コバルトセージは、シソ科の宿根草。夏の終わりから秋にかけてコバルトブルーの美しい小花を咲かせます。花は小さく、葉と茎は細いので、繊細な雰囲気があります。
細い茎がよく伸びるので、放任で育てると開花の頃には草丈が高くなり倒れやすくなります。草丈を抑えて姿良く、たくさんの花を咲かせるには、夏までに数回切り戻すのがコツです。
今回は、コバルトセージの特徴や育て方をご紹介します。
もくじ
コバルトセージの基本情報
科名 | シソ科 |
属名 | サルビア属 |
分類 | 耐寒性多年草 (宿根草) |
学名 | Salvia reptans |
別名 | サルビアレプタンス |
開花期 | 晩夏〜秋 |
花色 | コバルトブルー |
草丈 | 1m前後(剪定で70cm程度にできる) |
耐寒性 | 強い(−20℃) |
耐暑性 | 強い |
日照 | 日向(西日にも耐える) |
コバルトセージの特徴
コバルトセージは、夏の終わりから秋にかけて、コバルトブルーの美しい小花を咲かせる宿根草のサルビアです。耐寒性・耐暑性が強く、病害虫もほとんど見られず、植えっぱなしで毎年よく咲きます。
花は咲き始めはブルーで、季節が進んで気温が下がると濃いコバルトブルーに変わっていきます。
葉と茎は細く、花は小さいので繊細な雰囲気があり、どんな植物とも良く調和します。
放任で育てると草丈が高くなり、茎が細いため倒れやすくなります。これを避けるには夏までに2〜3回切り戻します。切り戻すことで、枝数が増え、草丈も抑えられ、姿良く花もたくさん咲きます。
コバルトセージは冬は地上部を枯らして越冬し、春にはまた芽吹きます。初心者にも育てやすい宿根草です。
コバルトセージの育て方
栽培環境
コバルトセージは、日当たりと水はけの良い環境を好みます。
暑さに強く西日にも耐えます。
草丈が高くなるので鉢植えより地植え向きです。
水やり
コバルトセージは、多湿が苦手です。
鉢植えの場合は、土が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりをします。
地植えの場合は、根付いてしまえば降雨に任せます。夏に日照りが続いて水切れするようなときは水やりをしましょう。
肥料
コバルトセージは、肥料をあまり必要としません。
肥料が多いと、草丈が伸びて倒れやすいうえに花が少なくなります。肥料は、生育が悪い時のみ、春か秋に緩効性化成肥料を少量与えましょう。
植え付け
コバルトセージの植え付けは、春と秋が適期です。
鉢植えの場合は、市販の草花用培養土やハーブの培養土で問題なく育ちます。
地植えの場合は、掘り上げた庭土に腐葉土や堆肥を混ぜ込んで、水はけの良い環境を作って植え付けます。
植え替え
コバルトセージの植え替えは、春と秋が適期です。(秋に植え替える場合は、花が終わった後に行いましょう。)
鉢植えの場合は、根詰まりするようならひと回り大きな鉢に植え替えます。
地植えの場合は、植え替えは不要です。
剪定
コバルトセージは、放任で育てると1mを超える事もあり、開花の頃には倒れやすくなります。これを防ぐには剪定が有効です。
6月〜8月初旬にかけて2〜3回短めに切り戻すと、脇芽が出て枝数が増え、たくさんの花が咲きます。
切り戻すことで草丈も抑えられるので、開花の時期に倒れることもありません。
夏越し
コバルトセージは、暑さに強いので特別な夏越し対策は不要ですが、夏の蒸れと水切れには注意しましょう。
冬越し
コバルトセージは、寒さにはとても強いので特別な防寒対策は不要です。冬に地上部が枯れたら地際で切り戻しておきます。
病害虫
コバルトセージには、病害虫はほとんど発生しません。
増やし方
コバルトセージは、株分けや挿し木で増やせます。環境が合えば、こぼれ種で増えることもあります。
株分けの適期は春と秋(花後)、挿し木の適期は5〜6月です。
まとめ
- 晩夏から秋にかけてコバルトブルーの小花を咲かせる宿根草のサルビア
- 日向〜やや半日陰の水はけの良い土壌を好む
- 暑さ寒さに強く、植えっぱなしで毎年よく咲く
- 姿良くたくさん花を咲かせるコツは切り戻し
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