ベビーティアーズは小さな葉が可愛い多年草。
室内で育てる観葉植物として扱われることが多いですが、寒冷地以外では屋外でも育てることが出来ます。
繊細な雰囲気で、育てるのが難しそう
という声もよく聞きますが、適した環境で育てれば難しくはありません。
実際、私の庭では8年もの間元気に育ち、庭のあちこちに広がっています。
屋外で育てる場合、最適な環境は水はけと風通しの良い半日陰です。
この記事ではベビーティアーズの育て方(屋外の場合)を紹介します。
もくじ
ベビーティアーズの特徴
3㎜くらいの小さな葉が這うように伸びていきます。
葉は柔らかく繊細な雰囲気の植物です。
草丈は低く、1〜5cmくらい。
花は咲きますが小さすぎて気がつかないことが多いです。
葉色は緑色や黄緑色、斑入りなどがありますが、丈夫で育てやすいのは緑色です。
鉢植え、地植えのどちらでも楽しめます。
環境が合えば、ちょっとしたグランドカバーにもなりますよ♪
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ベビーティアーズの基本情報
イラクサ科 ソレロリア属
多年草
原産地 地中海沿岸
学名 Soleirolia soleirolii
花色 白
開花期 6月〜7月
草丈 1〜5cm
耐寒性 強い(ー10度)
耐暑性 弱い(高温多湿に弱い)
難易度 中級
日照 半日陰
(日光が好きだが、直射日光が当たり過ぎると葉が硬くなる)
ベビーティアーズの育て方
栽培環境
水はけの良い土、風通しの良い半日陰
この2つの条件が揃えば、たいていは元気に育ちます。
ベビーティアーズは日光を好みますが、夏の強い日差しは苦手です。
水やり
乾燥と高温多湿を嫌います。
鉢植えは表土が乾いたらたっぷりと与えます。
地植えは降雨に任せますが、乾燥するようなら水やりします。
*高温多湿に弱いので、夏の水やりは早朝か夕方以降に行います。(この時間帯なら葉の上から水をかけても大丈夫です)
植え付け
適期は3月〜4月です。
鉢植えの場合
市販の草花用培養土で問題なく育ちます。
*培養土は水はけの良い、良質なものを使ってください。目安は20ℓで1000円前後です。
地植えの場合
元々あった土に堆肥や腐葉土、赤玉土、パーライト(黒曜石)を混ぜ込んで、水はけの良い環境を作ります。
さらに元肥として緩効性化成肥料を少量混ぜ込んでおきます。
*掘りあげた土を市販の培養土と入れ替えても良いです。
植え替え
適期は春と秋です。
鉢植えは、根詰まりするようなら、一回り大きい鉢に植え替えるか株分けします。
地植えでは植え替えは不要です。
肥料
肥料はあまり必要としません。
*私はほとんど肥料を与えていませんが、元気に育っています。
手入れ
伸びすぎたり茂りすぎたら、軽く切り戻して蒸れを防ぎます。
真冬を除けば、いつ切り戻しても大丈夫です。
夏越し
夏の直射日光と高温多湿に弱いので、直射日光を避け風通しの良い場所で管理しましょう。
冬越し
寒さには強いので、特に対策はありません。
寒冷地では防寒するか、鉢植えは室内に取り込みます。
増やし方
株分け、挿し木で増やせます。適期は春です。
株分け
掘り上げた株をざっくりと手で分けて植え付け、軽く水やりして新しい土に馴染ませます。
挿し木
挿し木で増やせますが、茎が細いので挿しにくく、水管理も難しいです。
病害虫
ほとんど見られません。
我が家のベビーティアーズ
我が家では次のような条件の場所で育っています。
①建物の東側:午前中は日光が当たり午後は日陰になる場所
②南の庭:建物の軒先や樹木の陰で、西日が当たらない場所
どちらでも元気に育っていますが、日当たりが良いほど葉は硬くなり、フワッとした繊細な雰囲気がなくなります。
①建物の東側
雨がかかりにくく、土は常に乾き気味な場所です。
乾燥に弱いと言われるベビーティアーズですが元気に育っています。
萎れそうな時は水やりしますが、それも夏の間に数回程度です。
②南の庭
建物の軒先のレンガの隙間です。
ここは明るい半日陰になります。ベビーティアーズはレンガの上にも広がっています。
このベビーティアーズには水やりしていませんが、近くの鉢に水やりするので土には適度に水分があるようです。
まとめ
- 小さな葉が可愛い多年草
- 水はけの良い土、風通しの良い半日陰で元気に育つ
- 適した環境ではどんどん増える
- 半日陰のちょっとしたグランドカバーになる
- 根付いてしまえば多少の乾燥にも耐える
見た目は繊細なベビーティアーズですが、意外に丈夫なんですよ。
気楽に挑戦してみてください(^ ^)
最後までご覧いただきありがとうございました。
この記事が少しでもお役に立てると嬉しいです。