スーパートレニア・カタリーナの育て方|綺麗に花を咲かせる4つのコツとは?

スーパートレニア・カタリーナブルー

スーパートレニア・カタリーナは、春から晩秋まで次々と花を咲かせる一年草。暑い夏にも負けず休まず花を咲かせてくれる育てやすい植物です。

スーパートレニア・カタリーナを長期間きれいに花を咲かせるコツは、日当たり・水やり・摘芯・肥料の4つです。

今回は、スーパートレニア・カタリーナの特徴や育て方を初心者にもわかりやすく解説します。

スーパートレニア・カタリーナの基本情報

スーパートレニア・カタリーナブルー

科・属名 アゼトウガラシ科 ツルウリクサ属
分類 非耐寒性多年草(一年草扱い)
学名 Torenia hybrid
開花期 春〜晩秋
草丈 20〜30cm
葉張り 60〜80cm
耐寒性 弱い(最低温度5℃)
耐暑性 強い
日照 日向

スーパートレニア・カタリーナの特徴

トレニア・カタリーナ・ブルーリバーの花

濃いブルーが美しい『ブルーリバー』

スーパートレニア・カタリーナは、 近年人気のブランドPW(proven winners)の半這い性トレニアです。

優しく上品な花色と優れた連続開花性が魅力で、花色は次の5色があります。

  • アメジスト:アメジストのような濃い青色
  • ブルーリバー:青紫色
  • アイスリバー:涼しげな淡いブルー
  • ピンクリバー:可愛いピンク色
  • ラムレーズン:花の中心部が紫色で、花弁がクリーム色のニュアンスカラー

スーパートレニア・アイスリバー

涼しげな淡いブルーの『アイスリバー』

10月のトレニア ピンクリバー

とにかく可愛い『ピンクリバー』

耐暑性が強く強健

スーパートレニア・カタリーナは夏の暑さや直射日光に強くとても丈夫です。

生育旺盛でひと株で幅80cmくらいまで広がり、グランドカバーにも最適です。

開花期が長い

春から晩秋まで次々と花が咲き続けます。夏の間も花が休むことはありません。

草姿が綺麗にまとまる

植え付け後に数回摘芯しておけば、こんもりと綺麗な草姿にまとまります。

「ピンクリバー」「ブルーリバー」「アイスリバー」の3品種は枝変わりなので、同じ草姿、同じ強健さです。2色植えや3色植えにしても綺麗にまとまります。

スーパートレニア・カタリーナの栽培環境

スーパートレニア・カタリーナ・ブルーりb

日当たり・置き場所

日当たりの良い場所を好みます。

多少の日陰でもたくさんの花を咲かせますが、できれば日当たりの良い場所で育てましょう。

用土

水はけと水持ちの良い土壌を好みます。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土で問題なく育ちます。

地植えの場合は、掘り上げた土に腐葉土や堆肥を混ぜ込みます。さらに元肥として緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。

スーパートレニア・カタリーナの育て方

スーパートレニア・カタリーナ・ ピンクリバーの花

水やり

水やりは普通で良いです。
ただし、乾燥は苦手です。カラカラに水切れさせると、その後の生育に影響がでます。

鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりをします。春と秋は1日1回。真夏は水枯れしないように1日2回程度、最低でも1日1回は水やりしましょう。

地植えの場合も、晴天が続いて乾くようならたっぷりと水やりをしましょう。

肥料

長期間花を咲かせ続けるので、肥料切れしないように、定期的に肥料を与えます。

植え付け2〜3週間後から、規定量に薄めた液肥を10日に1回程度与えましょう。

植え付け・植え替え

スーパートレニア・カタリーナの植え付けは、苗の出回る4月下旬〜6月下旬が適期です。 

一年草扱いなので、植え替えの必要はありません。

トレニア・カタリーナ・アイスリバー

やさしい色の『アイスリバー』

手入れ

花がら摘み

花がら摘みをしなくても花は次々と咲きますが、花がらは見苦しいのでできれば取り除いておきましょう。

摘芯・切り戻し

植え付け後、早めに枝先を摘むと、枝数が増えてボリュームのある綺麗な草姿になります。
*2〜3回摘芯するのがオススメです。

草姿が乱れてきたら、伸びた部分を切り戻し肥料を与えます。切り戻しすると枝数が増え、さらに綺麗な草姿で花を咲かせてくれます。9月に入って涼しくなる頃までなら半分くらいまで切り戻しても大丈夫です。

夏越し

暑さや夏の直射日光に強いですが、水切れには気をつけましょう。

冬越し

スーパートレニア・カタリーナは寒さに弱く、耐えられるのは5℃程度までです。霜に当たると枯れます。

冬越しさせるなら、株を10cm程度まで切り戻して、室内の明るい窓辺などに取り込みましょう。(5℃以上の室温がある場所で管理しましょう。)

 

病害虫

病気

スーパートレニア・カタリーナは、病気の心配はほぼありません。トレニアがかかりやすい「うどんこ病」や「立ち枯れ病」にも強いです。

害虫

アブラムシやアザミウマが新芽や花につくことがあります。見つけしだい薬剤を散布するなどして駆除しましょう。

増やし方

挿し木で簡単に増やせます。

摘んだ茎を土に挿しておけば、シーズン中に花を咲かせます。(4〜5本挿しておくと充実した株になるのが早い。)

トレニア ピンクリバー

切り戻しをせず育てると伸びすぎます

▼夏に元気な植物をこちらの記事で紹介しています。

暑さに強い夏の花20選|初夏から秋まで長く咲くおすすめの花

スーパートレニア・カタリーナの栽培記録

5月25日

スーパートレニア・カタリーナ

 

切り戻したトレニアの苗

伸びすぎた枝をポットの縁で切り戻して、7号鉢に植え付けました。

この時切った枝で挿し木をするとシーズン中に花を咲かせることができます。

6月15日(3週間後)

スーパートレニア・カタリーナ・ブルーリバー

姿良く伸びてきています。

ここでもう一度、全ての枝先を摘みます。

鉢からはみ出した長い枝は鉢の内側で摘みます。

このように初期の段階で数回摘芯することで、枝数が増えて綺麗な草姿でたくさんの花を咲かせます。

この時に摘んだ茎も挿し木にするといいですよ。

6月22日(さらに1週間後)

スーパートレニア・カタリーナ・ブルーリバー

8月

8月のトレニア ・カタリーナ・ブルーリバー

その後、放っておいたらグングン伸びて8月にはこんな姿に・・・さすがに放置し過ぎました。

ちょっと良くない例ですが、放っておいてもここまで成長もして、花もたくさん咲くという例でもあります。

でもこうなる前に切り戻してくださいね。

10月中旬

晩秋のトレニア・カタリーナブルーリバー

その後9月の中旬にバッサリ切り戻して、ひと月後には綺麗な草姿でびっしり花を咲かせました。

これが理想的な草姿ですね。

まとめ

スーパートレニア・カタリーナブルー

スーパートレニア・カタリーナを綺麗に咲かせる4つのコツ。

  1. 日当たりの良い場所、水はけと水持ちの良い土で育てる
  2. 乾燥は苦手なので、水切れさせないように注意する
  3. 植え付け直後に2〜3回摘芯して枝数を増やす
  4. 定期的に肥料を与える

最後までご覧いただきありがとうございました。

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