リッピア(ヒメイワダレソウ)という植物をご存知ですか?
5月〜10月にかけて可愛い花を咲かせ、グランドカバーとして人気の植物です。
とても魅力的なリッピアなのですが、
爆発的に繁殖するので、植え付け場所は慎重に検討してください。
花壇に植えてはいけません。花壇を乗っ取られてしまいます!
今回は、リッピアの特徴や育て方を紹介します。
もくじ
リッピアの基本情報
クマツヅラ科 イワダレソウ属
耐寒性多年草
原産地 南アメリカ
学名 Phyla canescens
別名 ヒメイワダレソウ
花色 白・ピンク
花期 5月〜10月
草丈 10〜15cm
耐寒性 強い
耐暑性 強い
日照 日向〜半日陰
リッピアの特徴
開花期が長い
花はランタナを小さくしたような形で、直径が1.5cmほどの大きさ。
花色は白とピンクがありますが、主に流通しているのはピンクです。
開花期が5月〜10月と長く、真夏も花が咲きます。
グランドカバーになる
横へ横へと広がって、節から根を下ろしマット状に広がります。
成長スピードが速いので、時間をかけずにグランドカバーになるのは嬉しいポイント!
ただし、地域によっては、冬は寒さで葉を落としたり、地上部を枯らします。
地上部が枯れても、根は生きていて、春には芽吹くので安心してください。
踏みつけに強い
踏みつけに強く、通路にも植えることができます。
常に踏みつけられる場所では、葉は小さく密に茂り、雑草が生えにくくなります。
丈夫で初心者にも育てやすい
土質を選ばず、痩せ地でも育ちます。
(痩せ地では葉が小さくなり、地面に張り付くように成長します)
日向から半日陰まで育ち、西日にも耐え、夏の暑さにも強い丈夫な植物です。
放任で育つので、初心者にも簡単に育てることができます。
爆発的な繁殖力
長所でもあり、短所でもあるのが繁殖力の強さ!
どんどん広がり、地中深く根を下ろします。
地中で広がった根は、細めのゴボウのくらいにもなります。
こんなになると抜くのは大変!
植え付け場所はしっかり検討してくださいね。
リッピアの育て方
栽培環境
日向から半日陰まで育ち、西日にも耐えます。
ただし、日当たりが悪いと花つきが良くなく徒長します。
リッピアは生育が旺盛なので、花壇の中や花壇の近くには植えないでください。他の植物の成長を妨げてしまいます。
広がっても良いような場所のグラウンドカバーに使うのがおすすめです。
水やり
地植えの場合は、根付いたら降雨に任せます。
真夏に乾燥が続いても水やり不要です。
鉢植えの場合は、乾いたら水やりします。
植え付け
真冬を除けばいつでも植え付けできます。
植え替え
真冬を除けばいつでも植え替えできます。
鉢植えの場合は、根詰まりしやすいので、一年に一回は植え替えましょう。
手入れ
伸びすぎたら、早めに切ったり抜いたりしてください。
根が浅いうちは、ピリピリっと簡単に土から剥がせます。とにかく早めに対処してください。
グランドカバーにするなら、踏みつけると葉が小さく密になって、雑草が生えにくくなります。
夏越し
暑さに強いので対策は不要ですが、茂って蒸れるようなら短く刈り込みます。
リッピアは丈夫なので、真夏に刈り込んでも問題ありません。
冬越し
耐寒性は強いので対策は不要。
地域によっては寒さで落葉しますが、春になると芽吹きます。
暖かい地方では常緑で冬を越します。
肥料
地植えでは不要です。
鉢植えでは春と秋に置き肥するか、月に1〜2回液体肥料を与えます。
病害虫
ほとんど見られません。
増やし方
挿し木や株分けで増やせます。
挿し木は、5〜6月と9〜10月中旬が適期です。
株分けは、真冬を除けばいつでもできます。
節から根が出ている茎を掘り起こして、植え付けるのが一番簡単です。
植え付けてから根が定着するまでは、乾かさないように水やりしてください。
まとめ
- 花が咲くグラウンドカバーとして人気の植物
- 花期が長い
- 花色は主にピンク色が流通している
- 踏みつけるほどに葉が小さく密になる
- 暖地以外では冬は落葉する
- 爆発的な繁殖力なので、植え付け場所には注意
いかがでしたか?
成長が早く、花の咲くグラウンドカバーとして人気のリッピアですが、爆発的な繁殖力に手を焼いている方も多いようです。
しかし、花が可愛くて、良いとこもたくさんあるリッピアなので、植え付け場所を十分検討して楽しんでいただけたらと思います。
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