バジルの育て方|柔らかい葉をたくさん収穫するには?

スイートバジル

バジルはフレッシュな香りで、料理にも使いやすいハーブ。

日当たりが良ければ、室内でも庭でも簡単に育てることができます。

でも実際にバジルを育ててみると、

育つには育つけれど、葉っぱが硬くなるのよね

って経験ありませんか?

バジルを上手に育てるポイントは次の4つ!

  • 肥料と水をたっぷり与えること!
  • 日向で育てること!
  • 真夏の強い日差しは避けること!
  • 収穫中は花を咲かせないこと!

この記事では、知っているようで知らないバジルの育て方をまとめました。

 

バジルの基本情報

シソ科

一年草 (耐寒性が弱いので一年草扱い)

 

学名   Ocimum basilicum

別名   バジリコ 、スイートバジル

花色   白、ピンク

花期   7月中旬〜8月

草丈   25cm〜60cm

耐寒性  やや弱い

耐暑性  強い

日照   日向

スイートバジル

バジルの特徴

フレッシュな芳香で、パスタやピザ、サラダなど気軽に料理に使え、ドライにして使うこともできます。

ビタミン・カロテン・ミネラルが豊富です。

よく出まわるスイートバジルの他にも、レモンバジル、リーフレタスバジル、ダークオパールバジルなど、葉の色や形、香りなどバリエーションがあります。

なかでもダークオパールバジルは、赤紫の葉とピンク色の花が美しく、鑑賞価値が高い品種です。

バジルの育て方

スイートバジル

栽培環境

日当たりと風通しが良い場所で、保水力が良い肥沃な土を好みます。

乾燥が苦手な植物です。

西日や真夏の強い日差しに弱いので、季節に合わせて移動が可能な鉢植えで育てるのがお勧めです。

水やり

乾燥が苦手で水を好みます。

土の表面が乾いたらたっぷりと水やりしてください。

真夏は乾くようなら、朝夕水やりして水切れさせないように注意します。

肥料

バジルは肥料を好むので、肥料を切らさないように育てます。

生育期は1週間か10日おきに液体肥料を与えます。

肥料が足りてない場合は、下葉が黄色くなって枯れてきます。

ただし肥料が多すぎると、根が傷んで枯れてしまうこともあるので、程々に・・

スイートバジル

植え付け

ポット苗から育てる場合

ポット苗の植え付け適期は、5月中旬から7月中旬です。

用土は市販の野菜の培養土かハーブの土を使います。

種から育てる場合

種まきの適期は4月中旬から6月中旬です。
(発芽温度は20度以上必要です。)

ポットに種をまいて大きくなってから鉢に植え付ける方法と、鉢に直に種をまく方法があります。

ポットに種をまいた場合は、本葉が4〜6枚になった頃に鉢やプランターに移植します。

手入れ

バジルをたくさん収穫するには、摘芯と切り戻しが大切な作業になります。

摘芯

バジルの草丈が20cmくらいになったら、茎の先端を摘みます。

こうすることで、枝数が増えてたくさんの葉をつけるようになります。

この摘芯を3〜4回繰り返しすことで、葉の収穫量を増やすことができます。

切り戻し

摘芯を繰り返した株は、枝数が増え風通しが悪くなってきます。

開花期の前の7月上旬ごろに草丈の半分くらいで切り戻します。

この時に枯れ葉や、枯れた茎があったら取り除いておきましよう。

この切り戻しを行うことで風通しが良くなり、バジルを健康に育てることができます。

病害虫

ハーブは虫が付きにくい、とよく言われますがそんなことはありません。

虫がつきます!

メイガの幼虫、ヨトウムシ、ナメクジ、アブラムシ、ハダニなどが発生しやすいです。

ヨトウムシやナメクジ、メイガの幼虫の被害に遭うと、小さな苗は葉っぱを全部食べられてしまうこともあるほどです。

ナメクジの対策は地面に鉢を置かないことです。なるべく高い場所に鉢をおくと被害を減らせます。

バジルは食用にしたいので、農薬は使いたくありませんよね〜!

よく観察して早めに害虫を見つけ、割り箸などで捕まえて処分しましょう。

ハダニは小さ過ぎて捕まえられないので、葉水で予防するか、見つけたら手で潰すしかありませんが・・・

増やし方

スイートバジルのさや

挿し木と種まきで増やせます。

挿し木は5月〜7月下旬が適期です。

バジルは発根が容易な植物です。切り取った茎を水に挿しておいても発根します。

種まきの適期は4月中旬〜6月中旬です。
(発芽温度は20度以上必要です。)

種を取る場合は、花がらが完全に枯れるまでそのままにしておき、黒い種ができたらサヤごと摘み取って中の種を取り出します。

収穫

スイートバジル

草丈30cmくらいになったら、葉を付け根から切り取るか、茎ごと切り取って収穫します。

この時に脇芽は必ず残しておきます。残した脇芽が成長して、また収穫することができます。

収穫の時期は6月下旬ごろからになります。

まとめ

バジルは栽培が容易なハーブです。

上手に育てるポイントは4つ!

  • 肥料と水をたっぷり与えること!
  • 日向で育てること!
  • 真夏の強い日差しは避けること!
  • 収穫中は花を咲かせないこと!

日当たりが良ければ室内でも育てることができるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

この記事が少しでもお役に立てると嬉しいです。