エゴポディウム・バリエガータはセリ科の耐寒性多年草。
明るいグリーンにクリーム色の斑が入った爽やかなカラーリーフプランツです。
明るい半日陰を好み、強い直射日光に当たると葉焼けをおこすので、シェードガーデンの寄せ植えやグランドカバー、樹木の下草に最適です。暗くなりがちな日陰に植えると、明るい雰囲気を演出し奥行きも出ます。
今回はエゴポディウム・バリエガータ の特徴や育て方をご紹介します。
もくじ
エゴポディウム・バリエガータ の基本情報
シソ科 エゴポディウム属
耐寒性/多年草 冬期落葉種
原産地 ヨーロッパ
学名 Aegopodium podagraria ‘variegata’
別名 斑入りイワミツバ アエゴポディウム
花色 白
花期 5月〜7月
草丈 30cm前後
耐寒性 強い(マイナス10度)
耐暑性 普通
日照 明るい半日陰
エゴポディウム・バリエガータ の特徴
明るい斑入り葉が美しい
明るいグリーンにクリーム色の斑が爽やかな耐寒性多年草。冬は地上部を枯らして越冬します。
春の芽吹きの葉は斑が入らない緑葉ですが、成長するにつれて班入り葉になります。
初夏に花を咲かせる
初夏にホワイトレースフラワーに似た白花を咲かせます。花上がりは良いほうではないので、斑入り葉を楽しむものだと思ったほうが良いです。実際、我が家でも毎年花が咲くわけではありません。
シェードガーデンにおすすめ
湿った環境を好み、強い日差しが苦手なので、シェードガーデンの寄せ植えやハンギングバスケット、グランドカバーや樹木の下草に最適です。斑入り葉は日陰を明るくしてくれ、奥行きも出て日陰のスペースが広くなったように感じます。
逆に、乾燥と夏の直射日光は苦手で、日向の環境では夏は葉がなくなることがあります。
強健でよく増える
性質は強健で、地下茎でよく増え、どんどん広がります。
乾燥と強い日差し以外には弱点がなく、環境が合えば広範囲に広がっていくので注意が必要なほどです。
葉が汚くなったり草姿が乱れた時は、地際で刈り込めば何度でもリセットできます。病気や害虫もほとんど見られません。
乾燥と夏の日差しさえ気をつければ、放っておいても育ちます。
エゴポディウム・バリエガータの育て方
栽培環境
明るい半日陰で乾燥しない場所が最適です。
夏の暑さや乾燥で株が弱り、強い日差しに当たると葉焼けを起こすので、夏は日陰になるところで育てましょう。
水やり
乾燥は苦手です。乾燥すると生育が止まって葉色が悪くなります。
鉢植えの場合は、用土の表面が乾いてきたらたっぷりと水やりしましょう。
地植えの場合は、降雨に任せますが乾燥する時は水やりしましょう。
*エゴポディウムは湿った環境に強いので、水やりに迷った時は水やりして大丈夫です。
肥料
肥料はほぼ不要です。
植え付け・植え替え
適期は春と秋です。
鉢植えの場合は、市販の草花用培養土で問題なく育ちます。
地植えの場合は、掘り上げた土に腐葉土、堆肥をすき込んで水はけと水持ちの良い環境を作りましょう。
手入れ
花が終わったら花茎を切り取ります。
葉が伸びすぎたり、日差しで焼けて茶色くなった場合は地際で刈り取ります。エゴポディウムは芽吹きがとても良い植物です。乾燥させないように管理していると、また芽吹いてきます。
夏越し
夏の強い日差しで葉が焼けて汚くなります。
夏は直射日光が当たらない場所で育てましょう。
鉢植えは日陰に移動して水切れさせないよう注意しましょう。地植えは乾くようなら水やりしましょう。
冬越し
寒さには強いので特別な対策はいりません。
冬は葉を全て落として越冬し、春になるとまた芽吹きます。春の芽吹きの葉は緑葉ですが、成長するにつれ斑入り葉になります。
鉢植えは極端に乾かさないように時々水やりしましょう。地植えは水やり不要です。
病害虫
ほとんど見られません。
増やし方
株分けで増やせます。適期は春と秋です。
掘り上げた株を手で割って植え付けます。
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まとめ
- 明るい斑入り葉が美しい
- 初夏にレースフラワーのような白い花を咲かせる
- 花上がりはあまり良くない
- シェードガーデンに最適
- 性質は強健で地下茎でよく増える
- 乾燥と強い日差しに気をつければ育てるのは簡単
- 初心者にもおすすめ
最後までご覧いただきありがとうございました。
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