穂咲きナナカマド‘セム’の育て方|栽培経験をもとに解説【落葉低木】

穂咲きナナカマド・セムの新芽

穂咲きナナカマドはバラ科の落葉低木。

春の新芽、初夏の花、秋の赤い実、紅葉と一年を通して目を楽しませてくれる鑑賞価値の高い低木です。

その中でも、‘セム’という品種は小型で樹高がコンパクトにまとまり扱いやすい品種です。

今回は、穂咲きナナカマド‘セム’の特徴や育て方をご紹介します。

穂咲きナナカマド・セムの基本情報

学名 Sorbaria sorbifolia sem
科名・属名 バラ科 ホザキナナカマド属
園芸分類 落葉低木
原産地 日本
花期 初夏
花色 白
樹高 1m前後
耐寒性 強い
耐暑性 強い
日照 日向〜半日陰

 

穂咲きナナカマド・セムの特徴

新芽が美しい穂咲きナナカマド

4月の新芽

新芽と紅葉が美しい

赤みを帯びた新芽が明るいグリーンへと変化し、秋には黄色に紅葉します。

白い花が穂状に咲く

初夏には白い花を穂状に咲かせます。蕾がたくさんある咲き始めの頃がとても可愛く、個人的にはこの頃の花が一番好きです。

穂咲きナナカマド・セムの花

6月の花

赤い実がなる

花後に切り戻さずそのままにしておくと、秋に赤い実がなります。

樹高がコンパクト

‘セム’は小型の改良種で樹高が1mくらいにしかなりません。剪定で60cmくらいに抑えることもできます。

穂咲きナナカマドの紅葉

11月の紅葉

地下茎で増える

地際からたくさんの芽を出し、株立ち状になり横へ横へと広がっていきます。

生育旺盛でたくさん芽が出てくるので、植え付ける場合はそれなりのスペースが必要になります。

丈夫で育てやすい

暑さ寒さに強くて、病害虫も見られず、あまり手もかからないので育てやすい低木です。

穂咲きナナカマド・セムの育て方

新芽が美しい穂咲きナナカマド

4月 新芽が美しい

栽培環境

日当たりと水はけの良い環境を好みます。

日向〜半日陰まで育ちますが、日向に植えるのをお勧めします。日向の方が葉の色が綺麗に出て、花上がりも良いからです。

強乾燥を嫌うので、乾燥する場所は避けたほうが夏の管理が楽です。

水やり

根付いてしまえば地植えは降雨に任せます。夏に乾燥するようなら水やりをします。

*水切れさせると下葉がパラパラ落ちてきます。

穂咲きナナカマド

植え付け

適期は落葉期の12月から3月です。*ポット苗は真夏を避ければいつでも植え付け可能です。

根鉢の2〜3倍の穴を掘って、掘り上げた土に腐葉土を混ぜ込み水はけの良い環境を作って植え付けます。

肥料

冬(1〜2月)に寒肥として固形の油粕や骨粉を株の周りに埋め込みます。

*油粕と骨粉を混ぜて固形にした便利な商品があります。小袋もあって使いやすいのでお勧めです。

剪定

咲き終わった花を切ると、新芽が伸びて秋にも咲くことがあります。

花はその年に伸びた枝に咲くので、春から初夏の強い剪定は避けます。樹形を整えるなら花後か落葉期に行います。

夏越し

耐暑性が強いので特に対策はありませんが、日照りが続くときには水やりをしましょう。

*強乾燥を嫌い水切れすると下葉がパラパラ落ちてきます。

冬越し

耐寒性が強いので、特に対策はありません。

穂咲きナナカマドの紅葉

11月の黄色の葉

病害虫

病害虫はほとんど見られません。

増やし方

株分け、挿し木で増やせます。

株分け

地際からたくさんの芽を出すので、この芽を掘り上げて植え付けるのが一番簡単です。

適期は落葉期です。真夏を除けば、他の時期でも出来ないことはありませんが、落葉期に行うのが一番確実で管理も楽です。

挿し木

適期は5月〜6月です。

最後に

穂咲きナナカマドとバーベリス ・オレンジロケットの紅葉

11月 黄色く紅葉した穂咲きナナカマド

画像は昨年の我が家の11月の紅葉の様子です。

黄色く紅葉した穂咲きナナカマド・セムと、鮮やかな赤に紅葉したバーベリス ・オレンジロケットとのコントラストがとても綺麗でした。

バーベリス の紅葉

鮮やかな赤い葉はバーベリス ・オレンジロケット

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