セントーレア‘ヤケア’は初夏から秋にピンク色の繊細な花を咲かせる多年草。
セントーレアの中では比較的丈夫で育てやすい品種です。
花茎がよく分枝してのびやかな姿になるので自然風な庭によく似合います。
今回はセントーレア‘ヤケア’の育て方を紹介します。
もくじ
セントーレア・ヤケアの基本情報
キク科 ヤグルマギク属
耐寒性多年草 (冬季落葉種)
学名 Centaurea jacea
花色 ピンク
花期 6〜9月
草丈 70〜80cm
耐寒性 強い
耐暑性 強い(多湿は苦手)
日照 日向〜半日陰
セントーレア・ヤケアの特徴

8月の庭から
‘ヤケア’はセントーレアの中では夏の暑さに比較的強い丈夫な品種です。
初夏から秋まで咲かせる花はピンク色で花弁が細く、全体的に優しい雰囲気です。
普段は葉が低く茂っていますが、初夏になると花茎を立ち上げ分枝しながら花を咲かせます。のびやかな草姿が魅力なので地植え向きの植物といえます。
我が家では昼前から夕方まで日光が当たる花壇に植えています。
西日も当たりますが元気に育っています。
▼セントーレアの他の品種はこちらの記事から
セントーレア・ヤケアの育て方
栽培環境
日当たりと水はけ、風通しの良い乾燥気味の環境を好みます。
のびやかな草姿が魅力のなので鉢植えより地植向きです。
水やり
乾燥気味に育てます。
鉢植えの場合は、用土が乾いたらたっぷりと水やりします。
地植えの場合は、根付いてしまえばほぼ不要です。夏に晴天が続いてしおれるほど乾燥するときは朝か夕方に水やりします。
肥料
植え付け時に元肥を施したら、その後の肥料は不要です。

つぼみは色が濃い
植え付け・植え替え
3〜4月と10~11月が適期です。
用土は水はけの良いものを使いましょう。
鉢植えの場合は、市販の草花用培養土にパーライトを1割ほど混ぜておきましょう。
地植えの場合は、掘り上げた土に腐葉土とパーライト、さらに少量の緩効性化成肥料を混ぜ込みます。
*セントーレアは強酸性の土壌を嫌います。庭土が強酸性の場合は、植え付けの10日から2週間前に苦土石灰を混ぜ込み中和しておきましょう。
手入れ
咲き終わった花がらは次のつぼみの上で摘み取ります。
一個一個切るのは面倒なので、
いくつか花が咲き終わってから花茎を切り取っても良いですよ。
株元の枯れ葉は取り除き、風通し良くしておきましょう。

8月の庭から
夏越し
‘ヤケア’はセントーレアの中では比較的暑さに強い品種ですが、多湿はやや苦手なので風通し良く育てましょう。
乾燥気味の環境を好むので、水の与え過ぎにも注意してください。
*日中しおれていても夕方に回復するようなら水やりは不要です。
冬越し
寒さには強いので特別な対策は不要です。
寒冷地では、株元を腐葉土やバークでマルチングして防寒対策しておきましょう。
病害虫
ほとんど見られません。
増やし方
株分けと挿し木で増やせます。
株分けの適期は9月下旬から11月です。
挿し木の適期は5月〜6月です。
この投稿をInstagramで見る
まとめ
- 初夏から秋にピンク色の花を咲かせる多年草
- セントーレアの中では丈夫で育てやすい
- のびやかな草姿は地植え向き
- 日当たりと水はけ、風通しの良い乾燥気味の環境を好む
最後までご覧いただきありがとうございました。
この記事が少しでもお役に立てると嬉しいです。