庭で目障りなエアコンの室外機。
どうにかしたいってずっと思っていましたが、市販の室外機カバーにはおしゃれな物がない・・
そこでDIY初心者の私が、エアコン室外機カバーの製作に挑戦!
今回は機能的でおしゃれな室外機カバーの作り方を紹介します。
もくじ
室外機カバーのメリット・デメリット
せっかくガーデニング を頑張っているのに、エアコンの室外機が雰囲気を台無しにしてしまう。
この室外機をなんとかして隠したい・・・ずっとそう思っていました。
でもこんな情報もよく耳にしますよね。
室外機カバーは付けない方が良い。エアコンの効率が落ちるし、最悪の場合は故障の原因にもなる。
確かに周りを囲ってしまうと悪影響がありそうですよね。
でも、本当のところはどうなんでしょう?
そこで、まずエアコンの仕組みについて調べてみました。するとエアコンにとって室外機カバーには、メリットとデメリットがあることがわかりました。
メリット
室外機が直射日光にさらされる場所にある場合、本体の温度が高温になり、余分な電力を消費してしまうことがある。
室外機カバーをつけることで、直射日光を遮り、室外機の働きを助けることができる。
デメリット
室外機の吸い込み口や吹き出し口を塞ぐと、熱風がうまく外に逃げず、熱が室外機周辺に溜まってしまう。
その結果、冷却効果が弱まったり余分な電気代がかかる。最悪の場合は故障の原因にもなる。
理想的な室外機カバーは?
つまり、理想的な室外機カバーは、本体を直射日光から守りつつ、吸い込み口や吹き出し口を塞がない構造、ということになります。
これをふまえて設計すれば良いということです。
DIYに挑戦
しかし、DIYは全く経験がない私・・・
途方に暮れていた時に、本屋でこの本に出会いました。
この本におしゃれな室外機カバーの作り方が載っていました。
しかも理想的な室外機カバーの条件を満たしていて、設計図、必要な材料のサイズまで載っています。
急にやる気が出てきて、翌日にはホームセンターで材料を購入。
木材は全てカットしてもらったので、あとは塗装して組み立てるだけ!
そして、完成したのがこちら♪
外寸は本と同じサイズで作り、前面の窓の大きさだけ室外機に合うように変更しました。
排気口の部分はネットで、両サイドと裏側はオープンになっているので熱がこもりません。
エアコンを運転してみると、排気口からはしっかりと風が出ていて何の問題もなさそうです。
機能性バッチリ!
室外機カバーの作り方
この室外機カバーの作りかたを簡単に紹介します。
材料
木材 天板・・・1×4材
脚、枠、窓・・角材
前面・・・杉板
塗料 キシラデコール 屋外用(114番ワイス)
ビス スリムビス(ステンレス)
(長さ30㎜、55㎜、65㎜の3種類)
アミ ビニール亀甲金網(白)
あると便利な工具
使って良かった・・と思った工具が、インパクトドライバーとコーナークランプです。
インパクトドライバー
インパクトドライバーとは電動工具の一種で、ネジを締めたり穴が開けられる工具。
DIYはこれがないと始まらない!と言っても良いと思います。
ただし、インパクトドライバーはパワーのある工具なので、取り扱いには注意してくださいね。
手袋をすると巻き込まれて怪我をすることがあるので、素手で使う方が良いそうです。
コーナークランプ
コーナークランプは材料同士を直角に固定する工具。
これを使うと正確に組み立てられるし、効率も上がります。
これは初心者には必須かもしれません。
ビス留めさえまともにできない私。これがなかったら、どんなことになっていたか・・・
コーナークランプがあると2つの材料を直角でしっかり固定できるからビス留めが楽に出来ます。
ケチって2つしか買いませんでしたが、4つあったらもっと便利だったと思います。
木材の塗装
木材はホームセンターであらかじめ寸法どうりにカットしてもらいました。
汚れても良いようにシートを敷いて、できれば屋外で塗装するのがおすすめです。
室外機カバーは屋外で使うものなので、耐久性を考えて2度塗りします。
今回塗装したのは2月の下旬で、この冬で一番寒い時期でした。
毎日のように雪がちらつき、気温が低いという最悪の条件だったため、1回の塗装が乾くまでに丸2日以上かかりました。
2度塗りしたので、塗装が完全に乾くには1週間かかってしまいました。
組み立て
①前面の枠を組み立てる。
②組み立てた枠に裏から杉板をビスで留める。
③窓枠を組み立て、裏からネットを貼る。
(タッカーで止めましたが、ビスでもオーケー)
▼ネットはこれを使いました。扱いやすい硬さとサイズで1000円ほどでした。
④ ②で組み立てた枠の表に、③の窓枠をビスで留める。
⑤後ろ側の枠を作る。
⑥ ⑤の枠に側面の角材をビスで留める。
⑦ ④の前面と⑥をビスで留める。
⑧天板をビスで留める。
組み立て終了!
この後、ビスを留めた箇所や気になるところを塗装して完成です。
初心者の私は組み立てるのに半日かかりました。
立体を理解するのが苦手で、何度も手が止まったせいですね^^; ビス留めの失敗も何度もあったし。
でも、完成した時の嬉しかったこと!DIYって楽しいです♪
DIYの感想
初めてのDIYで気づいたことをまとめてみました。
- 木材はホームセンターでカットしてもらうとDIYのハードルが下がる。
- 始める前に必要な材料は揃えておく。(特にビス)
- 冬は塗装が乾きにくい。(時間が倍以上かかった)
- 塗料は缶の底をしっかりかき混ぜてから使う。(混ぜ方が不十分だと顔料が缶の底に沈んだままになって薄い色に仕上がる)
- ハケには油性塗料用と水性塗料用があるので塗料にあったハケを使う。
- 便利な工具は使うべし。
- 電動工具はパワーがあるので扱いに注意。
- 初心者は下穴を開けておいた方がビスを打ちやすい。
最後までご覧いただきありがとうございました。
この室外機カバーが気に入ったら、ぜひ挑戦してみてください♪
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