え、もう手遅れ?パンジー・ビオラの春の切り戻し、最終リミットはいつ?

満開のビオラ

4月にはいって気温が上がり、徒長してきたパンジーやビオラ。
「もう少し長く楽しみたいから、切り戻そうかな?」と思っている方もいるかもしれません。しかし、残念ながら、この時期からの切り戻しは、かえって花を楽しめる期間を短くしてしまう可能性があります。パンジーやビオラの春の切り戻しに適した時期は過ぎてしまったのです。

パンジーやビオラを切り戻すなら、最終リミットは3月中旬です。

伸びたビオラ

徒長したビオラ

パンジーやビオラの生育適温は15度程度。20度を超えると徒長し始め、株が弱ってきます。地域や条件にもよりますが、植え付けから一度も切り戻しを行わずに花を咲かせ続けた場合、綺麗な姿を楽しめるのは4月中旬頃まででしょう。
*徒長(とちょう)とは、植物の茎や枝が過度に伸びて、ひょろひょろと細長く成長する現象のこと。

4月中旬以降に切り戻しを行うと、次に花が咲き始めるのはゴールデンウィーク明け。一般的にパンジーやビオラの花期は5月中旬頃までですから、花を楽しめる期間はわずか10日間ほどになってしまいます。

ですから、今シーズンは株を弱らせずに少しでも長く楽しめるよう、こまめに花がらを摘み、定期的に液体肥料を与えて管理しましょう。

満開のビオラ

徒長気味のビオラ 4月にはいったらこまめに花がらをつみ、液肥を与えましょう。

春にパンジーやビオラを切り戻す場合の、最後のチャンスは3月中旬です。

この時期に、株の半分から3分の1程度まで切り戻しましょう。

参考までに、昨年4月に入ってから切り戻しを行った記録がありますので、ご紹介します。
*これは例外的で、通常は3月中旬までの切り戻しが推奨されます。

ビオラ・つぶらなたぬきアズキ

4月3日のビオラ

こちらは4月3日の写真です。この時は、綺麗な草姿でたくさんの花を咲かせていました。

徒長したビオラ

4月8日

その後、気温が高い日が続いたため徒長し、5日後にはボサボサになってしまいました。花色もぼやけて、なんだか可愛くありません。

切り戻したビオラ

4月8日

このままでは見苦しいので、思い切って切り戻しました。

ビオラの寄せ植え

4月24日

2週間後には花が咲き始めました。蕾もたくさんついています。このあと5月中旬まで綺麗に花を咲かせてくれました。もっと早く切り戻していれば、もう少し寿命が伸びたかもしれませんね。

*徒長したパンジーやビオラはクタッとなるほど水切れさせると、水やりしても元の姿に戻らなくなります。水切れには気をつけてくださいね。

 

ホームセンターを覗いたら、カリブラコアやサフィニア、ラベンダー、紫陽花などが入荷していました。そろそろ初夏や夏の花のことも考えておきたいですね!

最後までご覧いただきありがとうございました。

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