セイロンライティアは、光沢のある濃緑の葉に純白の花が映える、東南アジア原産の常緑低木です。花期が長く、春から秋にかけて何度も繰り返し咲くその姿は、まさに庭のアクセントにぴったりです。
耐暑性・耐陰性ともに優れ、初心者でも育てやすいのが魅力です。地植えや鉢植えにも向き、狭いスペースにもおすすめの常緑低木です。
この記事では、セイロンライティアの特徴や育て方をご紹介します。
もくじ
🌿 セイロンライティアの特徴

| 学名 | Wrightia antidysenterica |
| 分類 | キョウチクトウ科・ライティア属/常緑低木 |
| 原産地 | スリランカ(セイロン)、インドなど熱帯アジア |
| 花色 | 純白 |
| 開花時期 | 初夏〜秋(6月〜11月) |
| 香り | ほとんどない |
| 樹高 | 0.5〜1.5m程度 |
| 耐寒性 | 弱い |
| 耐暑性 | 強い |
| 日照 | 日向〜半日陰(夏は半日陰〜明るい日陰) |
🔸 清楚な白い花を次々と咲かせる、美しい熱帯性花木です。
🔸 咲き終わった花は勝手に散るので、花がら摘みの必要がなく、手がかかりません。
🔸 耐暑性があり、夏の間も元気に咲き続けます。
キョウチクトウ科の植物は、有毒物質を含むと言われています。口に入れることの無いように注意が必要です。また、肌が敏感な方は、樹液でかぶれることもあるので、手袋をして作業しましょう。樹液に触れてしまったときはすぐに手を洗いましょう。
🌱セイロンライティアの 育て方

純白のセイロンライティアの花
🔆 日当たり・置き場所
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日なた〜半日陰を好みますが、なるべく日光に当てた方が花つき良好。
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乾燥を苦手とするので、真夏は直射日光が当たる場所よりも半日陰や明るい日陰がおすすめ。
🪴 土と鉢
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水はけ、水持ちが良く、保肥力のある土 (市販の草花用培養土で問題なく育つ)。
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鉢はひと回り大きめで深さがあるものが理想的。
💧 水やり
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乾燥に弱いので、表土が乾いたらたっぷりと。
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夏場は朝と夕方の2回チェックを。冬は控えめに。
🌸 肥料
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春〜秋にかけて月1回の置き肥、または週1回程度の液体肥料を与える。
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肥料切れすると葉の色や花つきが悪くなりやすい。
植え付け・植え替え
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適期は4月から6月と、9月から10月。
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鉢植えは、2年に1度は植え替える。
✂️ 剪定
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樹形を整えたい場合は春に軽く刈り込む。
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株は自然に枝分かれするが、切り戻すとさらに枝分かれし花芽が増える。
🌿夏越し・冬越し
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暑さに強いが、夏は半日陰から明るい日陰が理想的。
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寒さに弱いので、冬は室内の明るい場所で管理する。
🐛 病害虫
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高温で乾燥した環境では、ハダニがが発生することがある。水やりの際は葉の裏にも水をかけると予防効果あり。
🌱増やし方
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挿し木で増やせる。適期は6月。
🌟 セイロンライティアを育てる際のポイント

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自然と分枝するが、春に枝先を切り戻すと枝数が増え花がたくさん咲く。
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乾燥には弱いので、夏の水切れに注意。
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冬越しは10℃以上を目安に保温。室内の日当たりの良い窓辺に取り込む。
🌿我が家での栽培記録

我が家では、この植物を庭の花壇に地植えしています。
場所は敷地南側の花壇で、ジューンベリーの足元から西へ1メートルほど離れたところです。昼の2時間ほど木陰になりますが、葉が密でないため明るい半日陰です。
6月の初めに植え付けてからは順調に生長し、枝数も増えてたくさんの花を咲かせてくれています。今年は日照りが続き、気温も連日35℃を超える暑さですが、葉焼けすることもなく元気に育っています。(雨が全く降らないので、毎日水やりしています。)
濃い緑の葉に真っ白な花がとても涼しげで美しいので、もう2株ほど追加しようと考えています。
*我が家は耐寒性ゾーン地図では8bの地域に属します。冬の最低気温はマイナス7℃程度なので、セイロンライティアは屋外では冬を越せません。室内に取り込む余裕はないため、毎年春に新しい株を購入しています。
▼暑さに強い花の一覧はこちら
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