セロシア(ノゲイトウ)の特徴や育て方|夏花壇・秋花壇におすすめの一年草

ノゲイトウの花

セロシア(ノゲイトウ)はヒユ科ケイトウ属の一年草。ケイトウの一種で、高温と乾燥に強く、真夏の炎天下でも咲き続ける丈夫な植物です。

日本の暑い夏の救世主のような存在で、育てやすく、初心者にもおすすめです。

今回はセロシア(ノゲイトウ)の特徴や育て方をご紹介します。

セロシア(ノゲイトウ)の基本情報

セロシアの花

10月の庭から

分類 一年草
ヒユ科
ケイトウ属(セロシア属)
原産地 熱帯アジア、アフリカ、アメリカ
学名 Celosia argentea
別名 セロシア
和名 ノゲイトウ(野鶏頭)
花色 ピンク、赤紫、アンティークカラー
花期 7〜11月
草丈 15〜150cm
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
日照 日向

 

セロシア(ノゲイトウ)の特徴

ピンク色のセロシアの花

10月の庭から セロシア・サマーラベンダーの花

セロシア(ノゲイトウ)はケイトウの一種で、高温や乾燥に強く、丈夫で育てやすい一年草です。野生的でかわいらしい雰囲気を持ち、ナチュラルガーデンにもよく映えます。

花はロウソクの炎のように細長く、ピンクや赤紫、アンティークカラーなどの美しい色合いが特徴です。7月から11月にかけて咲き続け、真夏の強い日差しにも耐える力強さがあります。

ただし、寒さには弱く、冬になると枯れてしまいます。

また、セロシアの花は水分が少なく、枝ごと切り取って逆さに吊るすだけで簡単にドライフラワーにできます。特に花が咲き始めの頃に加工すると、色あせにくく、美しい色を長く楽しめます。

セロシア(ノゲイトウ)の育て方

ノゲイトウの花

10月の庭から サマーラベンダーの花

栽培環境

日当たりと水はけの良い環境を好みます。

過湿は苦手なので風通しの良い環境で育てましょう。

連作障害が出ることがあるので、何年も同じ場所で栽培するのは避けた方が無難です。

水やり

乾燥に強い反面、過湿には弱いため水のやりすぎには注意が必要です。

鉢植えの場合は、土が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりしましょう。

地植えの場合は、根付いた後はほぼ自然に降る雨に任せますが、日照りが続き葉や花が萎れるようなときは水やりをしましょう。植え付け直後は根が張っておらず、乾燥しやすいので水切れに注意してください。

セロシアの寄せ植え

セロシアの寄せ植え

肥料

セロシアは肥料をあまり必要としません。

鉢植えの場合は、生育が悪いと感じるときのみ、規定量に薄めた液体肥料を与えるか、緩効性化成肥料を置き肥します。

地植えの場合は、植え付け時に元肥を施したら、その後の肥料はいりません。

用土

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土で問題なく育ちます。

地植えの場合は、庭土に腐葉土や堆肥を混ぜ込み、さらに元肥として緩効性肥料を施してから植え付けます。

花壇の中のセロシア

9月の庭から セロシア・アジアンガーデン

植え付け・植え替え

植え付け

5月〜9月が植え付け適期です。

セロシアは直根性なので根が傷むと生育が悪くなります。植え付ける際は根鉢を崩さずに植え付けましょう。

植え替え

セロシアは直根性なので植え替えを嫌います。

鉢植えは根鉢を崩さなければ植え替えも可能ですが、地植えで根が張ったものは植え替えない方が無難です。根を傷めると生育不良を起こして枯れてしまいます。

手入れ

色褪せた花は摘み取ります。

夏越し

セロシアは暑さには強いので特別な夏越し対策はいりません。

冬越し

セロシアは寒さに弱い一年草なので冬には枯れます。

病害虫

セロシアには病気はほとんど見られません。

害虫はアブラムシが発生することがあります。見つけ次第駆除しましょう。

増やし方

セロシアは種まきで増やせます。

種まきの適期は5月〜6月中旬、発芽適温は25〜30℃です。

移植を嫌う植物なので、花壇や鉢に直まきするか、ポットにまきます。

環境が合えば、こぼれ種でもよく増えます。

まとめ

ピンク色のセロシアの花

  • ヒユ科の非耐寒性一年草
  • 真夏の炎天下でも咲き続ける丈夫な植物
  • ロウソクの炎のような細長い花を咲かせる
  • 花色はピンク、赤紫、アンティークカラーなど
  • 花期は7月から11月頃
  • 簡単にドライフラワーになる
  • 日当たりと水はけ、風通しの良い環境を好む
  • 直根性なので植え付けの際は根鉢を崩さないこと
  • 環境が合えばこぼれ種でよく増える

最後までご覧いただきありがとうございました。

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