ロベリアの蒸れ防止に「 ココヤシファイバー 」が効果的でした。

ココヤシファイバー

ロベリアは本来多年草ですが、高温多湿に弱く、夏越しが難しいので一年草扱いになっています。

夏を越せない一番の原因は、過湿による『蒸れ』です。

しかし、あるものを株元に敷いたら劇的に蒸れが防げてロベリアが健康に育っています。

そのあるもとは、これ!

ココヤシファイバーです。

ココヤシファイバー

ココヤシファイバーとは

ココヤシファイバー

ココヤシファイバーは細くて張りがあります

何からできてる?

ココヤシファイバーはココナッツのヤシの実の『中果皮』の繊維からできています。

ヤシの実は大きく分けると外果皮、中果皮、内果皮の三つの部分に分かれます。

外果皮・・・一番外側の硬い部分

中果皮・・・外果皮の内側の赤褐色の繊維の部分

内果皮・・・種子の部分

中果皮のうち、商品として使える部分がココヤシファイバーや、たわし、ロープなどになります。その残りの部分はココピートという土壌改良剤になります。

内果皮の部分は、ココナッツオイルやココナッツジュース、洋菓子の材料のココナッツなどになります。

どんな効果がある?

  • 水やりの際に土の跳ね返りを防ぐ
  • 土の表面からの水分の蒸発を抑え、土の乾燥を防ぐ
  • 気温の変化による土の急激な温度変化を和らげる(冬は霜除けになる)
  • 雑草が生え難くなる(屋外で使用する場合)
  • 見た目がおしゃれになる
  • 土ぼこりが立たない

使い方は?

ココヤシファイバーでマルチングした鉢植え

矮性の植物は土跳ねの影響を受けやすいので、ココヤシファイバーを敷いておくと水やりの際に気を使わなくて済みます

鉢植えした植物の株元に敷くだけです。

土の状態が見えなくなるので、水やりの際にはココヤシファイバーの一部をめくって、乾き具合を確認してくださいね。

水やりする時は、ココヤシファイバーの上から水をかけても大丈夫です。

不要になった時は燃えるゴミとして捨てることができます。

ロベリアに使用した例

ロベリアの寄せ植え

ロベリアとブルーデージーの寄せ植え

ロベリアは過湿に弱いので、水やりの際には葉に水がかからないように、土が跳ね返らないようにと、葉を手で避けながらそっと水やりしています。

それでも梅雨時のように湿度が高い時は、株元が蒸れたり、浮き上がった土で葉が汚れたりしやすいんですよね。これを繰り返していると、葉や茎が傷んで灰色カビ病になってしまいます。

そこで、春にロベリアを植え替える時に、株元にココヤシファイバーを敷いてみました。

水やりの際の土の跳ね返りで株元が汚れるのを防げたら、と思ったんです。

実は蒸れに対する期待はあまりしてなかったんです。

結果は予想以上に効果がありました。

ロベリアの葉

ロベリアを上から覗いた株の中 傷んだ葉はありません

ロベリアの株元

横から見た株元 いたって健康です

ココヤシファイバーの思わぬ効果にびっくり!

えっ? もしかしてみなさん知ってました?

知っていたらごめんなさ〜い!

▼ロベリアの育て方はこちらの記事をどうぞ

ロベリアの育て方|夏越しのポイントは?

そもそもロベリアは、ひとポット100円以下で大量に店先に並ぶ定番植物です。(ラベル物はもう少し高いですが)

定番の植物って育てやすく強健って思っていませんか?

でも意外とそうでもないんですよね。

日々草は灰色カビ病にかかりやすいし、急に立ち枯れたりするし・・・

カビようが腐ろうが安かったからね、一年草だしね。

うまく育たなかった時は、こう思って自分を納得させるんですが、できれば綺麗な状態で長く楽しみたいですよね〜。

今回の記事はココヤシファイバー使えるな!と思った一件でした。

 

ちなみに今回使ったココヤシファイバーは、「 プロトリーフ 」さんのもので、ホームセンターで50g入りが300円弱でした。

6号鉢で使った量は10gほどでした。

*少量で良いならば100円ショップに小袋があるので、それを使うのも良いですね。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

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価格:314円(税込、送料別) (2021/6/21時点)

最後までご覧頂きありがとうございました。

この記事が少しでもお役に立てると嬉しいです。