長い間雨が続く梅雨の時期には、高温多湿が原因で植物に様々なトラブルが発生しやすくなります。
梅雨時期のトラブル
梅雨によくあるトラブルは次の3つ!
1・株が蒸れて傷む
梅雨時期の高温多湿で、株が蒸れて傷みやすくなります。
特に葉や茎が細くて柔らかい植物や、枝葉が多くて混み合っている植物は注意が必要です。
2・雨で花が傷む
雨に当たると花びらが傷んでしまいます。
散った花びらが雨に濡れて葉に張り付くと、灰色カビ病の発生源になることもあります。
3・病害虫が発生する
高温多湿な環境ではうどん粉病が発生しやすく、散った花びらは灰色カビ病の原因にもなります。
梅雨時期はナメクジなどの活動も活発で、ひどい時には花を全部食べられてしまうこともあります。
本当に梅雨って嫌ですよね!
でも早めに対策をすれば被害を最小限に抑えることができます。
梅雨の前や、梅雨の間にやっておきたい対策を5つ紹介します。
梅雨時期の対策
1・鉢植えは雨が当たらない場所に移動しよう
雨が当たると花が傷みやすいだけでなく、乾燥気味を好む植物は根腐れしやすくなります。
鉢植えは軒下など雨がかからない場所に移動しましょう。
その際、鉢と鉢の間は適度な間隔をとったり、台やスタンドを使って地面から浮かせると風通し良くなるのでおすすめです。
2・切り戻しをしよう
高温多湿で蒸れやすい梅雨を乗り切るには風通しは大切なポイント!
茂り過ぎた植物は、切り戻しや枝透かしをしてすっきりさせましょう。
切り戻しは天気の良い日の午前中に行うのがおすすめ。
なぜなら、切り口が湿った状態が長く続くと病害虫の被害にあいやすいからです。
3・支柱をしよう
草丈の高い植物や、茎が細い植物は雨の重みで倒れたり、折れたりすることがあります。
梅雨入りまでに支柱をしてあげましょう。
4・雑草を抜こう
雨が降ると雑草がどんどん大きくなります。
雑草が大きくなると風通しが悪くなり植物が蒸れやすくなります。
またカタバミなどの雑草にはハダニがつきやすいので、放っておくと良いことがありません。
5・マルチングをしよう
強い雨が降ると、泥が跳ねて花や葉っぱが汚れてしまいます。
泥は病気の原因になるので、花壇にはマルチング材を敷いておくのがおすすめです。
切り戻しの例
エリゲロン
エリゲロンは満開を過ぎて花がらが目立ってきたので株元で切り戻します。

ここまで切っても大丈夫です
リッピア
今は開花期なので残したいところは残して、茂りすぎて蒸れそうな所だけ切り戻したり、抜いたりしてスッキリとさせます。
タイム
梅雨入り前のタイムの切り戻しはとても重要です。
切り戻しておかないと、必ず蒸れて傷んだり枯れたりしてしまいます。
すっきり!
これで梅雨に蒸れて傷む心配はありません。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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