梅雨は高温多湿が原因で植物に様々なトラブルが発生しやすい時期。
きちんと対策をしておかないと、大変なことになります。
この記事では、梅雨時期に起こりやすいガーデニングのトラブルとその対策をご紹介します。
梅雨時期のトラブル

雨に打たれた草花
梅雨によくあるトラブルは次の3つ!
株が蒸れて傷む
梅雨時期の高温多湿で、株が蒸れて傷みやすくなります。
特に葉や茎が細くて柔らかい植物や、枝葉が茂って混み合っている植物は要注意です。
雨で花が傷む
雨に当たると花びらが傷んでしまいます。
さらに、濡れた花びらが葉に張り付くと、光合成を阻害したりカビの原因にもなります。
病害虫が発生する
高温多湿な環境では、うどん粉病や灰色カビ病が発生しやすくなります。
梅雨時期はナメクジなどの活動も活発で、ひどい時には花を全部食べられてしまうこともあります。
梅雨時期の対策

5月下旬の草花が茂った庭
梅雨の長雨や蒸れは植物の大敵。
でも早めに対策をすれば、被害を最小限に抑えることができます。
ここからは、梅雨の前や梅雨の間にやっておきたい対策を5つご紹介します。
鉢植えの植物を移動しよう
雨が当たると花が傷みやすいだけでなく、乾燥気味を好む植物は根腐れしやすくなります。
鉢植えは軒下など雨がかからない場所に移動しましょう。
その際、鉢と鉢の間は適度な間隔をとったり、鉢スタンドを使って地面から浮かせると風通しが良くなります。
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切り戻しをしよう
高温多湿で蒸れやすい梅雨を乗り切るには風通しが大切なポイント!
茂り過ぎた植物は、切り戻しや枝透かしをしてすっきりさせましょう。
切り戻しは天気の良い日の午前中に行うのがおすすめ。
なぜなら、切り口が湿った状態が長く続くと病害虫の被害にあいやすいからです。
支柱をしよう

茎が細い植物は枝先も結んでおくと安心
草丈の高い植物や茎が細い植物は、雨の重みで倒れたり折れたりすることがあります。
梅雨入りまでに支柱をしてあげましょう。
支柱の長さは60、90、120cmを揃えておくと便利です。
▼株立ちの植物の支柱にはこれがおすすめ
雑草を抜こう
梅雨時期の雑草は成長が早く、すぐに大きくなります。
雑草が大きくなると風通しが悪くなり、植物が蒸れやすくなります。
またカタバミなどの雑草にはハダニがつきやすいので、放っておくと良いことはありません。
雑草は早めに抜きましょう。
マルチングをしよう

ウッドチップ
強い雨が降ると、泥が跳ねて花や葉っぱが汚れてしまいます。
泥は病気の原因になるので、花壇にはバークチップやウッドチップのようなマルチング材を敷いておくのがおすすめです。
鉢植えの場合は、株元にココヤシファイバーを敷くのがおすすめ。ココヤシファイバーを敷くことで風通しが良くなり、病気や蒸れを防ぐ効果があります。
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切り戻しの実例
我が家の梅雨時期の切り戻しを写真でご紹介します。
エリゲロン
この時期になると、エリゲロンは満開を過ぎて花がらが目立ってきます。
満開の状態で雨が続くと蒸れて傷むので、バッサリと切り戻します。
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タイム
タイムにとって梅雨入り前の切り戻しはとても大切な作業です。
切り戻しておかないと、必ず蒸れて傷んだり枯れたりしてしまいます。
すっきり!
これで梅雨に蒸れて傷む心配はありません。
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