オキザリス・トリアングラリスの育て方

オキザリス・トリアングラリス

オキザリス・トリアングラリスは濃い紫色の葉が美しい宿根草。

初夏から秋にかけて、白〜薄ピンクの花を咲かせます。

雑草のカタバミの仲間で育てやすい植物です。

この記事ではオキザリス・トリアングラリスの特徴や育て方を紹介します。

オキザリス・トリアングラリスの基本情報

オキザリス・トリアングラリス

カタバミ科カタバミ属

落葉性球根

 

原産国  南アメリカ

学名   Oxalis triangularis

別名   紫の舞 カラス葉オキザリス 三角葉オキザリス

花期   6〜10月

草丈   10〜30cm

耐寒性  強い(落葉して越冬)

耐暑性  普通

日照   日向〜半日陰

オキザリス・トリアングラリスとは?

オキザリス・トライアングラリス

9月の庭 明るい半日陰で花を咲かせている

濃い紫色をしたユニークな形の葉に、白〜薄いピンクの花を咲かせます。

葉と花は細い茎で地面から立ち上がり、ふんわりした草姿をしています。

個性的な葉色は、花壇のアクセントに使ったり、小道の脇に植えるのにおすすめです。

雑草のカタバミの仲間で、育てやすく自然分球でよく増えます。(地植えの場合は増え過ぎに注意)

あまり見かけませんが、緑葉の品種もあります。

冬は地上部を枯らして休眠する宿根草です。

オキザリス・トリアングラリスの育て方

オキザリス・トリアングラリス

白い斑入り葉のミスカンサス と

栽培環境

日向〜半日陰の水はけの良い環境を好みます。

夏の日差しで葉の色が黄味がかってしまうので、地植えは半日陰で育てるのがおすすめです。

鉢植えは日向で育てて、夏は半日陰に移動します。

水やり

乾燥には強く、極端に乾燥させなければ枯れることはありません。

鉢植えは土が乾いたらたっぷり水やりします。

地植えは降雨に任せますが、雨が降らない日が続き乾燥して萎れるようなら水やりします。

休眠期の水やりは不要です。

肥料

特には必要ありません。肥料がなくても育ちます。

成長期に置き肥や液体肥料を与えると、花つきが良くなり球根が増えます。

オキザリス・トリアングラリス

植え付け・植え替え

3〜4月が適期です。

植え付け

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土で問題なく育ちます。

地植えの場合は、掘り上げた土に腐葉土を混ぜ込み、水はけの良い環境を作ります。

植え替え

自然分球で増えて2〜3年すると芽が混み合い生育が衰えるので、休眠期(冬)に株分けの要領で植え替えます。

手入れ

特にありません。

葉が傷んだり葉の色が悪くなったりしたら、株元から切り戻してリセットすると綺麗な葉がまた生えてきます。

オキザリス・トリアングラリス

夏越し

夏の強い日差しで葉の色が汚くなるので、鉢植えは半日陰に移動します。

冬越し

冬の間は地上部を枯らして休眠します。
葉や花茎は株元で切り戻してしまいましょう。

休眠中は乾燥していても構いません。

病害虫

病気

梅雨時にさび病にかかることがあります。

さび病にかかると葉の裏に黄土色のカビが発生します。

薬剤を撒いて病気の部分を取り除きます。
薬剤を使いたくないなら切り戻してしまえば、また芽吹いてきます。

害虫

乾燥する時期にハダニがつくことがあります。

薬剤を使って駆除します。
薬剤を使いたくないなら切り戻してしまえば、また芽吹いてきます。

増やし方

自然分球でとてもよく増えます。

休眠期の地上部がない時期に掘り上げて、株分けの要領で植え替えて増やします。

こぼれ種で芽を出すこともあります。

我が家では、こぼれ種でもよく増えています。

*とにかくよく増えます。地植えの場合、増えすぎて困るようなら球根ごと取り除いてください。

オキザリス・トリアングラリス

10月の我が家の庭から

まとめ

  • 濃い紫色の葉が美しいカラーリーフ プランツ
  • 初夏から秋にかけて白〜薄ピンクの花を咲かせる
  • 雑草のカタバミの仲間なので性質は丈夫
  • 花や葉が傷んだり、汚くなったりしたら切り戻してリセットできる
  • 丈夫なので初心者にもおすすめ
  • 自然分球とこぼれ種でよく増える

最後までご覧いただきありがとうございました。

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