アロニア・メラノカルパは落葉低木。秋に黒い実をつけるのでチョコベリーとも呼ばれています。
春に可愛い白い花を咲かせ、実がなり、紅葉が綺麗で周年楽しめる丈夫で育てやすい低木です。黒い実は栄養価が豊富で、近年スーパーフードとしても注目を浴びています。
今回はアロニア・メラノカルパ(チョコベリー)の特徴や育て方、実の栄養価などをご紹介します。
もくじ
アロニア・メラノカルパ(チョコベリー)の基本情報
バラ科 ナナカマド属
耐寒性低木 落葉樹
原産地 北アメリカ
学名 Aronia melanocarpa
別名 チョコベリー、チョークベリー、西洋カマツカ
花色 白
花期 4月〜5月
樹高 1〜2m
耐寒性 強
耐暑性 強
日照 日向〜半日陰
アロニア・メラノカルパ(チョコベリー)の特徴
*アロニアは大きく分けて2種類あり、赤い実をつけるのが「アロニア・アルブティフォリア」、黒い実をつけるのが「アロニア・メラノカルパ」でチョコベリーと呼ばれています。
花が可愛い
春に白い小花を房状に咲かせます。
蕾はうっすらとピンクがかっていて、開花するとピンク色のシベがとても可愛いです。
実が栄養豊富
9〜11月に熟す黒い実にはポリフェノール・ビタミンC・カロテン・食物繊維・アントシアニンなどが豊富に含まれています。
特にポリフェノールとアントシアニンはブルーベリーの2倍の含有量で、近年スーパーフードとして注目を集めています。
生食もできますが、渋味と酸味が強いので生食には適さずジャムやジュースに加工されることが多いです。
アロニア・メラノカルパは自家結実性があるので一本でも実がなります。
紅葉が美しい
秋には紅葉し、寒冷地では葉が鮮やかな赤になりとても美しいです。
丈夫で育てやすい
日向〜半日陰まで育ち、耐寒性・耐暑性に優れていて、丈夫で育てやすい低木です。
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アロニア・メラノカルパ(チョコベリー)の育て方
栽培環境
日向〜半日陰の風通しの良い場所が適しています。
乾燥に弱いので、水はけと水持ちの良い土で育てましょう。
*西日が当たる場所は乾燥しやすいので、できれば避けたほうが無難です。
水やり
鉢植えの場合は、用土が乾いたらたっぷりと水やりします。
地植えの場合は、降雨に任せますが、乾燥には弱いので日照りが続いて乾くようなら水やりします。
肥料
痩せ地でも育ちますが、必要に応じて春か秋に緩効性化成肥料を与えます。
植え付け
落葉期の12月〜2月が適期です。
鉢植えの場合は、市販の草花用培養土で植え付けます。
地植えの場合は、株の2〜3倍の穴を掘り、掘り上げた用土に腐葉土とピートモスを混ぜ込み、水はけと水持ちの良い環境を作ります。
*ポット苗は真夏以外は植え付け可能です。
植え替え
落葉期の12月〜2月が適期です。
剪定
剪定の適期は12月〜2月です。
アロニアは自然と樹形が整います。剪定は混み合った枝だけを間引く程度にしましょう。
夏越し
夏はアロニアの成長期です。
鉢植えは水切れさせないように、地植えは乾かしすぎないように水やりに注意しましょう。
冬越し
耐寒性が強いので特に対策はありませんが、鉢植えの水やりは控えめにします。
病害虫
特にはみられません。
増やし方
挿し木で増やせます。適期は5〜6月です。
我が家のアロニア・メラノカルパ
我が家のアロニア・メラノカルパは小さな苗木を植え付けてから4年目で、樹高は1mほどになっています。
植え付け場所は西日が当たり乾燥するので、夏以降は調子が悪く、紅葉を見れずに葉が落ちることもあります。
もっと元気に育って欲しいので、この冬水もちが良いように土壌改良をしようと思っています。
アロニア・メラノカルパは緑の葉が綺麗で、春の蕾や花、初夏から秋の黒い実、秋の紅葉と一年中いろいろな姿が楽しめます。大きくなっても2m程度なので小さな庭にもおすすめですよ。
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