良い環境を好みます。用土は水捌けの良いものを使いましょう。

地植えより鉢植えが育てやすいのでおすすめです。

水やり

極端な乾燥や過湿は苦手です。

鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりをします。

肥料

3月から4月の成長期に、10日に1回程度、規定量に薄めた液体肥料を施します。また10月ごろには置き肥を与えます。

植え付け・植え替え

適期は秋か早春になります。水はけの良い用土に植え付けましょう。

オンファロデス・スターリーアイズの花

3年目の株

手入れ

咲き終わった花茎は根元で切り取ります。枯れ葉は取り除き、株元が蒸れないようにしておきましょう。

夏越し

半日陰の風通しの良い場所で管理しましょう。

冬越し

寒さには強いですが、地域によっては葉を落とします。鉢植えは乾燥気味に管理しましょう。(水やりは必要です)

病害虫

暖かい時期にアブラムシがつくことがあります。見つけ次第駆除しましょう。

オンファロデス・スターリーアイズのブルーの花

増やし方

一般的に園芸品種として流通しているスターリーアイズは、種ができにくい、またはできたとしても親株と同じような特徴(特に青地に白い縁取りの花色)を受け継ぎにくい傾向があります。そのため、株分けで増やすのがおすすめです。

株分け

適期:9月~10月頃に行います。

 

  1. 株を丁寧に掘り上げます。
  2. 根を傷つけないように注意しながら、手やハサミで2~3株に分けます。
  3. それぞれを新しい場所に植え付けます。

 

*株分けは、スターリーアイズの特徴である青地に白い縁取りの花色を確実に引き継ぐことができる増やし方です。分けた株は、根がしっかりと活着するまで乾燥させないように管理しましょう。

種まき

適期:9月~10月頃に行います。

 

  1. 採取した種を用意します。
  2. 200穴のセルトレーに種まき用の土を入れ、種をまきます。
  3. 種が隠れる程度に薄く土をかぶせ、水を与えます。
  4. 発芽するまでは乾燥させないよう管理します。
  5. 本葉が数枚になったら、ポットか鉢に定植します。

*種で増やすと、花色が淡い紫色になることが多いです。

まとめ

オンファロデスの花

  • 寒さに強い耐寒性多年草
  • ブルーの花弁に白い縁取りの可憐な小花を咲かせる
  • 開花時期は春
  • 栽培は鉢植えがおすすめ
  • 半日陰の水はけの良い環境を好む
  • 高温多湿と極端な乾燥は苦手
  • 種はできにくく、種まきしても親株と同じ花が咲くとは限らない
  • 増やすなら株分けがおすすめ

▼一年草のオンファロデスはこちらで紹介しています。

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