ラークスパーは千鳥草の名前でも流通するキンポウゲ科の一年草。
春から初夏にかけて、白やピンク、紫などの花を咲かせます。
草丈は80〜100cmで切り花としても人気があり、花束やアレンジにもよく使われます。
今回はラークスパー(千鳥草)の特徴や育て方をご紹介します。
もくじ
ラークスパー(千鳥草)の基本情報
キンポウゲ科 ヒエンソウ属
耐寒性一年草
原産地 ヨーロッパ〜西アジア
学名 consolida ajacis
別名 千鳥草、ヒエンソウ
花期 5〜7月
花色 白、ピンク、薄紫、紫
草丈 80〜100cm
耐寒性 強い
耐暑性 弱い
日照 日向
ラークスパー(千鳥草)の特徴
![群生したチドリソウ](https://hanawarau.com/wp-content/uploads/2023/04/220612-delphinium-consolida.jpeg)
6月 熊山英国庭園にて
ラークスパーはキンポウゲ科の耐寒性一年草。
春から初夏にかけて穂状に花を咲かせます。
花色は白やピンク、薄紫、紫などで、一重咲きの他に八重咲き品種もあります。
葉は細かく切れ込みが入り、柔らかい印象です。
![ラークスパーの葉](https://hanawarau.com/wp-content/uploads/2023/04/230416-consolida.jpeg)
4月の庭から
草丈は80cmから100cmで、切り花としても人気があります。
株は横には広がらないので何本かまとめて植えるのがオススメ。
よく似た花にデルフィニュームがありますが、デルフィニュームの葉は手のひらのような形なので見分けが付きます。
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ラークスパー(千鳥草)の育て方
![白い花を咲かせる千鳥草](https://hanawarau.com/wp-content/uploads/2023/04/230601-delphinium-consolida-2.jpeg)
白花の千鳥草 6月の庭から
栽培環境
日当たりと水はけの良い環境を好み、酸性土壌を嫌います。
草丈が大きくなるので、鉢植えより地植え向きの植物です。
連作に弱いので、同じ場所で続けて育てるのは避けましょう。
水やり
鉢植えの場合は、用土が乾いたらたっぷりと水やりします。
地植えの場合は、ほぼ降雨のみで大丈夫です。
肥料
花が咲き始めたら緩効性化成肥料を置き肥します。
![花壇の背景に千鳥草](https://hanawarau.com/wp-content/uploads/2023/04/230601-3-delphinium-consolida.jpeg)
6月の庭から
植え付け
植え付け適期は3月〜4月初旬ですが、移植に弱いので苗ではあまり出回りません。
ラークスパーは直根性なので、根鉢をほぐさずに植え付けましょう。
酸性土壌を嫌うので植え付け場所には有機石灰と腐葉土、少量の緩効性化成肥料を施してよく耕しておきます。
株は横に広がらないので、一本ではなく何本か植えて群生させるのがオススメ。株間15cmくらいで密に植えると良いです。
手入れ
咲き終わった花茎は切り取ります。
茎が細く草丈が高くなるので、花が咲く頃には倒れやすくなります。
雨が降ると、濡れた花の重みで折れてしまうことがあるので、梅雨に入る前には支柱をします。
![薄紫の千鳥草](https://hanawarau.com/wp-content/uploads/2023/04/230601-delphinium-consolida.jpeg)
6月の庭から
夏越し
暑さに弱いので、夏には枯れます。
冬越し
霜が降りる地域では、不織布で保護するなどの防寒が必要です。
暖地以外では、春に種をまくか苗を購入して植え付けるのがオススメです。
病害虫
目立った害虫は見られませんが、立ち枯れ病が発生しやすい植物です。
過湿や連作で発生しやすいので、水のやり過ぎに気をつけて、毎年違う場所で育てましょう。
増やし方
種まきで増やせます。
種まきの適期は10月から11月。発芽適温は15℃前後です。
移植に弱いので、ポリポットにまくか花壇に直まきします。
寒冷地では4月から5月に種を蒔きます。
*環境が合えばこぼれ種でも増えます。
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まとめ
- 秋に種をまいて、春から初夏に花が咲く一年草
- 花の色は白、ピンク、薄紫、紫など
- 草丈は80〜100cmで切花に使える
- 地植えで群生させると魅力が生きる
- 日当たりと水はけの良い環境を好む
- 移植に弱いので苗の流通は少ない
- 種まき、こぼれ種でも増える
最後までご覧いただきありがとうございました。
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