レモンマリーゴールドの特徴と育て方|ハーブティー|コンパニオンプランツとしても有効

可愛いレモンマリーゴールドの花

強い柑橘系の香りがある葉に、黄色い花を咲かせるレモンマリーゴールド。

一年草のマリーゴールドの近縁種ですが、レモンマリーゴールドは一度植えると毎年花を咲かせる宿根草(半耐寒性多年草)になります。

花付きがとても良く、9月頃から霜が降りるまで次々と花を咲かせます。

通路脇に植えると、身体に少し触れるだけでレモンの爽やかな香りが漂います。

今回はレモンマリーゴールドの特徴や育て方をご紹介します。

レモンマリーゴールドの基本情報

レモンマリーゴールドの花

キク科 タゲテス属

半耐寒性多年草

 

原産地  南アメリカ

学名   Tagetes lemmoni

別名   ハーブマリーゴールド

花色   黄色

花期   9月〜12月

草丈   30〜150cm

耐寒性  普通(−10℃程度)

耐暑性  強い

日照   日向

レモンマリーゴールドの特徴

可憐なレモンマリーゴールドの花

我が家の庭から

レモンマリーゴールドは、秋から初冬にかけて明るい黄色の花を咲かせる宿根草(半耐寒性多年草)。

花は3cm程度の大きさで、花付きが非常に良く霜が降りるまで次々と咲きます。

葉は強い柑橘系の香りがあり、ハーブティーとして利用されます。

葉の香りは濃厚なので苦手な方もいらっしゃるかもしれません。

花はエディブルフラワーとして利用できます。

根からナメクジや線虫が嫌う成分が分泌されており、他の植物の近くに植えることで虫除けになるとされています。

暑さ寒さに強く、最低気温は−10℃程度まで耐え、冬は落葉し再び春に芽吹きます。

レモンマリーゴールドの育て方

可愛いレモンマリーゴールドの花

11月の庭から

栽培環境

日当たりと水はけの良い環境を好みます。

半日陰でも生育しますが花は少なくなります。

生育旺盛で大きく育つので、地植え向きの植物です。

鉢植えで育てるなら大きめの鉢に植えてください。

水やり

鉢植えの場合は、用土が乾いたらたっぷりと水やりします。

地植えの場合は、根付いた後は降雨に任せます。

可憐なレモンマリーゴールドの花

植え付け・植え替え

植え付け

植え付け適期は春か秋。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土で問題なく育ちます。

地植えの場合は、掘り上げた土に堆肥や腐葉土を混ぜ込み、水はけの良い土壌を作ります。

植え替え

植え替え適期は春か秋。

生育旺盛なので、鉢植えは毎年ひと回り大きな鉢に植え替えます。

地植えの場合は植え替えの必要はありません。

満開のレモンマリーゴールド

12月初旬の庭から

肥料

鉢植えの場合は、春と秋に緩効性化成肥料を少量置き肥します。

*肥料の与えすぎは花が咲かない原因になるので、肥料は控えめに。

地植えの場合は、植え付け時に元肥として堆肥や腐葉土を混ぜ込んでおけば、その後の追肥はほぼ不要です。

手入れ

放任で育てると、あまり枝分かれせず草丈が高くなりすぎてしまうので、初夏から夏に草丈1/3程度まで切り戻すことをオススメします。

切り戻すことで枝数も増え、たくさんの花を咲かせてくれます。

可憐なレモンマリーゴールドの花

夏越し

暑さには強いので特別な対策は必要ありません。

冬越し

耐寒温度は−10℃程度で、寒冷地以外では屋外で冬越しできます。

霜が降りると枯れ始め落葉して冬を越します。

地上部が枯れてきたら、地際から20〜30cmくらいで切り戻しておきます。

温暖地以外では、防寒対策に株元をバーク堆肥などでマルチングしておきましょう。

レモンマリーゴールド

12月初旬の庭 そろそろ花も終わりです

病害虫

病気はほとんど見られません。

高温期にハダニが発生することがあります。

ハダニが少ないうちは、葉の裏に水をかけて洗い流すのが有効です。

増やし方

種まきと挿し木で増やせます。

種まきの適期は4月から6月。挿し木は春と秋が適期です。

*レモンマリーゴールドは発根が良いので挿し木で増やしやすいです。

 

まとめ

  • 冬は枯れて春に芽吹く宿根草
  • 日向の水はけが良い場所を好む
  • 9月から12月に黄色い花を咲かせる
  • 葉に強い柑橘系の香りがある
  • 葉はハーブティーに、花はエディブルフラワーとして利用できる
  • 根からナメクジや線虫が嫌う成分が分泌され、花壇のコンパニオンプランツとして有効

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