スーパートレニア・カタリーナの育て方|綺麗に花を咲かせる4つのコツとは?

スーパートレニア・カタリーナ・ブルーリバー

スーパートレニア・カタリーナは春から晩秋まで次々と花を咲かせる一年草。暑い夏にも負けず休まず花を咲かせてくれる育てやすい植物です。

長期間きれいに花を咲かせるコツは、日当たり・水やり・摘芯・肥料の4つ。

今回はスーパートレニア・カタリーナの育て方を初心者にもわかりやすく解説します。

スーパートレニア・カタリーナの基本情報

アゼトウガラシ科 ツルウリクサ属
非耐寒性多年草(一年草扱い)

 

学名    Torenia hybrid
開花期   春〜晩秋
草丈    20〜30cm
葉張り   60〜80cm

耐寒性   弱い(最低温度5℃)

耐暑性   強い
日照    日向

スーパートレニア・カタリーナの特徴

スーパートレニア・カタリーナは 近年人気のあるブランド PW(proven winners)の半這い性トレニア。

優しく上品な花色と優れた連続開花性が魅力です。花色は3色で、涼しげなブルー系が2色とピンク色があります。

*2023年には濃い青色の花を咲かせる「アメジスト」と、ニュアンスカラーが上品な「ラムレーズン」も発売されました。

トレニア・カタリーナ・ブルーリバーの花

濃いブルーが美しい『ブルーリバー』

スーパートレニア・アイスリバー

涼しげな淡いブルーの『アイスリバー』

10月のトレニア ピンクリバー

とにかく可愛い『ピンクリバー』

耐暑性が強く強健

夏の暑さや直射日光に強くとても丈夫です。

生育旺盛でひと株で幅80cmくらいまで広がり、グランドカバーにも最適です。

開花期が長い

春から晩秋まで次々と花が咲き続けます。夏の間も花が休むことはありません。

草姿が綺麗にまとまる

植え付け後に数回摘芯しておけば、こんもりと綺麗な草姿にまとまります。

同じ品種でも色が違うと、草姿や生育のスピードに差があることが多いのですが、スーパートレニア・カタリーナは3色とも同じ草姿、同じ強健さなので2色植えや3色植えにしても綺麗にまとまります。

スーパートレニア・カタリーナの育て方

スーパートレニア・カタリーナ・ブルーりb

栽培環境

日当たりの良い場所、水はけと水持ちの良い土壌を好みます。

多少の日陰でもたくさんの花を咲かせますが、できれば日当たりの良い場所で育てましょう。

水やり

水やりは普通で良いのですが、乾燥は苦手で一度カラカラにしてしまうとその後の生育に影響がでます。

鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりします。春と秋は1日1回。真夏は水枯れしないように1日2回程度、最低でも1日1回は水やりしましょう。

地植えの場合も、乾くようならたっぷりと水やりしてください。

肥料

長期間花を咲かせ続けるので、肥料切れしないように、定期的に肥料を与えます。

植え付け2〜3週間後から、規定量に薄めた液肥を10日に1回程度与えましょう。

植え付け

苗の出回る4月下旬〜6月下旬が適期になります。 

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土で問題なく育ちます。

地植えの場合は、掘り上げた土に腐葉土や堆肥を混ぜ込みます。さらに元肥として緩効性化成肥料も混ぜ込んでおきます。

トレニア・カタリーナ・アイスリバー

やさしい色の『アイスリバー』

手入れ

花がら摘み

花がら摘みをしなくても花は次々と咲きますが、散った花がらは見苦しいのでできれば取り除いておきましょう。

摘芯・切り戻し

植え付け後、早めに枝先を摘むと、枝数が増えてボリュームのある綺麗な草姿になります。
*2〜3回摘芯するのがオススメです。

草姿が乱れてきたら、伸びた部分を切り戻し肥料を与えます。切り戻しすると枝数が増え、さらに綺麗な草姿で花を咲かせてくれます。9月に入って涼しくなる頃までなら半分くらいまで切り戻しても大丈夫です。

夏越し

暑さに強くどんな環境でも育ちますが、水切れには気をつけましょう。

冬越し

スーパートレニア・カタリーナは寒さに弱く耐えられるのは5℃程度まで。霜に当たると枯れます。

冬越しさせるなら、株を10cm程度まで切り戻して、室内の明るい窓辺などに取り込みましょう。(5℃以上の室温がある場所で管理してください。)

病害虫

病気

スーパートレニア・カタリーナは、ほとんど病気の心配はありません。一般的なトレニアがかかりやすいうどんこ病や立ち枯れ病に強く改良されています。

害虫

アブラムシやアザミウマが新芽や花につくことがあります。見つけしだい薬剤を散布するなどして駆除しましょう。

増やし方

挿し木で簡単に増やせます。

摘んだ茎を土に挿しておけば、シーズン中に花を咲かせます。(4〜5本挿しておくと充実した株になるのが早い。)

トレニア ピンクリバー

我が家の『ピンクリバー』 切り戻しをせず育てると伸びすぎます

▼夏に元気な植物をこちらの記事で紹介しています。

暑さに強い一年草・多年草11選

栽培記録

5月25日

スーパートレニア・カタリーナ

 

切り戻したトレニアの苗

伸びすぎた枝をポットの縁で切り戻して、7号鉢に植え付けました。

この時切った枝で挿し木をするとシーズン中に花を咲かせることができます。

6月15日(3週間後)

スーパートレニア・カタリーナ・ブルーリバー

姿良く伸びてきています。

ここでもう一度、全ての枝先を摘みます。

鉢からはみ出した長い枝は鉢の内側で摘みます。

このように初期の段階で数回摘芯することで、枝数が増えて綺麗な草姿でたくさんの花を咲かせます。

この時に摘んだ茎も挿し木にするといいですよ。

6月22日(さらに1週間後)

スーパートレニア・カタリーナ・ブルーリバー

8月

その後、放っておいたらグングン伸びて8月にはこんな姿に・・・

8月のトレニア ・カタリーナ・ブルーリバー

さすがに放置し過ぎました。

ちょっと良くない例ですが、放っておいてもここまで成長もして花もたくさん咲くという例でもあります。

でもこうなる前に切り戻してくださいね!

10月中旬

その後9月の中旬にバッサリ切り戻して、ひと月後には綺麗な草姿でびっしり花を咲かせました。

これが理想的な草姿ですね。

晩秋のトレニア・カタリーナブルーリバー

まとめ

スーパートレニア・カタリーナを綺麗に咲かせる4つのコツ。

  1. 日当たりの良い場所、水はけと水持ちの良い土で育てる
  2. 乾燥は苦手なので、水切れさせないように注意する
  3. 植え付け直後に2〜3回摘芯して枝数を増やす
  4. 定期的に肥料を与える

最後までご覧いただきありがとうございました。

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