クローバーといえば、ひと昔前までは緑葉に白い花のシロツメクサのみで、雑草のような存在でした。
しかし、最近は品種改良されて色々な園芸品種があります。
葉の色が、赤や紫、黒などや、複色や覆輪、はっきりした模様が入るものもあります。
花も白だけでなく、ピンクや濃いピンクを咲かせる品種もあります。
種類が豊富で迷ってしまいますよね〜
クローバーは丈夫で、誰でも育てることができる植物です!
寄せ植え、ハンギング、グランドカバーなどに取り入れて楽しみましょう♪
クローバーの基本情報
マメ科 トリフォリウム属
耐寒性/常緑多年草
原産地 オーストラリアを除くほぼ世界中
花色 白 ピンク 濃いピンク
花期 4月〜6月
草丈 15cm〜20cm
耐寒性 強
耐暑性 中
日照 日向〜半日陰
クローバーの特徴
這うように横へ横へと広がる
這うように横へ横へと成長し、広がっていきます。
生育旺盛で成長が早いです。
寄せ植え、ハンギング、グラウンドカバーに最適ですよ。
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花期には、ボール状の花を咲かせる
4月〜6月ごろに、立ち上げた花茎の先にボール状の可愛い花を咲かせます。
花色は品種によって、白、ピンク、濃いピンクなどがあります。
葉の色が豊富
葉の色は、緑、赤、紫、黒など豊富です。
複色のものや、覆輪の入るものなど、模様のはっきりした品種も多いです。
葉の枚数は3枚だけではなく、4枚、5枚のものもあります。
性質が丈夫
とにかく性質は丈夫で、枯れることが稀と言えるほど!
たとえ枯れたと思っても、忘れた頃に復活したりするのでびっくりすることがあります。
こぼれ種で増えることもあります。
初心者でも育てるのは簡単ですので、ぜひ育ててみてください。
クローバーの育て方
写真AC
栽培環境
日向〜半日陰で、水はけの良い土壌を好みます。
日向の方が、葉色は鮮やかになります。
西日の当たる場所でも生育します。
強い日差しで葉が焼けたり、葉の色が薄くなったりしますが、生育には問題ありません。
傷んだ葉は地際で切り戻してリセットすればまた芽吹いてきます。
乾燥気味を好み、多湿は苦手です。
痩せ地でも育ちます。
梅雨に入る頃に切り戻しておくと、株が蒸れるのを防げます。
水やり
鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと水やりしてください。
地植えの場合は、降雨に任せます。
冬場はやや乾燥気味に管理するのが良いです。
肥料
地植えの場合は肥料は不要です。
鉢植えの場合もほぼ不要ですが、生育が悪いようなら春と秋に液肥を与えます。
多肥にすると徒長するので、肥料は控え目に!

3月の庭 クローバー・ティント・ブロンズ
植え付け・植え替え
真夏と真冬を避ければいつでも可能です。
植え付け
鉢植えの場合は、市販の草花用培養土で育てます。
地植えの場合は、水はけが悪いようなら、掘り上げた土に腐葉土を混ぜて水はけの良い環境を作ります。
水はけさえ良ければ痩せ地でも育ちます!
植え替え
生育が旺盛で根詰まりしやすいので、鉢植えは一年に一度はひと回り大きな鉢に植え替えるか、株分けしてください。
地植えの場合は、植え替え不要です。
手入れ
特には不要ですが、花が咲き終わった後や、葉が汚くなったりした場合は地際で切り戻します。
蒸れて葉が少なくなってしまった時は、地際で切り戻して少し土をかぶせ、化成肥料を置き肥しておきます。
しばらくすると芽吹いてきます。

5月の庭 クローバー・ティント・ナイト
夏越し
鉢植えの場合は、半日陰に移動して葉が焼けるのを防ぎます。
地植えの場合は、梅雨に入る頃に切り戻しておくと、夏に蒸れるのを防ぐことができます。
冬越し
寒さに強いので対策は不要です。
霜で葉が傷むことがありますが、傷んだ葉は春に切り戻してください。
鉢植えは軒先に移動しておくと、葉の傷みがいくらか防げます。
病害虫
アブラムシやハダニがつくことがあります。
見つけ次第駆除してください。
増やし方
春と秋に株分けで増やせます。
株分けは、掘り上げた株を手で割って植え付けます。
この時、花は摘んでおきます。伸びすぎた茎があれば切り戻します。
根が伸びている茎があったら、それを使う方法もあります。

伸びた茎の節から出た根
写真のように根が出た茎があったら、株から切り離して根の部分が土に埋まるように植え付けます。何本かまとめて植え付けると、早くボリュームが出ます。
こぼれ種で増えることもあります。
私の庭では、こぼれ種も発芽しています。
写真は敷地の外にこぼれ種で育ったクローバーです。
敷地と道路の間でちょっとだけ土がある場所です。
完全な敷地外で、通りすがりの車のタイヤによく踏まれています。
まとめ
- クローバーは、葉色が豊富
- 春にはボール状の花を咲かせる
- 花色は品種によって白、ピンク、濃いピンクがある
- 這うように広がるのでグランドカバーにも最適
- 丈夫で初心者にも育てやすい
いかがでしたか?
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
この記事が少しでもお役に立てると嬉しいです♪