スキザクリウム・カメレオンの特徴や育て方|新品種のグラス植物

スキザクリウム・カメレオン

スキザクリウム・カメレオンは、青みがかった葉に白い斑が入る爽やかなグラス。

フランスで育種されたグラスで、2020年から国内で流通し始めた新しい品種です。

秋になると長い花茎を立ち上げ、小さな穂をフワッと咲かせます。

晩秋には葉の白い部分が濃いピンク色に紅葉して綺麗です。

今回はスキザクリウム・カメレオンの特徴や育て方をご紹介します。

スキザクリウム・カメレオンの基本情報

イネ科 ウシクサ属

耐寒性多年草(冬季落葉種)

 

原産地  北アメリカ

学名   Schizachyrium scoparium ‘Chameleon’

別名   アンドロポゴン

花期   秋

草丈   40cm前後(花穂は100cm)

耐寒性  強い

耐暑性  強い

日照   日向

スキザクリウム・カメレオンの特徴

斑入り葉が美しいスキザクリウム・カメレオン

6月中旬

スキザクリウム・カメレオンは青みがかった葉に白い斑が入る爽やかなグラス植物。

一年を通して日当たりの良い場所では葉先が少しピンク色を帯び、寒くなると白い部分が濃いピンク色に紅葉します。(温暖な地域では、あまり綺麗な色にはなりません。)

秋になると真っ直ぐな茎を立ち上げ、茎に沿って小さな穂が出てきます。ひとつひとつの穂を見ても小さくて地味ですが、たくさんの茎がまとまると雰囲気があります。

草丈は40cmほどですが、秋に立ち上がる穂は1m近くなるので、植え付け場所は穂の高さも考慮に入れておいたほうが良いです。

白い斑入り葉は葉焼けしやすいのですが、スキザクリウム・カメレオンは強い日差しでも葉焼けしないので一年中日向で育てることができます。

暑さ寒さに強く、手がかからないので初心者にもおすすめです。

*冬は地上部を枯らす宿根草に分類されます。

 

スキザクリウム・カメレオンの育て方

紅葉が始まったスキザクリウム・カメレオン

10月

栽培環境

日当たりと水はけの良い、乾燥気味の環境を好みます。

肥沃な土壌や日当たりの悪い場所で育てると、葉がシャキッと立ち上がらず、綺麗な草姿になりません。

水やり

乾燥気味に管理します。

鉢植えの場合は、用土が乾いたらたっぷりと水やりします。

地植えの場合は、根づいてしまえば水やりは不要です。

スキザクリウム・カメレオン

6月中旬

肥料

痩せ地でも育つ植物で、あまり肥料を必要としません。

植え付け・植え替え

適期は春と秋。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土で問題なく育ちます。

地植えの場合は、庭土の水はけが悪いようなら腐葉土や堆肥を混ぜ込み水はけの良い環境を作ります。

スキザクリウム・カメレオンの紅葉

11月 右端が紅葉したスキザクリウム・カメレオン

手入れ

ほぼ放任で大丈夫です。

伸びすぎて姿が乱れたら、株元で短く切ると再び芽吹き姿が整います。

夏越し・冬越し

暑さ、寒さに強いので特別な対策はいりません。

冬は地上部が枯れたら地際で切り取ります。

枯れ姿を鑑賞する場合は、春の芽吹きまでには地際で切り取りましょう。

スキザクリウム・カメレオン

4月初旬の芽吹き

病害虫

ほとんど見られません。

増やし方

株分けで増やせます。

株分けの適期は3月中旬〜4月か、9月〜10月です。

まとめ

  • 青みがかった葉に白い斑が入る爽やかなグラス
  • 秋には小さな穂をフワッと咲かせる
  • 日当たりと乾燥気味の環境を好む
  • 寒冷地では紅葉が綺麗

最後までご覧いただきありがとうございました。

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