バーベリス という低木をご存知でしょうか?
バーベリス はメギの名前でも流通する落葉低木です。
美しい葉色で人気のバーベリス ですが、その中でも特に紅葉が美しい品種が「オレンジロケット」です。
今回はバーベリス の特徴や育て方、そして「オレンジロケット」の魅力をご紹介します。
もくじ
バーベリス (メギ)の基本情報
科名 | メギ科 |
属名 | メギ属 |
分類 | 耐寒性/落葉低木 |
原産地 | 日本 |
学名 | Berberis |
別名 | コトリトマラズ |
開花期 | 4〜5月 |
花色 | 黄色 |
樹高 | 1〜2m |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
日照 | 日向〜半日陰 |
バーベリス (メギ)の特徴
四季を通じて葉色が楽しめる
芽吹きから初夏、秋、紅葉と葉の色が変化するものが多く、四季を通じて鑑賞価値がとても高いです。
剪定に強く様々な形にできる
よく芽吹くので周年剪定が可能で、生垣やトピアリーにも利用できます。
樹高は剪定で30cmくらいに抑えることもできます。
剪定せずに自然樹形を楽しむのもおすすめです。
*枝には鋭いトゲがあるので気をつけてください。
春に花が咲き、秋には実がなる
春には黄色い花が咲いて、秋には赤い実がなります。
主な品種
色々な品種がありますが、どの品種も葉色が美しく、紅葉も美しいです。
代表的なものには次の3品種があります。
オーレア・・・黄金の葉
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ローズグロー・・・深い銅葉で、新枝にピンクの斑が入る
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アトロプルプレア・・・赤紫の葉
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バーベリス(メギ)の育て方
栽培環境
バーベリス(メギ)は、日当たりと水はけの良い環境を好みます。
半日陰でも育ちますが、日向の方が葉色が美しく紅葉も鮮やかになります。
性質は強健で西日にも耐えます。
枝に鋭いトゲがあるので、植え付ける場所には注意してください。
水やり
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりをします。
地植えの場合は、降る雨だけで大丈夫です。
肥料
バーベリス(メギ)は、肥料はほとんど必要ありません。
生育に問題があるようなときのみ、緩効性化成肥料を与えます。
植え付け 植え替え
3月〜4月か10月〜11月が適期です。
鉢植えの場合は、市販の草花用培養土に植え付けます。
地植えの場合は、掘り上げた土に腐葉土、完熟堆肥を混ぜ込んで水はけの良い環境を作って植え付けます。
手入れ
バーベリス(メギ)は、剪定は年中できますが、花後に剪定すると秋に実がつかなくなってしまいます。落葉期に剪定すると、春に花が咲かなくなってしまいます。
花も実も楽しみたいなら、剪定は不要な枝を株元から切りとる程度にしておきます。
自然樹形で育てるのがオススメですが、刈り込んで生垣やトピアリーにもできます。
*剪定の際には鋭いトゲに気をつけてくださいね。
夏越し・冬越し
バーベリス(メギ)は、暑さ寒さに強いので夏越し・梅雨越しの対策はいりません。
病害虫
バーベリス(メギ)に病害虫はほとんど見られません。
増やし方
バーベリス(メギ)は、6月〜7月に挿し木で増やせます。
その年に伸びて堅くなった枝を、長さ10cmほどで切ります。 30分ほど水にさして水あげをし、挿し木用土を入れた鉢や箱に挿し木をします。 その後、たっぷりと水やりをして、乾かさないよう日陰に置いて管理し、秋に鉢上げします。
おすすめ品種‘オレンジロケット’の魅力
蒜山高原にある『ハーブガーデン・ハービル』でひと目惚れして、我が家にお迎えした‘オレンジロケット’です。植え付けから2年で樹高1mになりました。
よく見かける品種の‘ローズグロー’や‘オーレア’より葉が丸く、ひと回り大きく、質感が優しい品種です。
5月ごろのオレンジロケットは、オレンジっぽい葉色をしていましたが、気温が上がるにつれて葉色が変化して、秋には濃い赤紫色になりました。
そして晩秋の紅葉。こんなに美しく紅葉する植物は多くはありません。本当に惚れ惚れします。
12月初旬の現在、少しずつ落葉してはいますが、まだまだ美しい葉色で楽しませてくれています。
バーベリス を植えている方は多いと思いますが、品種の違うものを何本か植えるのもおすすめです。
この記事を読んで、‘オレンジロケット’を育ててみようかなっ?て思ってもらえると嬉しいです。
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