夏越しのポイントは4つ|夏のガーデニングを初心者にもわかりやすく解説

夏のガーデニング

観測史上最も早い梅雨明け!そして夏がやって来てしまいました。

まだ7月に入ったばかりなのに、連日の厳しい暑さ!

強い日差しで花壇の土はカチカチに乾いて、午後になると萎れる植物も出てきています。

今年は植物にとってかなり厳しい夏になりそうです。

今まで夏越しに不安を覚えたことはありませんが、今年はちょっと気をつけなければ夏を越せない植物があるかもしれません。

そこで、自分のおさらいも兼ねて、夏越し対策をまとめてみました。

夏越しのポイントは大きく分けて4つ!

 暑さ対策、蒸れ対策、水やり、肥料です

それでは詳しく解説しますね。

夏の暑さ対策

夏の直射日光対策

遮光ネットの向こう側は日陰になります

夏の強い日差しと高温を避ける

鉢植えの場合

鉢植えの植物は、木陰や軒下などの半日陰で風通しの良い場所に移動しましょう。半日陰になる場所がない場合、葦簀やすだれ、遮光ネットなどで直射日光を遮ってください。

鉢植えは、コンクリートの床や地面に直接置かず、鉢台やポットフィート、スノコなどで地面から浮かせましょう。地面の熱が鉢植えに伝わりにくく、風通しも良くなります。また、鉢植え同士の間隔も適度に空けてください。

エアコンの室外機の排気がかかる場所には、鉢植えを置かないでください。熱風にさらされて植物が弱り、枯れることがあります。

地植えの場合

暑さや直射日光に弱い植物は、あらかじめ木陰や半日陰に場所に植えておきましょう。そのような場所がない場合、葦簀やすだれ、遮光ネットなどで直射日光を遮ってください。

マルチングバークや敷きわらで土の表面を覆っておくと、地温の上昇や乾燥を防ぐことができます。

▼木漏れ日のような日陰を作るのには、この遮光ネット「ダイオラン」がおすすめです。

夏の蒸れ対策

夏をうまく乗り切るには、風通しを良くしておくことが重要

茂りすぎた植物は、梅雨入り前に切り戻したり、枝を透かすように剪定しておきます。

株元の枯れ葉や雑草も取り除いておくと、風通しが良くなるだけでなく病害虫の予防にもなります。

梅雨が明けてからの大胆な切り戻しは、植物に負担がかかり、弱ったり、枯れてしまうことがあるので、なるべく避けましょう。切り戻すなら枝先を少し切るくらいにとどめます。

夏の水やり

夏の水やり

土が乾いたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与える

鉢植えの場合

夏は鉢が温められて土の温度も上がっています。

そこで、与える水の量は土を冷やしてあげる気持ちで、いつもよりたっぷりと与えましょう。

地植えの場合

地植えですでに根が張っている植物でも、土が固くなるほど日照りが続いた場合は水やりしましょう。

水やりの時間

夏の水やりは早朝か夕方以降の涼しい時間帯に行いましょう。

朝なら、起きたら一番に水やりする・・・って感じですね。

夕方は、日が傾いて気温が下がってから水やりしましょう。

やむをえず昼間に水やりする際は、日向の鉢植えは日陰に移動してからたっぷりと水やりしてください。地植えの植物は葉に水がかからないよう、株元の土に水やりしましょう。

葉水

高温乾燥が続く夏はハダニが発生しやすくなります。

発生初期のハダニの駆除には葉水が効果的です。早朝か夕方の直射日光が当たらない時間に時々葉水をしてあげましょう。

ホースで水やりをする場合、ホースの中に残った水はお湯になっていることがあります。冷たくなるまで放水してから水やりしましょう。

夏の肥料

夏のガーデニング

夏の肥料は控えめに!

夏は生育が衰える植物が多く、基本的に肥料は必要ありません。

しかし、夏も花を咲かせ続ける植物には定期的に肥料を与えます。その場合は液体肥料がおすすめです。

固形肥料は温度に反応して溶けるので、夏の暑い時期は肥料が効きすぎて植物の根を傷め、ひどい時には枯れることもあります。

その点、水で希釈する液体肥料は濃度が一定なので安心です。その場合も植物の様子を見ながら控えめに与えましょう。

*夏の肥料の必要度は植物によって違うので、植物ラベルの裏に書いてある情報などを参考にしてください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

この記事が少しでもお役に立てると嬉しいです。

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