サルビア・アズレアは晩夏から秋にかけて花を咲かせる多年草。澄んだ空色の花が穂状に咲く姿がとても美しく目を惹きます。
ただし、枝が細くよく伸びるので、放任で育てると花が咲く頃には倒れてしまいます。綺麗な草姿でたくさんの花を咲かせるには剪定が欠かせません。
今回はサルビア・アズレアの特徴や育て方、剪定の方法や時期もご紹介します。
もくじ
サルビア・アズレアの基本情報
シソ科 アキギリ属
耐寒性多年草(冬季落葉種)
原産地 北アメリカ
学名 Salvia azurea
別名 ブルーセージ、プレーリーセージ
花色 空色
花期 9月〜11月
草丈 80cm〜150cm
耐寒性 強い(−15℃〜−25℃)
耐暑性 強い
日照 日向
サルビア・アズレアの特徴
晩夏から秋にかけて澄んだ空色の花を咲かせる宿根サルビアです。細い葉と茎は青みがかった緑色をしています。
草丈が高くなるサルビアで、成長すると1.5mほどになり倒れやすいので、剪定は欠かせません。春から夏にかけて数回剪定すると枝数も増え姿よく咲いてくれます。
暑さ寒さに強く病害虫もほとんど見られずとても丈夫です。2年目以降は大株になります。
自然な雰囲気が魅力で、ナチュラルガーデンにぴったりです。
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サルビア・アズレアの育て方
栽培環境
日当たりと水はけ、風通しの良い場所を好みます。
乾燥にも強く、西日が当たる場所でも育ちます。
大株になるので、鉢植えより地植えがおすすめです。ある程度広い場所に植えましょう。
水やり
乾燥気味を好み、多湿は苦手です。
鉢植えの場合は、用土が乾いたらたっぷりと水やりします。
地植えの場合は、根付いてからは降雨に任せます。
肥料
あまり肥料を必要としません。
多肥にすると更に草丈が高くなって倒れやすくなります。
植え付け・植え替え
植え付け適期は春と秋。
水はけの良い土が適しています。
鉢植えの場合は、市販の草花用培養土かハーブの土で問題なく育ちます。
地植えの場合は、掘り上げた土に腐葉土を混ぜ込み、さらに元肥として少量の緩効性化成肥料を施しておきます。
手入れ
茎が細く倒れやすいので、剪定は欠かせません。
春から夏にかけて2〜3回剪定すると、枝数が増えて姿良く沢山の花を咲かせます。
最初の剪定は草丈が30cmくらいになった頃で、地際から15cmくらいで切り戻します。
最後の剪定は8月中旬。この時期に剪定しても秋に花は咲くので心配いりません。
毎回、短く切ってね。
剪定すると枝数が増え、お互いを支え合い、草丈も抑えられるので倒れにくくなります。
下の写真は10月3日の庭のアズレア。最後の剪定は8月20日で、地際から20cmで剪定しています。
夏越し
暑さには強いので特別な対策は不要です。
冬越し
冬になって枯れたら地際で切り戻しておきます。
寒さには強いので特別な対策は不要です。春になるとまた芽吹きます。
*気温が下がってくると葉の色が紫がかってきますが、生理現象なので心配いりません。
病害虫
特には見られません。
増やし方
挿し木や株分けで増やせます。
挿し木の適期は5〜6月か9〜10月です。
株分けの適期は3〜5月か、秋の花が終わってすぐになります。
まとめ
- 空色の花が美しい多年草タイプのサルビア
- 晩夏〜秋にかけて花を咲かせる
- 日当たりと水はけの良い環境を好む
- 放任で育てると草丈が 1.5m以上になり草姿も乱れる
- 綺麗な草姿で花を咲かせるには剪定が欠かせない
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