ヒペリカム・ゴールドフォームの特徴や育て方|グラウンドカバーに最適なカラーリーフプランツ

ヒペリカム・ゴールドフォームの花

 ヒペリカム・ゴールドフォーム は季節によって葉の色が変化する低木。

葉と花を楽しむカリシヌム系の黄金葉品種で実はつきません。

樹高は30cmほどとコンパクトなので、グランドカバーに最適です。

今回は「ヒペリカム ・ゴールドフォーム の特徴や育て方を紹介します。

<こんな方におすすめの記事です>

  • ヒペリカム・ゴールドフォームの特徴や育て方を知りたい
  • 葉が美しいカラーリーフプランツを知りたい
  • コンパクトなサイズの低木を知りたい
  • グランドカバーになる低木を知りたい

ヒペリカム・ゴールドフォームの基本情報

オトギリソウ科 オトギリソウ属

半常緑〜落葉低木

 

原産地    東ヨーロッパ(原種の主な自生地)

花期     6月

花色     明るい黄色

花径     5cm程度

樹高     30cm前後

葉張り    30〜60cm

耐寒性    強い

耐暑性    強い

日照     日向〜半日陰(夏は半日陰)

ヒペリカム・ゴールドフォームの特徴

ヒペリカム・ゴールドフォームの花

コンパクトで性質は丈夫

樹高30cmほどのコンパクトな品種で、グランドカバーにも最適。

生育が早く、草姿は自然にこんもりとまとまり、剪定はほとんど不要です。

暑さ寒さに強く性質は丈夫で、手もかからないので、育てやすい低木と言えるでしょう。

初夏に花が咲く

6月頃に直径5cmほどの、明るい黄色の花を咲かせます。

実はなりません。

葉色が美しく、鑑賞価値が高い

光の量や、季節によって葉色が変化し、一年を通して鑑賞価値の高いカラーリーフプランツです。

我が家のヒペリカム

我が家のヒペリカムは明るい半日陰に地植えしています。

春の芽吹きの頃はライムイエロー。新芽の先がうっすらオレンジがかった色になります。

ヒペリカム・ゴールドフォームの芽吹き

4月5日

春のヒペリカム・ゴールドフォーム

5月になると葉色が徐々に変化し・・・

春のヒペリカム ・ゴールドフォーム

5月5日

6月には黄金葉になり、蕾がついてきました。

初夏のヒペリカム・ゴールドフォーム

6月2日

ヒペリカム・ゴールドフォームの花

6月10日

花が終わる頃には葉の色はライムグリーンに・・・

初夏のヒペリカム

6月28日

夏は緑が濃くなり、秋には葉先がオレンジ色になって、とても綺麗です。

秋のヒペリカムの葉

10月下旬

いつの季節もヒペリカムの葉は美しく、まわりを明るい印象にしてくれますよ。

冬は全体的にオレンジ色になります。

3月のヒペリカム・ゴールドフォーム

3月初めの様子 冬を越して傷んでいます

我が家は常緑で冬を越していますが、寒冷地では冬は葉を落とします。

ヒペリカム・ゴールドフォームの育て方

栽培環境

日向から半日陰の風通しの良い場所を好みます。

ある程度日光に当てた方が葉色が綺麗に出ますが、夏の直射日光で葉焼けするので注意しましょう。

水やり

鉢植えの場合は、用土が乾いたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水やりをします。

地植えの場合は、自然に降る雨だけでほぼ大丈夫です。

肥料

あまり肥料を必要としません。

鉢植の場合は、春と秋の年2回程度、緩効性化成肥料を置き肥します。

地植えの場合は、肥料は不要です。

ヒペリカムの花

植え付け・植え替え

3〜4月か10月が適期です。

植え付け

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土で問題なく育ちます。

地植えの場合は、掘り上げた土に腐葉土や完熟堆肥を混ぜ込んで、水はけの良い環境を作って植え付けましょう。

植え替え

鉢植えは根詰まりしやすいので、毎年ひとまわり大きな鉢に植え替えます。

地植えは植え替え不要です。

 

手入れ  

放っておいても樹形はあまり乱れず、こんもりとまとまりまるので、特にこれといった手入れはありません。

葉焼けして汚くなったときは株元で切り戻しましょう。萌芽力が強いので、しばらくすると綺麗な葉が出揃います。

地下茎でどんどん芽を出すので、不要な芽はその都度取り除きましょう。

秋のヒペリカムの葉

10月下旬

夏越し

直射日光が強すぎると葉焼けを起こすので、鉢植えは半日陰に移動します。

地植えは、あらかじめ夏は半日陰になる場所(落葉樹の足元など)に植え付けておきましょう。

冬越し

寒さに強いので特別な対策は不要です。

寒冷地では地上部が枯れたら2〜3節残して切り戻します。

寒冷地以外では常緑で冬越しします。その場合は、3月初旬に株元から2〜3節残して切り戻しておくと、新芽が綺麗に出揃います。

病害虫

風通しが悪いと、さび病が発生することがあります。

害虫はほとんどみられません。

増やし方

挿し木や株分けで増やせます。地下茎でもよく増えます。

挿し木の適期は5〜6月頃、株分けは真夏と真冬を除けばいつでも可能です。

地下茎で周りにたくさんの芽を出します。これを掘り起こして増やすのが一番簡単です。

まとめ

  • 季節で変化する葉色が美しいカラーリーフプランツ
  • 5cmくらいの黄色い花が咲く
  • 実はつかない
  • 樹高30cm前後のコンパクトな低木
  • 寒冷地以外では常緑
  • 強健でほぼ剪定不要
  • 地下茎でよく増える
  • 初心者にも育てやすい

 

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