アスター・レディインブラックはブロンズリーフの宿根アスター。
晩夏から秋にかけて小さな花を無数に咲かせます。
野趣溢れる姿は自然風な庭によく似合い、丈夫で育てやすい植物です。
今回はアスター・レディインブラックの特徴や育て方を紹介します。
もくじ
アスター・レディインブラックの基本情報
キク科 アスター属
耐寒性多年草(冬季落葉種)
原産地 北アメリカ
学名 Aster Lateriflorus‘Lady in Black’
別名 カルコスター、スターヘッドアスター
花色 白花(花芯がピンク)
花期 晩夏〜秋(8月下旬〜11月)
草丈 80〜100cm
耐寒性 強い(−20度前後)
耐暑性 強い
日照 日向
アスター・レディインブラックの特徴
アスター・レディーインブラックは黒みがかった葉に個性的な白い小花を咲かせる宿根アスター。
晩夏から秋にかけて、1cmくらいの小花を株を覆うほど無数に咲かせます。
花は白い花弁に花芯はピンク色の個性的な花姿で、咲き進むとピンク色の花芯がさらに目立ってきます。
葉は芽吹きの頃は黒みがかり、気温が上がると緑色に変化します。秋に気温が下がってくると再び黒みがかり、とてもシックな雰囲気です。
暑さ寒さに強く丈夫で育てやすい宿根草なので、初心者にもおすすめです。
穂の綺麗なグラスと相性が良いですよ。
アスター・レディインブラックの育て方
栽培環境
日当たりと水はけの良い場所で、やや乾燥気味の環境を好みます。さらに夏場は風通しが良いと理想的です。
ひと株でボリュームのある株になるので、ある程度広いスペースで育てましょう。
水やり
やや乾燥気味に管理します。多湿は苦手なので水の与えすぎには注意しましょう。
鉢植えの場合は、用土が乾いたらたっぷりと水やりします。
地植えの場合は、根付いてしまえば降雨に任せます。夏にしおれるほど乾燥するようなときは水やりします。
肥料
あまり肥料を必要としません。
鉢植えは春と秋に緩効性化成肥料を控えめに置き肥します。
地植えでは肥料は不要です。
植え付け
4〜6月が適期です。
鉢植えの場合は、市販の草花用培養土で問題なく育ちます。
地植えの場合は、用土に腐葉土をすき込んで水はけの良い環境を作りましょう。ひと株でボリュームのある株になるので、ある程度広いスペースで育てましょう。
植え替え
適期は2〜3月の芽出しの直前です。
アスターは生育がよく根詰まりしやすい植物なので、鉢植えは毎年ひとまわり大きな鉢に植え替えるか、株分けしましょう。
地植えは3年に一度くらいの頻度で掘り上げ、株分けして植え替えましょう。
手入れ
ひと通り花が終わった茎は切り取ります。
6月ごろに1/3〜1/2の草丈で切り戻しておくと枝数が増え草姿が整い、草丈を低めに抑えることができます。
夏越し
暑さに強いので特別な対策は不要です。
冬越し
花後に茎が枯れたら、地際で刈り取ります。寒さに強いので特別な対策は不要です。
*寒冷地では鉢植えは軒下に移動し、地植えは株元を腐葉土かバークで覆い凍結対策すると安心です。
病害虫
うどん粉病
うどんこ病は、葉や茎に小麦粉のような白い粉がふりかけられたような姿になってしまう病気です。春から秋(夏期高温時を除く)にかけて発生しやすく、特に風通しの悪いところなどでは多発します。
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さび病
さび病は10月から11月に茎や葉に赤茶色のさびのような斑点が多数つきます。枯れることはありませんが、生育が衰え、見た目が汚くなって、花上がりも悪くなります。さび病にかかったら感染した茎や葉を取り除き処分します。
アブラムシ
暖かい時期にアブラムシが発生することがあります。見つけしだい駆除しましょう。
▼繰り返し何度でも使える『ベニカナチュラルスプレー』がおすすめです。
増やし方
株分けと挿し木で増やせます。
株分けの適期は2〜3月、挿し木の適期は5〜6月です。
まとめ
- 初夏から秋にかけて無数の小花を咲かせる宿根草
- 黒みがかった葉が珍しい
- 白い花弁にピンクの花芯の小花が個性的
- 日向を好み、乾燥に強く、西日が当たる場所でも元気
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