一年草だけど、一度植えたらこぼれ種で毎年咲いてくれるヘレニウム・ダコタゴールド。
暑さに強く、春から晩秋まで休むことなく次々と花を咲かせます。
手がかからず丈夫で育てやすいので、初心者の方にもおすすめの一年草です。
今回はヘレニウム・ダコタゴールドの特徴や育て方をご紹介します。
もくじ
ヘレニウム・ダコタゴールドの基本情報
キク科 ヘレニウム属
非耐寒性一年草
学名 Helenium amarum
開花期 5〜11月
花色 明るい黄色
花径 3cm
草丈 25〜35cm
葉張り 40cm
耐寒性 普通(マイナス7℃程度)
耐暑性 強い
日照 日向
ヘレニウム・ダコタゴールドの特徴
黄色い花を咲かせる
花は明るい黄色で、時期によってはレモンイエローに近い。
葉は細く明るい緑色で、大きな株になっても爽やかな印象です。
草姿はこんもり
放任でもよく分枝し、草姿はこんもりとまとまります。

こぼれ種から育った株
花期が長い
花期は春から晩秋までと長く、霜が降りるまで咲き続けます。
暑さに強く、真夏も花が休むことなく咲き続けます。
真夏も咲き続けるのは嬉しいですよね。
育てやすく、こぼれ種で増える
手がかからず丈夫で育てやすい。
こぼれ種で勝手に増えてくれるので、一度植えると毎年花が楽しめます。
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栽培記録
我が家では何年も前に植えたヘレニウムが、こぼれ種で花を咲かせています。

5月 こぼれ種が開花

8月 ほったらかしでもこんもりした株になります

8月下旬

11月末
11月末になっても花がたくさん咲いています。
花がら摘みなど一切していませんが、花上がりが衰えることもなく花がらも気になりません。
ヘレニウム・ダコタゴールドは本当に手がかかりません。
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ヘレニウム・ダコタゴールドの育て方

初夏の庭から
栽培環境
日向から半日陰まで育ちます。
半日陰でも花が咲きます。
土質は選びませんが、水はけの良い土の方が生育が良いです。
水やり
鉢植えの場合は、用土が乾いたらたっぷりと水やりします。
地植えの場合は降雨に任せます。
肥料
地植えの場合は肥料はほぼ不要です。
鉢植えの場合は、生育が悪い時のみ初夏と秋に緩効性化成肥料を与えます。
肥料を与えすぎると草姿が乱れたり倒れたりするので、肥料は控えめに。

6月の庭から
植え付け
ポット苗は冬を除けばいつでも植え付け可能です。
鉢植えの場合は、市販の草花用培養土で問題なく育ちます。
地植えの場合は、庭土に腐葉土を混ぜて水はけの良い環境を作ります。
手入れ
手入れは不要で、花がら摘みをしなくても花は次々と咲きます。
草姿も自然にこんもりまとまります。
花が咲き終わると花びらは勝手に散って、ポンポンのような花芯が残り、やがて種をつけます。
種がついても花上がりが衰えることはありません。
夏越し
暑さに強いので特に対策はいりません。
冬越し
耐寒性は弱いという情報が多いですが、実際はそうでもありません。
我が家ではこぼれ種から育った小さな株が、マイナス7℃の寒さに耐えて冬を越し、春には花を咲かせています。

真夏のヘレニウム・ダコタゴールド
増やし方
種まき、挿し木、こぼれ種で増やせます。
種まき
3月下旬から4月下旬が適期です。
挿し木
5月から6月が適期です。
こぼれ種
こぼれ種が良く発芽して、その年のうちに花を咲かせます。
発芽したこぼれ種を移植するときは、小苗のうちに根を切らないように植え替えてください。
病害虫
ほとんど見られません。
まとめ
- 緑の細葉に明るい黄色の花を咲かせる一年草
- 真夏も花を咲かせ、花期は春〜晩秋までと長い
- 花がら摘みや剪定は不要
- 丈夫で手がかからない
- こぼれ種でよく増える
▼こぼれ種で増える花
最後までご覧いただきありがとうございました。
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