ビバーナム・ティヌスの育て方!|花が咲かないのは?|剪定時期は?

ビバーナム・ティヌスの花

ビバーナム・ティヌスは、暑さ寒さに強く、刈り込みにも耐える丈夫な低木で、近年人気があります。

春にはピンク色の蕾から白い花を咲かせ、条件が合えば秋に光沢のある青い実がなります。

ただし、剪定の時期を間違えると翌年花が咲かないことがあるので、剪定時期や剪定方法には注意が必要です。

正しい剪定時期は花後すぐで、透かし剪定が最適です。

今回はビバーナム・ティヌスの特徴や育て方を紹介します。

ビバーナム・ティヌスの基本情報

スイカズラ科ガマズミ属

常緑低木

 

原産地  地中海沿岸(原種の主な自生地)

学名   Viburnum tinus

別名   常緑ガマズミ

花色   白

花期   春〜初夏

樹高   2〜3m(剪定で1mくらいに抑えることが可能)

耐寒性  強

耐暑性  強

日照   日向〜やや半日陰

ビバーナム・ティヌスの特徴

ビバーナム・ティヌスの花は?

ピンク色の蕾から白い花を咲かせます。

特に蕾と白い花が混ざる咲き始めの時期が魅力的です。

ビバーナム・ティヌスの花

3月下旬 蕾と花が混ざった様子

ビバーナム・ティヌスの花

4月5日 開花するとこんな感じに

ビバーナム・ティヌスの実は?

秋に光沢のある青い実をつけます。

この実は鑑賞価値が高く、花材と流通します。

ただし、開花した花が必ず結実するわけではありません。

実の数は花の数よりかなり少ないか、条件によっては実がならないと思っておいた方が良いです。

我が家では実がなるのは稀です。

ビバーナム・ティヌスの性質は?

丈夫で育てやすい常緑の低木で、和風の庭にも洋風の庭にもよく馴染みます。

日向〜半日陰を好みますが、ある程度の耐陰性があるので日陰の庭でも育ちます。

ビバーナム・ティヌスは、放任で育てると2m以上になるので地植えがおすすめです。

剪定に耐えるので生垣にも使えます。

 

ビバーナム・ティヌスの育て方

ビバーナム・ティヌスの花

栽培環境

日向〜半日陰まで育ちます。

ただし、日向の方が花上がりがよく、病気や害虫の発生も少なくなります。

肥沃で水はけの良い土が理想的ですが、粘土質でなければ育ちます。

水やり

鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと水やりします。

地植えの場合は、降雨に任せます。夏場にひどく乾燥するような時は水やりしてください。

植え付け・植え替え

植え付け 

適期は2月下旬〜3月と、9月下旬〜11月です。

鉢植えの場合は、草花用培養土で問題なく育ちます。

地植えの場合は、根鉢の2〜3倍の穴を掘って、掘り上げた土に腐葉土や堆肥を混ぜ混み、水はけの良い環境を作ります。

植え替え   

適期は2月下旬〜3月と、9月下旬〜11月です。

鉢植えの場合は、根詰まりしているようならひと回り大きい鉢に植え替えます。

地植えの場合は、植え替えの必要はありません。

ビバーナム・ティヌスの花

3月下旬 ピンク色の蕾から白い花が咲く姿がかわいい

肥料

鉢植えの場合は、春と秋、それと花後に緩効性化成肥料を与えます。

地植えの場合は、寒肥として1〜2月の間に、緩効性化成肥料を株の周りに埋め込みます。

剪定

ビバーナム・ティヌスの剪定は、樹形を乱す枝を切る程度の「透かし剪定」が基本になります。

ビバーナム・ティヌスは春から初夏に花が咲き、夏になるとすぐに翌年の花芽が作られます。夏以降に剪定すると、翌年の花芽を落としてしまうことになり、翌年の花付きに影響が出てしまいます。

翌年も花を咲かせるには、花後すぐに剪定することがポイントです。剪定は、伸びすぎた枝や絡んだ枝、徒長枝を切り落とす「透かし剪定」がおすすめです。

透かし剪定することで、日当たりや風通しが良くなり、樹木を健康に育てることができます。

とはいえ、数年育てていると2mを超えるので、全体的にコンパクトにしたくなることがあります。そういう時は花後すぐに剪定することで、樹高を抑えて翌年も花を楽しめます。

*花を咲かせる事にこだわらないのなら、真夏と真冬を除けばいつでも剪定できます。

ビバーナムティヌスの花

4月の庭から

夏越し

耐暑性が強いので、特に対策はいりません。

冬越し

耐寒性が強いので、特に対策はいりません。

病害虫

春から夏にハムシが発生することがあります。

見つけ次第殺虫剤などで駆除します。

*我が家でもハムシは発生しますが、大きな被害にはならず、問題なく育っています。

増やし方

6〜7月(梅雨時期)に挿し木で増やせます。

我が家のビバーナム・ティヌス

冬のビバーナム・テイヌス

我が家のビバーナム・ティヌスは大きなオリーブの木の東側に植えてあります。

南側には建物があるので、朝日が当たる時間以外はほぼ日陰になっています。

花数は少ないですが、日が当たる方向に枝を伸ばし、その枝にはたくさんの花を咲かせます。

ビバーナム・ティヌスの蕾

1月21日撮影

写真は昨年の10月下旬に剪定したビバーナム・ティヌスの1月の様子です。

10月の剪定は明らかに遅過ぎました。でも、どうしてもボリュームをひと回り小さくしたかったので、花は諦める覚悟で剪定に踏み切りました。

透かし剪定を意識して枝を切ったので、けっこう花芽が残っていたようです。3ヶ月後には予想以上にたくさんの蕾をつけていました。

ビバーナムのおすすめ品種

ビバーナム・スノーボール

ビバーナムには他にもいくつか品種がありますが、その中でも「ビバーナム・スノーボール」は花が美しく人気が高い品種です。

スノーボールは落葉樹で、紫陽花に似た花を咲かせます。葉はティヌスと違って柔らかい雰囲気です。

最後までご覧頂きありがとうございました。

この記事が少しでもお役に立てると嬉しいです。