タデアイ(蓼藍)は東南アジア〜中国にかけて自生するタデ科の一年草。アイタデ(藍蓼)とも呼ばれます。
道端でよく見かける雑草のタデに似た可愛い花を咲かせ、自然風の庭や和風の庭に似合います。
丈夫で育てやすいので初心者にもおすすめですよ。
今回はタデアイの育て方を紹介します。
もくじ
タデアイの基本情報
タデ科 イヌタデ属
一年草
原産地 東南アジア〜中国
学名 Persicaria tinctoria
花色 紅色
花期 8月中旬〜10月
草丈 40cm〜70cm
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
日照 日向
タデアイの特徴
夏から秋にかけて、米粒のような紅色の小さな花を穂状に咲かせます。
葉は卵形で艶があり、茎は紅色で節が目立ちます。
一見すると雑草のタデのようですが、よく見ると葉のサイズや質感が違います。
自然と分枝してボリュームのある株に育つので、手がかかりません。
葉は奈良時代から藍染の原料として使われています。
また虫刺されの薬草に使われたり、料理に使われたりするそうです。
タデアイの育て方
栽培環境
日当たりの良い場所と、水はけと水持ちの良い土壌を好みます。
適度に湿り気がある場所が最適です。
水やり
鉢植えの場合は表土が乾いたらたっぷりと水を与えます。
地植えの場合は降雨に任せますが、乾燥する時は水やりしてください。
植え付け
鉢植えの場合は市販の草花用培養土で問題なく育ちます。
アルカリ土壌の方が生育が良いので、地植えの場合は植え付け1〜2週間前に苦土石灰を土に混ぜ込んでおきます。
さらに元肥として緩効性化成肥料も混ぜ込みます。
肥料
基本的には与えなくても育ちます。
大きく育てたい場合は、植え付け後2ヶ月くらい経ったら2週間に一度液肥を与えてください。
手入れ
咲き終わった花がらは摘み取ります。
夏越し
暑さに強いですが、水切れには注意してください。
冬越し
耐寒性は弱く、晩秋には枯れます。
増やし方
種まきで増やせます。
こぼれ種でも良く増えます。
種まきの適期は3月上旬〜4月になります。
発芽が良いので間引きながらしっかりした苗を選んで育てます。
草丈が10cmくらいになったら鉢や花壇に植え替えます。
*採取して1年以上経過した種は発芽率が悪くなるので、なるべく新しい種を使ってください。
▼こぼれ種で増える植物を紹介しています
病害虫
特にはみられません。
我が家のタデアイ
タデアイの花期は8月中旬からと言われていますが、我が家のタデアイは何故か5月中旬から咲いています。
この苗はこぼれ種が発芽したものを、1月にポットに移植して育てたものです。
冬の屋外で発芽するとは、かなり強健ですね!
ポットの苗が10cmくらいに育った6月に花壇に植え付けました。
それからずっと花が咲いています。(結局、10月下旬まで咲いていました)
ちなみに、発芽したこぼれ種をそのまま育てたものは、8月下旬から咲き始めました。
まとめ
- タデアイは雑草のタデに良く似た一年草
- 自然風の庭や和風の庭によく馴染む
- 強健で育てるのは簡単
- 初心者にもおすすめ
- 一度植えるとこぼれ種で毎年楽しめる
最後までご覧いただきありがとうございました。
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