メカルドニアの育て方|花が咲かない原因は?|冬越しのコツも

メカルドニアの花

1cmほどの小さな可愛い花を、初夏から秋まで長期間にわたって咲かせるメカルドニア。

高温多湿や乾燥にも強く、夏の間も花を咲かせ続けます!

おまけに花がら摘みも不要で、手がかからず育てやすいので超おすすめ

花を咲かせるには日当たりの良さがポイントだよ

今回はメカルドニアの特徴や育て方を紹介します。

メカルドニアの基本情報

メカルドニアの花

6月中旬 地植えのメカルドニアがびっしりと花を咲かせています

オオバコ科 メカルドニア属

非耐寒性/多年草

 

原産地   北米〜南米

学名    Mecardonia

花色    黄、白 

花期    6月〜10月

草丈    5〜10cm

耐寒性   やや弱い

耐暑性   強い

日照    日向

メカルドニアは黄色い花を咲かせるメカルドニア・プロカムベンス種が主に流通しています。

プロカムベンス種には『イエロージュエル』や『モンフレール』、『ゴールドダスト』、『ゴールドフレーク』などの品種があります。品種によって花の大きさや性質に多少の差がありますが、育て方は同じです。

白花を咲かせる品種『メカルドニア・アクミナータ』もありますが、ほとんど流通しません。

メカルドニアの特徴

夏のメカルドニアの花

8月の庭から

花上がりが良い

小さな花を次々と咲かせます。

花は終わると自然に落ちるので、花がら摘みの必要がなく手がかかりません。

開花期が長い

春〜晩秋まで長い間咲き続けます。

耐暑性が強く、夏も花は休まず咲き続けます。

ほふく性で広がる

ほふく性で横へ広がっていくので、鉢植えやハンギング、花壇の縁取り、グランドカバーなど様々な用途に使えます。

丈夫な性質

高温多湿や乾燥にも強く、丈夫で育てやすい植物です。

雨にあたっても傷みにくいので、地植えにも安心して使えます。

病害虫もほとんど見られません。

*我が家のメカルドニアは5年目になりますが、一度も病気にもかかったことがありません。

耐寒性も少しある

寒さにはやや弱く、最低気温は0度程度で、一年草扱いにされることが多いです。

しかし、実際はもう少し耐寒性が強いと思います。

なぜなら、冬の最低気温がマイナス7度になる我が家で、メカルドニアは地植えで4回冬を越しているからです。

メカルドニアのおすすめ品種

一番おすすめの品種は『イエロージュエル』です。

この品種をおすすめする理由は花上がりの良さ。そして花が気持ち大きめなので見た目が豪華なところです。

株を覆うほど花を咲かせるので、満開になった時に他の品種と比べると違いがよくわかります。

さらに寒さにも強く、我が家では防寒対策なしで地植えの株が冬を越しています。(我が家の冬の最低気温はマイナス7度)

メカルドニアの育て方

花上がりが良いメカルドニア

6月下旬の庭 地植えのメカルドニア

栽培環境

日当たりの良い場所と、水はけの良い土壌を好みます。

特に日当たりの良さは大切です。

半日陰では花つきがかなり悪くなります。咲かないこともあります。

水やり

鉢植えは表土が乾いてからたっぷり与えます。

地植えは降雨に任せます。何日も雨が降らず日照りが続くときは、水やりします。

肥料

植え付け時には緩効性化成肥料を元肥として土に混ぜ込みます。

鉢植えの場合は、開花中は1000倍〜2000倍の液体肥料を2週間に一度程度与えてください。

地植えの場合の追肥は不要です。

メカルドニアの花のアップ

6月の庭から

植え付け・植え替え

植え付け

適期は苗が店先に出回る4月〜6月です。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土で問題なく育ちます。

地植えの場合は、用土に腐葉土を混ぜ込み水はけの良い環境を作ります。さらに元肥として緩効性化成肥料も混ぜ込んでおきます。

植え替え

真夏と真冬を除けばいつでも植え替えることができます。

メカルドニアは丈夫で植え替えに強い植物です。

手入れ

咲き終わった花がらは自然に落ちるので、花がら摘みの必要はありません。

梅雨に入る頃に軽く切り戻しておくと、株が蒸れて傷むのを防げます。

伸びすぎて草姿が乱れたり、枯れ枝が目立って汚くなったり、花上がりが悪くなってきた時も切り戻します。

しばらくすると、また綺麗な草姿で花を咲かせてくれます。

*切り戻した時には、生育を促すために薄めた液体肥料を与えてください。

夏のメカルドニアの花

8月の庭から

夏越し

耐暑性が強いので特別な対策は不要です。

冬越し

花が終わったら軽めに切り戻しておきます。

基本的に耐寒性はやや弱い品種が多いので、鉢植えは軒下に移動します。

霜が降りる地域では夜は不織布をかけると葉が傷むのを防げます。

寒冷地では室内の日当たりの良い場所で越冬させます。

我が家では、イエロージュエルという品種を地植えしていますが、全く防寒対策なしでマイナス7度まで耐え毎年花を咲かせているので、この品種は寒さに強いと思います。

*冬の寒さにあたったメカルドニアは葉や茎が真っ黒になりますが、枯れていなければその下には緑の新芽が芽吹いてきます。

真っ黒になっても『枯れた』と思わず、そのままで春まで様子を見てくださいね。

病害虫

ほとんど見られません。

増やし方

挿し木と株分けで増やせます。

挿し木は5〜6月が適期、株分けは春と秋が適期です。

*稀かもしれませんが、我が家ではこぼれ種でけっこう増えています。

メカルドニアの花

6月の庭から

まとめ

  • 春から晩秋まで花期が長く、夏の間も花が休まない
  • 花がら摘みが不要で手がかからない
  • 日向で育てると花上がりが良い
  • 高温多湿や乾燥、病害虫にも強く育てやすい
  • 梅雨に入る頃に切り戻すことで蒸れを防げる
  • 冬は日当たりの良い軒先に取り込んで、夜間は不織布をかけて防寒する

最後までご覧いただきありがとうございました。

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4 COMMENTS

川村律子

花や茎が黒くなってきてたので刈り込んでしまいました。が、冬越し出来るでしょうか?宮城県の沿岸部で比較的雪は少なく温暖な地域です。不織布をかけて陽当たりの良い場所に鉢植えを置こうと思っています。サンパチェンスは、家の中に取り込み冬の間も咲き続けています。
昨年は、メカルドニアも刈り込みせずそのまま植え込みの間に入れて冬越し出来たのですが、本日刈り込んでしまったのでどうしようかと心配してます

みどりん

こんにちは♪
ブログを読んでいただきありがとうございます。
結論から言うと、不織布をかけて日当たりの良い軒下などで冬越しできるのではないかと思います。
昨年は刈り込まなかった古い葉茎が霜除けになっていたようなので、今年は不織布で保護してあげたいですね。
冬の寒さによっては不織布を二重にしたりすると良いのではないかと思います。
無事に冬越しできますように。

川村律子

返信ありがとうございます。早速、二重にして不織布をかけてみたいと思います。
春までドキドキしながら待ちたいと思います。

みどりん

冬越しできると良いですね。
春に良い報告をお待ちしています♪

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