フェンネルの育て方|ディルとの違いは?

フェンネルの花

フェンネルは、古代ギリシャ・ローマ時代から、葉・花・茎・種子が食用や薬用に利用されてきたハーブ植物。

繊細な葉がサラダやスープに使われているのをよく見かけますよね。

実はフェンネルは、初夏から咲く黄色い小花が可愛らしく、花壇に取り入れると自然な雰囲気を演出してくれるんです。

特に銅葉のブロンズフェンネルは庭のアクセントになります。

今回は、食用だけでなく観賞用にもおすすめのハーブ、フェンネルを紹介します。

フェンネルの基本情報

セリ科 ウイキョウ属

耐寒性多年草

 

原産地  南ヨーロッパ

学名   Foeniculum vulgare

別名   ウイキョウ

花色   黄色

花期   6月中旬〜8月

草丈   100〜200cm

耐寒性  普通

耐暑性  強い

日照   日向

フェンネルの特徴

フェンネルの花

我が家では9月中旬になっても花を咲かせています

フェンネルは、糸状に細かく裂けたふわふわの葉に、小さな黄色の小花を長期間咲かせます。

成長すると1m以上になる大型の植物で、暑さ寒さに強く育てやすい多年草です。

全体に甘い独特な香りを持ち、古代ギリシャ・ローマ時代から、葉・花・茎・種子が食用や薬用に利用されてきました。

日本では平安時代からウイキョウとして、漢方薬に使われていたそうです。

フェンネルの品種

次の3つの品種があります。

①スイートフェンネル

スウィートフェンフェルの葉

フェンネルの基本種で黄緑色の葉をしています。

香りが強く、主に葉と種子、花が食用や薬用に利用されます。

②フローレンスフェンネル

フローレンスフェンネル

株元が肥大する変種で、肥大した部分は生でサラダに、煮込んでスープなどに利用されます。

葉、花、種子も食用に利用されます。

フローレンスフェンネル は一年草で、草丈は1m未満とややコンパクトです。

③ブロンズフェンネル

ブロンズフェンネルの葉

1月のブロンズフェンネル

ブロンズフェンネルは銅葉の園芸品種で、食用の他、観賞用に利用されます。

赤黒い茎や葉は存在感があり、庭に取り入れると良いアクセントになります。

他の品種に比べて耐寒性がやや強いです。

フェンネルの利用法

<葉>

葉の収穫期は4月〜11月で、生でサラダの風味づけや煮込み料理に使われます。

魚と相性が良いので、魚のハーブとも呼ばれています。
フェンネルが魚料理の生臭さや脂っこさを消してくれます。

*草丈20cm以上になったら、若い葉の先端が利用できます。

<種子>

種子の収穫期は7月〜10月で、薬味・ハーブティー・菓子に利用されます。

<花>

花はサラダに利用されます。

フェンネルの育て方

スイートフェンネルの葉

栽培環境

日当たりと水はけ、風通しの良い、肥沃な環境を好みます。

日当たりの悪い場所だと、徒長して弱々しい株になり、花もあまり咲きません。

成長すると1m〜2mになるので地植え向きです。

鉢植えで収穫用に栽培する場合は、野菜のプランターのような深めの鉢に植え付けます。

水やり

鉢植えの場合は、表土が乾いたらたっぷりと水やりします。

地植えの場合は、根付いてしまえば水やりの必要ありませんが、夏に晴天が続く時は水やりしてください。

高温乾燥は苦手です。乾かしすぎないように気をつけましょう。

冬は乾燥気味に管理します。

肥料

フェンネルは肥沃な土を好みます。

地植えの場合は、植え付け前に肥料を施せば、その後の肥料はほぼ不要です。

鉢植えでは、春と秋に緩効性化成肥料を置き肥します。

花壇の背景にブロンズフェンネル

花壇の背景になっているブロンズフェンネルの葉と黄色い小花

植え付け

4〜5月か9〜10月が適期です。

地植えの場合は、植え付け1週間くらい前に、堆肥と有機肥料、苦土石灰を施して深く耕しておきます。

鉢植えの場合は、市販のハーブの土や野菜の土で問題なく育ちます。

フェンネルは直根性で、植え替えを嫌うので、根鉢を崩さないように優しく扱ってください。

手入れ

背丈が高くなるので、70cmくらいになったら支柱を立てましょう。

葉を食用する時は、柔らかいうちに収穫します。

収穫を兼ねて花茎を切り取ると、再び若い葉が茂り、長い間収穫できます。

ブロンズフェンネル とセミの抜け殻

7月の庭 ブロンズフェンネルとセミの抜け殻

夏越し

台風に備えて支柱をしましょう。

高温乾燥は苦手なので、乾かしすぎないように注意しましょう。

冬越し

温暖な地域では、地上部は矮性化して残ります。

寒地では地上部は枯れます。

冬の鉢植えは、乾燥気味に管理します。

病害虫

夏〜秋にカメムシやアゲハ蝶の幼虫がつくことがあります。

見つけ次第捕殺してください。

増やし方 

ブロンズフェンネルのこぼれだね

1月 発芽したブロンズフェンネルのこぼれ種

種まきで増やせます。

適期は3〜5月と9〜10月です。

植え替えを嫌うので、地植えの場合は育てたい場所に直まきします。

ポットに種まきした場合は、植え付け時に根鉢を崩さないように、優しく植え付けてください。

環境が合えば、こぼれ種で良く増えます。

フェンネルとディルの違い

フェンネルによく似たハーブにディルがあります。

どちらもセリ科のハーブで、花も葉もとてもよく似ています。

違いを表にまとめたので、参考にしてください。

  フェンネル ディル
形態 多年草 一年草
草丈 1〜2m 60cm〜1m
開花期 6月中旬〜8月 5月〜7月
香り 甘味のあるすっきりとした香り すっきりとした香り
用途 魚料理・サラダ・ハーブティー・菓子 魚料理・ピクルス・マリネ・パン・ソーセージ

*フェンネルとディルは交雑しやすいので、自宅で栽培する時は近くに植えないように!

まとめ

花壇のブロンズフェンネル

右上の黄色い小花がブロンズフェンネル

  • セリ科のハーブで繊細な葉と黄色い花が特徴
  • 日当たりと水はけ、風通しの良い肥沃な環境を好む
  • 葉・花・茎・種子が食用に利用される
  • 銅葉品種のブロンズフェンネルは庭でアクセントになる
  • 移植を嫌うので、根鉢を崩さないように植え付ける
  • 初心者でも育てやすい

最後までご覧いただきありがとうございました。

この記事が少しでもお役に立てると嬉しいです。

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