ルブス・サンシャインスプレーダーの育て方|増やし方も

ルブス・サンシャインスプレンダーのライム色の葉

ルブス・サンシャインスプレーダーは、ナワシロイチゴの黄金品種。

ライム色の葉がとても美しく、鑑賞価値が高いカラーリーフプランツです。

生育が旺盛で這うように広がるので、近年グランドカバーにもよく使われています。

ルブスには緑葉で常緑のカリシノイデスやネパーレンシスもありますが、サンシャインスプレーダーは落葉性です。

この記事では、ルブス・サンシャインスプレーダーの特徴や育て方を紹介します。

ルブス・サンシャインスプレーダーの基本情報

バラ科 キイチゴ属

耐寒性低木(半ツル性 冬季落葉種)

 

原産地   日本

学名     Rubus parvifolius ‘Sunshine Spreader’ 

別名    黄金葉ナワシロイチゴ

花色    ピンク

花期    5〜6月

樹高    10〜20cm

耐寒性   強い

耐暑性   強い

日照    日向〜半日陰

ルブス・サンシャインスプレーダーの特徴

ルブスサンシャインスプレーダーの葉と花

サンシャインスプレーダーはキイチゴの仲間で、ナワシロイチゴの黄金葉品種です。

花と実は?

ルブス・サンシャインスプレーダーの花

春から初夏に枝先にピンク色の花を咲かせます。

花後に赤い実をつけますが、食用ではありません

ルブス・サンシャインスプレーダーの赤い実

花も実も鑑賞価値は低く、主に美しい葉色を楽しむ植物です。

葉は?

葉は美しいライム色をしていて、庭を明るく彩ってくれます。

銅葉や緑葉の植物と合わせるとお洒落な雰囲気の植栽になりますよ。

早春や秋の気温が低い時期には葉の色が赤みがかります。

茎や葉裏に小さなトゲがあります。鋭くて触ると痛いです!手入れの時には注意が必要です。

冬は完全に葉を落として越冬しますが、耐寒性が強いので春になったら芽吹きます。

購入した苗を自宅に植え付けたら、葉の色が赤みがかってしまうことがあります。

これは環境が大きく変わって、気温が低くなった時に起こる変化です。

気温が上がってくると葉色は戻りますので、心配しないで気長に待っていて下さいね。

赤みがかったルブスサンシャインスプレーダー

4月中旬 急激な環境の変化で赤みがかった葉 元の色に戻るまでひと月近くかかりました

性質は?

とても強健で放任でよく育ちます。

暑さ寒さに強く、土も選ばず、日向〜半日陰まで育ちます。

ほふく性で広がるように育ち、伸ばした枝から根を下ろして地面を覆います。

成長が早いので地植え向きです。

グランドカバーやフェンスなどに仕立てることができますが、繁殖力が旺盛なので植え付ける場所はよく考えてくださいね。

ルブス・サンシャインスプレーダーの育て方

ルブスサンシャインスプレーダーの葉

5月の庭 綺麗なライム色の葉

栽培環境

日向〜半日陰の水はけの良い土壌が適しています。

荒地でも育ちます。

水やり

適湿を好みます。(多少の乾燥には耐えます。)

鉢植えの場合は、用土が乾いたらたっぷりと水やりします。

地植えの場合は、降雨に任せます。
長期間雨が降らず乾くようなら水やりしてください。

肥料

ほぼ不要です。

痩せ地や鉢植えで育てる場合は、春と秋に緩効性化成肥料を与えてください。

ルブス・サンシャインスプレーダーのライム色の葉

6月 西日の当たる花壇

植え付け・植え替え

適期は春と秋です。

植え付け

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土で問題なく育ちます。

地植えの場合は、用土に腐葉土を混ぜ込んで水はけの良い環境を作って植え付けます。

植え替え

生育旺盛で根詰まりしやすいので、鉢植えは年に一度は植え替えます。

地植えの場合は、植え替えの必要はありません。

手入れ

伸びすぎたら剪定して下さい。

剪定はいつでも可能です。

茎と葉の裏に小さなトゲがあるので注意して下さい。

手入れする時は厚手の手袋をはめた方が良いです。

ルブスサンシャインスプレーダーのライム色の葉

茎と葉の裏に小さなトゲがあります

夏越し

暑さに強いので対策は必要ありません。

冬越し

冬は葉を落として越冬し、春になると芽吹きます。

寒さに強いので対策は必要ありません。

病害虫

特にはみられません。

増やし方

株分け、挿し木で増やせます。

株分けの適期は春と秋になります。

挿し木の適期は5〜6月と9〜10月です。

*伸びた枝から根を下ろすので、この部分を切り離して掘り起こし、植え替えて増やすこともできます。

ルブス・サンシャインスプレーダーのライム色の葉

まとめ

ルブス・サンシャインスプレーダーのまとめ

  • ライム色の葉が美しいカラーリーフプランツ
  • 花と実は鑑賞価値が低い
  • 葉と茎にトゲがある
  • 日向〜半日陰で育つ
  • ほふく性でグランドカバーになる
  • 冬は落葉する
  • 暑さ寒さに強く丈夫で育てやすい
  • 生育旺盛なので植え付け場所には注意

最後までご覧いただきありがとうございました。

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