ブルーレースフラワー(ディディスカス)の特徴や育て方|上手に育てるコツは?

ブルーレースフラワーの花(ディディスカス)

ブルーレースフラワーは、オーストラリア西部の乾燥地帯が原産の一年草。

ごく小さな花が集まって5cmほどの半手毬状に花を咲かせ、ふんわりとした優しい花姿が人気です。花色は淡いピンクや白もあり、切り花でもよく流通しています。

ブルーレースフラワーは日当たりと水はけの良い場所を好み、この環境以外ではうまく育ちません。植え付け時には根を崩さないことも上手に育てるポイントです。

今回はブルーレースフラワーの特徴や育て方をご紹介します。

ブルーレースフラワーの基本情報

ディディスカス・ブルーレースフラワーの花

6月の庭から

ウコギ科 トラキメネ属

一年草

 

原産地   オーストラリア

学名    Trachymene caerulea

別名    ディディスカス

花色    ブルー、淡いピンク、ホワイト

花期    5〜6月(冷涼地では7〜9月)

草丈    60〜90cm

葉張り   30cm程度

耐寒性   やや弱い(最低気温0度まで)

耐暑性   弱い

日照    日向

ブルーレースフラワーの特徴

ブルーレースフラワーの花

ごく小さな花が集まって5cmほどの半手毬状になります。

葉や茎はうっすらと毛に覆われ、枝はよく分枝して次々と花を咲かせます。

ブルーレースフラワーという名前ですが、花色は淡いピンクや白もあります。

多湿に弱く、梅雨以降は枯れやすくなります。冷涼地では乾燥気味に育てればば秋まで花が咲きます。

切り花として周年流通しています。

*レースフラワーという名前で流通するものにホワイトレースフラワーやブラックレースフラワーがありますが、これらは別属の花になります。

ブルーレースフラワーの育て方

初夏の庭でさくブルーレースフラワー

6月の庭から

栽培環境

日当たりと水はけの良い場所を好みます。

多湿に弱く、常に湿り気があるような場所では根腐れしてうまく育ちません。

地植えにするなら少し高植えにします。レイズドベッドのような土が乾きやすい場所なら理想的です。

水やり

とにかく多湿が苦手です。

鉢植えは用土が乾いてからたっぷりと水やりします。

地植えの場合はほとんど水やりの必要はありません。

ディディスカス・ブルーレースフラワー

植え付け・植え替え

植え付け

適期は春です。

寒さに弱いので霜の恐れが無くなってから植え付けます。

移植を嫌うので、植え付け時には根鉢を崩さないように慎重に扱ってください。

用土は水はけの良さが重要で、市販の草花用培養土か山野草の土を使います。

酸性土壌を嫌うので、地植えの場合はあらかじめ苦土石灰か有機石灰で土壌を中和しておきます。

植え替え

移植を嫌うので、一度植え付けたものを植え替えるのは避けます。

肥料

植え付け時の元肥だけで十分です。

多肥にすると根腐れしやすくなります。

手入れ

草丈が伸びるにつれて倒れやすくなるので早めに支柱を立てます。

咲き終わった花がらは切り取ります。

夏越し

多湿に弱く、梅雨以降はだんだんと枯れていきます。

冷涼地以外では夏越しは難しいです。

冬越し

寒さには0度くらいまでしか耐えられないので、暖地でしか冬越しできません。

ディディスカス・ブルーレースフラワーの花

6月の庭から

病害虫

新芽にアブラムシがつくことがあります。見つけしだい駆除してください。

増やし方

種まきで増やします。

発芽適温は20度くらいで、暖地では秋まき(9月下旬〜10月中旬)、寒冷地では春まき(3月中旬〜4月中旬)が育てやすいです。

移植を嫌うのでポットに種まきして、植え付け時には根を傷めないように慎重に植え替えます。

上手に育てるコツ

①日当たりと水はけの良い場所で育てる

②植え付け時には根鉢を崩さない

③追肥は不要

最後までご覧いただきありがとうございました。

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