ペルシカリア・ブラックフィールドは、夏から秋にかけて鮮やかな赤い花を穂状に咲かせる多年草。
花は、雑草のタデを大きく派手にした感じで、とても可愛いです。
性質は丈夫で育てやすく、初心者にもおすすめです。
今回はペルシカリア・ブラックフィールドの特徴と育て方をご紹介します。
もくじ
ペルシカリア・ブラックフィールドの基本情報
分類 | 耐寒性多年草 |
科 | タデ科 |
属 | イヌタデ属 |
原産地 | ヒマラヤ |
学名 | Persicaria amplexicaulis ‘Blackfield’ |
花色 | 濃い赤 |
花期 | 夏〜秋 |
草丈 | 80cm前後 |
葉張り | 50〜80cm |
耐寒性 | 強い(−20度前後) |
耐暑性 | 強い |
日照 | 日向 |
ペルシカリア・ブラックフィールドの特徴
夏にスッと伸びた茎の先に、鮮やかな赤い花を穂状に咲かせます。
花の色は濃いのですが、花穂が細長いのでうるさい印象にはなりません。
草姿は自然と株立ちになり、大株になるので地植え向きの植物です。
自然な雰囲気の庭に良く似合います。
暑さ寒さに強く、育てやすい多年草です。
ペルシカリア・ブラックフィールドの育て方
栽培環境
日当たりが良く、水はけと水持ちの良い場所を好みます。
適度に湿り気がある場所が最適で、乾燥する場所では水切れして草姿が乱れやすくなります。
西日が当たる場所でも育ちますが、水切れしやすくなります。
大きな株になるので地植え向きです。
水やり
地植えの場合は、根付いてしまえば水やりの必要はありません。
ただし、乾燥は苦手なので、夏場に晴天が続くと水やりが必要になります。
肥料
肥料は、よほど生育が悪い時以外は不要です。
植え付け・植え替え
ペルシカリア・ブラックフィールドは、地植え向きの植物です。
掘り上げた庭土に、腐葉土とバーミキュライト(2割ほど)を混ぜ込んで、水はけと水持ちの良い環境を作って植え付けましょう。
植え付けは、真夏と真冬を除けばいつでも可能です。
植え替えは、春は3月から4月頃、秋は地上部が枯れる頃に行います。
手入れ
咲き終わった花がらは、次の花芽の上で摘み取り、枯れ葉は取り除きます。
切り戻しは好みで行いますが、初夏に一度切り戻すとコンパクトな草姿で花を咲かせます。
切り戻さずに育てると、花の頃には草丈が高くなって倒れやすくなります。水切れもしやすくなります。
*暖地では8月下旬までなら、切り戻しても再び花を咲かせてくれます。
夏越し
暑さには強いので、特別な対策はいりません。
水切れすると倒れて草姿が乱れるので、乾燥させすぎないように気をつけましょう。
冬越し
冬は葉を落として越冬するので、地上部が枯れたら地際で刈り取っておきましょう。
病害虫
ハダニが発生することがあります。
見つけ次第駆除してください。
増やし方
株分けで増やせます。
株分けの適期は春と秋になります。
まとめ
- 夏から秋に鮮やかな赤い花を穂状に咲かせる
- 日当たりの良い、適度に湿り気のある環境を好む
- 性質はとても丈夫で暑さ寒さに強い
- 野趣あふれる草姿は自然な雰囲気の庭に合う
ペルシカリアの栽培記録
12月下旬、水はけの良い日向に、落葉した状態の苗を植え付けました。
この場所は西日が当たり、とても乾燥します。そのため、夏の間は1日2回(朝と夕方)水やりしていました。
⬇️2月下旬に芽が動き出したのを見つけたときは嬉しかったですね。
⬇️そこからの成長はゆ〜っくりで、6月初旬になっても写真のような状態・・・
6月下旬になってやっと茎が伸び始めて、花が咲き始めたのは8月に入ってからでした。
変化がなさすぎて、途中の写真を撮り忘れてしまいました。
⬇️8月下旬の様子
細長い花穂が個性的で可愛いです。葉は大きくてがっしりしています。
ペルシカリア・ブラックフィールドは園芸店やホームセンターでは見かけません。私は『おぎはら植物園』で購入しました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
この記事が少しでもお役に立てると嬉しいです。