初夏から夏にかけて、次々と花を咲かせるエキナセア。
花形も色も草姿も個性的で、夏庭におすすめの宿根草です。
耐寒性がとても強く、寒冷地でも冬越しの心配はいりません。
この記事では、夏の花壇に超おすすめのエキナセアを紹介します。
もくじ
エキナセアの特徴
耐暑性が強く、夏の間も元気に花を咲かせます。
花は咲き進むと中心が盛り上がり、花びらが反りかえるのが特徴です。
花色が豊富で、花の形も八重咲きやストロー咲き、花びらが細長いものなどバリエーションが豊富です。
草丈は矮性種は30〜50cm、大型種になると1mくらいのものまであるので、植える場所に合わせて品種を選ぶことができます。
成長はゆっくりですが年々立派な株に育ち、3年目くらいから花数も増えて見応えのある株になります。
品種によって開花時期には差がありますが、ほとんどの品種は初夏が最盛期です。
暑さ寒さに強く、一度植えると毎年花を咲かせてくれます。初心者でも育て易い宿根草です。
エキナセアの基本データ
キク科 ムラサキバレンギク属
耐寒性多年草(冬期落葉種)
原産地 北アメリカ
学名 Echinacea purpurea
開花期 6月〜8月
花色 白 クリーム 黄色 オレンジ ピンク 濃いピンク グリーン
草丈 30cm〜100cm
葉張り 約30cmくらい〜(年々大株になります。)
耐寒性 強い
耐暑性 強い
日照 日向
エキナセアの育て方
栽培環境
日当たりが良く、風通しの良い環境を好みます。
蒸れには弱いので、水はけの良い土で乾燥気味に育てます。
用土
鉢植えの場合は、市販の草花用培養土に軽石(黒曜石のパーライトでも良い)や赤玉土を混ぜて、水はけの良い環境を作ります。
地植えの場合は、掘り上げた土に腐葉土を混ぜます。
掘り上げた土が水はけが悪そうなら、さらに軽石や赤玉土を混ぜてください。
水やり
鉢植えは用土が乾いたらたっぷりと水やりします。
地植えは根付いたら水やりの必要はありません。
夏に何日も雨が降らずしおれるようなら水やりします。
植え付け
3月〜4月と10月頃が適期ですが、おすすめは秋植えです。
宿根草は秋植えにして、冬の寒さにあてた方が根の張りが良く、しっかりとした株に育ちます。
春に植えるなら、なるべく早い時期に植えて、花の時期までに少しでも根を張らせましょう。
植え替え
4月〜5月と10月頃が適期です。(おすすめは10月頃)
鉢植えは根詰まりしやすいので、毎年新しい土でひと回り大きな鉢に植え替えます。
地植えの場合は植え替えの必要はありません。
手入れ
咲き終わった花茎は次のつぼみがある場所のすぐ上で切り取ります。
肥料
春と秋に緩効性化成肥料を控えめに与えます。
夏越し
暑さには強いので対策は不要です。
冬越し
地上部が枯れたら、地際で株を切りつめます。
寒さに強いので対策は不要です。
冬の間、鉢植えは乾燥気味に管理しますが、乾かしすぎないように注意してください。
地植えの場合は水やり不要です。
病害虫
高温期にハダニが発生することがあります。
ハダニは葉の裏に寄生して汁を吸います。葉の表面に白い斑点があったら葉の裏にハダニがいるはず!
ハダニの数が増えると、見た目も悪くなり植物も元気がなくなります。
初期のうちなら、水やりの時に葉裏に水をかけて洗い流します。たくさん発生しているようなら薬剤で駆除してください。
増やし方
種まき、株分けで増やせます。
種まきの適期は、5月中旬〜6月上旬です。
株分けの適期は10月頃になります。
植え付けて3〜5年経って、花が小さくなったり、株の中心がまばらになって生育が衰えてきたら株分けをおすすめします。
*種だと個体差が出るので、同じ花を咲かせたいなら株分けが確実です。
最後に
エキナセアはポピュラーな品種しか店先には出回らないので、珍しい品種は通販サイトを利用するのがおすすめです。
しかし通販サイトでは人気の品種は売り切れるのも早く、私もこの春欲しい品種が手に入りませんでした。
でも宿根草は基本的に秋に植えて、露地で越冬させた方が充実した株になるんです!
春にエキナセアが手に入らなかった方、
10月過ぎれば通販サイトで販売され始めます!
秋植えしましょう!
楽天市場の「おぎはら植物園」さんにはたくさんの品種があります。
最近は黄緑色の‘グリーンジュエル’が人気ですね♪
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