リナリア(姫金魚草)は豊富な花色と花上がりの良さが人気の春の一年草。
早春の庭を賑やかに彩ってくれます。
価格が安く流通量も多いので、手に入れやすいのも嬉しいですね。
一度植えるとこぼれ種で増えて、毎年楽しむことができますよ。
この記事では一年草のリナリアの育て方を紹介します。
こんな方におすすめの記事です
- リナリアを育てたい
- 春に咲く一年草を知りたい
- 花期の長い一年草を知りたい
- 花色の多い一年草を知りたい
- こぼれ種で増える一年草を知りたい
もくじ
リナリア(姫金魚草)の基本情報
学名 | Linaria |
別名 | 姫金魚草 |
科名・属名 | ゴマノハグサ科 ウンラン属 |
園芸分類 | 秋まき一年草 |
原産地 | 北半球の温帯 |
リナリア(姫金魚草)の特徴
花色が豊富
白、黄、ピンク、紫、青紫、赤など花色が豊富です。
丈夫で育てやすい
柔らかくて細い葉をしていますが、見た目より丈夫です。
日当たりと水はけに気を付ければ、初心者でも簡単に育てることができます。
寄せ植えに適している
花つきの良さ、花期の長さ、花色が豊富なことから寄せ植えに適しています。
こぼれ種で増える
一度植えると、こぼれ種が発芽して初冬や春に花を咲かせます。発芽した芽はリナリアの特徴的な葉をしているのですぐわかりますよ。
開花期 | 12月中旬と3〜6月 |
花色 | 白、黄、ピンク、紫、青紫、赤など |
草丈 | 20〜50cm(矮性種と高性種がある) |
耐寒性 | 普通 |
耐暑性 | 弱い |
日照 | 日向 |
リナリア(姫金魚草)の育て方
栽培環境
日当たりが良い場所、水はけの良い土壌を好みます。
湿り気が多い土や乾きにくい土は、徒長したり病気にかかりやすくなります。
水やり
過湿を嫌うので乾燥気味に管理します。
鉢植えの場合は、土の表面がしっかり乾いてから、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりをします。
地植えの場合は、降る雨だけで大丈夫です。
肥料
リナリアは多くの肥料を必要としません。
植え付け時に緩効性化成肥料を施したら、その後の肥料は必要ありません。
植え付け
植え付けの適期は春と秋です。
霜には弱いので寒冷地では春に植え付けるのがおすすめです。
鉢植えの場合は、市販の草花用培養土で問題なく育ちます。
地植えの場合は、掘り上げた土に腐葉土を混ぜ込み、水はけの良い環境を作って植えつけます。
秋に植え付ける場合は、本格的な寒さがやって来るまでに植え付けます。植え付けが遅くなると、根が張らず冬越しが難しくなります。
植え替え
暑さに弱いので初夏には枯れます。植え替えの必要はありません。
手入れ
先端まで咲き終わった花茎は脇芽の上で切り戻します。
1本ずつ切り戻すのが面倒な場合は、株の花がひと通り咲き終わってから草丈の3分の2くらいの所で切り戻しても良いです。2〜3週間たてばまた花が咲き始めます。
冬越し
耐寒性は普通ですが、霜に当たると葉が傷みます。
霜が降りる地域では、鉢植えにして冬の間は軒下で管理した方が無難です。
庭植えの場合は、強い霜に当たると枯れることがあります。株元を腐葉土でマルチングして、夜は不織布をかけて防寒しましょう。
病害虫
病気
苗が小さい頃に立ち枯れ病で急に枯れることがあります。立ち枯れ病は土が過湿の時に発生しやすいので、乾燥気味に育てることが大切です。
害虫
気温が上がる頃にアブラムシが発生することがあります。
アブラムシは茎の先によく発生します。アブラムシを見つけたら早めに駆除してください。
増やし方
種まきで増やせます。こぼれ種でも増えます。
種まきの適期は9月下旬〜10月です。寒くなるまでにしっかりと根を張らせておくと冬越しが楽になります。
リナリアは花色が多いので、誰でも好きな色が見つかると思います。
早春にはポット苗が店先に並ぶのでぜひ育ててみてくださいね。
▼多年草タイプのリナリアはこちらの記事から
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