コバルトセージは、夏の終わりから秋にかけてコバルトブルーの美しい小花を咲かせる宿根草。
風にそよぐ細い茎と小花が涼しげです。
細い茎がよく伸びるので、放任で育てると開花の頃には草丈が高くなり倒れやすくなります。
草丈を抑えて花をたくさん咲かせるには、春から夏にかけて数回切り戻すのがコツです。
この記事では、コバルトセージの特徴や育て方を紹介します。
もくじ
コバルトセージの基本情報

9月下旬の庭から
シソ科 サルビア属
耐寒性多年草 (冬季落葉種)
学名 Salvia reptans
別名 サルビアレプタンス
開花期 晩夏〜秋
花色 コバルトブルー
草丈 1m前後(剪定で低く抑えることができます)
耐寒性 強い(−20℃)
耐暑性 強い
日照 日向(西日にも耐えます)
コバルトセージの特徴

咲き始めの花色
夏の終わりから秋にかけて、コバルトブルーの美しい小花を咲かせる宿根草のサルビア。
花は咲き始めはブルーで、季節が進んで気温が下がると濃いコバルトブルーに変わっていきます。
茎も葉も細く繊細な雰囲気で、どんな植物とも良く調和します。
茎がよく伸びるので、そのままだと伸びすぎて倒れやすくなります。
夏までに2〜3回切り戻して枝数を増やしておくと、草姿良く花もたくさん咲きます。
耐寒性・耐暑性が強く、病害虫もほとんど見られず、植えっぱなしで毎年よく咲きます。
冬は葉を落として越冬します。
初心者にも育てやすい宿根草です。
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コバルトセージの育て方

9月下旬の庭から
栽培環境
日当たりと水はけの良い環境を好みます。
西日にも耐えます。
草丈が高くなるので鉢植えより地植え向きです。
水やり
多湿は苦手です。
鉢植えの場合は、用土が乾いたらたっぷりと水やりします。
地植えの場合は降雨に任せます。
夏に乾燥して水切れするようなら水やりします。
肥料
肥料はあまり必要としません。
生育が悪い時のみ、春か秋に緩効性化成肥料を少量与えます。
*肥料が多いと、草丈が伸びて倒れやすいうえに花が少なくなるので、肥料は控えめがコツです。

9月中旬 咲き始めは優しいブルー
植え付け
春と秋が適期です。
鉢植えは市販の草花用培養土やハーブの培養土で問題なく育ちます。
地植えの場合は、用土に腐葉土や堆肥を混ぜ込んで、水はけの良い環境を作って植え付けます。
植え替え
春と秋が適期です。
鉢植えの場合は根詰まりするようなら植え替えます。
地植えの場合は植え替えは不要です。
大株になったものを増やしたい時は、春か秋に株分けして植え替えます。

10月初旬のコバルトセージ
剪定
コバルトセージはよく伸びるので、放任しておくと1mを超えて開花の頃には倒れやすくなります。
夏までに2〜3回切り戻しておきましょう。
6月から8月初旬にかけて2〜3回短めに切り戻すと、脇芽が出て枝数が増え、たくさんの花が咲きます。
草丈も抑えられるので、開花の時期に倒れることもありません。
*何株か植えて切り戻す時期をずらせば、開花期がずれて長い間花を楽しむことができます。

6月と8月に切り戻して草丈は80cm
夏越し
真夏の蒸れと水切れには注意します。
暑さには強いので特別な対策は不要です。
冬越し
冬は葉を落とすので地際で切り戻しておきます。
寒さにはとても強いので対策は不要です。

10月の庭から
病害虫
ほとんど見られません。
増やし方
株分け、挿し木で増やせます。
環境が合えば、こぼれ種でも少し増えます。
株分けの適期は春と秋、挿し木の適期は5〜6月です。
▼同じ時期に咲くおすすめの宿根サルビア
まとめ
- 晩夏から秋にかけてコバルトブルーの小花を咲かせる宿根草のサルビア
- 日向〜やや半日陰の水はけの良い土壌を好む
- 暑さ寒さに強く、植えっぱなしで毎年よく咲く
- 姿良くたくさん花を咲かせるには切り戻しがポイント
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