アジサイ・アナベルの育て方|他のアジサイとの違いは?【落葉低木】

アナベルの花

大きな純白の花房が美しいアナベル。

アナベルはアメリカノリノキを改良したアジサイの仲間です。

アジサイ・アナベルとして流通していますが、日本のアジサイと比べると枝が細く、繊細な印象なので洋風の庭によく似合います。

日向を好み、落葉期の剪定が可能など、普通のアジサイとはやや性質が違うところがあります。

今回は人気のアナベルの性質や、剪定などを紹介します。

 

アジサイ・アナベルの基本情報

アジサイ科 アジサイ属

耐寒性/落葉低木

 

原産地   北アメリカ東部

学名    Hydrangea arborescens‘Annabelle’

和名    アメリカノリノキ、アナベル

花色    白・ピンク

花期    7月〜8月

樹高    1〜1.5m

耐寒性   強い

耐暑性   強い

日照    日向〜半日陰

 

アジサイ・アナベルの特徴

アジサイ・アナベルの花

写真AC

花色の変化が美しい

白花のアナベルは、蕾はライムグリーンで、開花の頃には純白に変化していきます。

その後またライムグリーンになり、秋にはドライフラワーのように茶色になります。

基本種の白の他に、ピンクの花を咲かせるピンクアナベルもあります。

白花と同様に、蕾の時はライムグリーン→ピンク→ライムグリーン→茶色と変化します。

花色が土壌の酸度の影響を受けない

普通のアジサイは土壌の酸度(酸性やアルカリ性の濃度)によって花色が変わりますが、

アナベルは土壌の酸度の影響で花色が変わることはありません。

剪定の時期を選ばない

アナベルは今年伸びた新しい枝に花をつける新枝咲きです!

春に花芽ができ、その年の夏に開花するので冬でも剪定ができます。

冬に剪定しても、まだ花芽ができる前なので安心です。

アジサイ・アナベルの育て方

アジサイ・アナベル

写真AC

栽培環境

大きくなるので地植えが適しています。

日向〜半日陰で、水はけと水持ちの良い肥沃な土壌を好みます。

水やり

地植えでは降雨に任せますが、夏に乾くようなら朝か夕方に水やりしてください。

肥料

1月〜2月と花後の7月〜8月に緩効性化成肥料か油粕を与えます。

植え付け・植え替え

3月〜4月か10月〜11月が適期です。

*ポット苗は真夏と真冬を除けば植え付け可能です。

植え付け

アナベルは肥沃な土壌を好みます。

地植えでは根鉢の3倍くらいの穴を掘って、掘り上げた土の3割くらいの腐葉土と堆肥をすき込みます。

この時に緩効性化成肥料も混ぜ込んでおきます。

植え付けた後はたっぷりと水やりします。

植え替え

地植えのアナベルは植え替え不要です。

剪定

アナベルの花芽は開花する年の春にできるので、2月上旬〜3月下旬に剪定しても夏には花を咲かせます。

剪定は樹形を整える剪定と、強剪定があります。
必要に応じて使い分けてください。

樹形を整える剪定

樹形が乱れていたら、花後すぐか2月〜3月中に樹形を整える剪定を行います。

枯れ枝や不要な枝があれば、取り除いて全体を軽く半円形に刈り込みます。

樹形が気になる時は行ってください。

強剪定

強剪定の適期は11月〜12月です。

株が大きくなってくると、枝が混み合って細くなり、下葉が落ちてしまいます。

こうなると見た目が悪くなってしまうので、2〜3年に一度は強剪定を行います。
(毎年行ってもかまいません。)

強剪定は2〜3芽残して地際で刈り込みます。

強剪定をした年は枝数は少なくなり、花も少なくなりますが、大きな花を咲かせます。

樹形を整える剪定だと、花数は多いですが、ひとつひとつの花は小さくなります。

夏越し・冬越し

耐暑性、耐寒性が強いので特には対策は不要です。

アジサイ・アナベルの花

7月の庭


病気

うどん粉病とモザイク病には注意が必要です。

うどん粉病

風通しが悪いと発生しやすくなります。

うどん粉病は主に葉に発生します。

最初は白いカビの斑点のようなものができ、ひどくなると葉全体に広がり、白い粉をふいたようになります。

放っておくと枯れてしまうこともあるので、早めに見つけて対処することが大切です。

うどん粉病には殺菌剤を散布します。

被害を広げないように、発病した葉を摘み取るのも良いと思います。

モザイク病

アナベルを育てていて、一番怖いのがモザイク病です。

モザイク病は葉に濃淡ができ、模様ができたようになり、葉が縮れたり変形したりします。

アジサイ・アナベル

モザイク病にかかったアナベル 葉に濃淡ができています 処分するしかありません

モザイク病に効く薬剤はなく、一度かかると治ることはありません。

モザイク病は主にアブラムシが媒介するので、アブラムシを発生させないことが予防になります。

モザイク病にかかった植物を切ったハサミが感染源になることもあります

アブラムシを発生させない!

見つけたらすぐ駆除する!

ハサミは使ったら消毒する!

普段から気をつけましょう。

アナベルを購入するときは、モザイク病にかかっていない健康な苗を購入してください。

*モザイク病にかかった苗が店先に並んでいるのを見かけることがあります。

害虫

ハダニが発生することがあります。

ハダニは高温乾燥の環境で発生しやすいので、暑くなってきたら気をつけてください。

予防は葉水が効果的です。葉の裏に発生するので、葉の裏からも水をかけてくださいね。

ハダニが発生してしまったら薬剤で駆除します。

大量に発生すると植物は弱ってしまうので、早めの対処が肝心です。

増やし方

挿し木で増やせます。

適期は6月〜7月中旬です。

まとめ

  • アナベルは咲き進むにつれて花色が変化する美しいアジサイ
  • 日向〜半日陰まで育つ
  • 時期を選ばず剪定できる
  • モザイク病には注意が必要

▼紫陽花に似たノリウツギはこちらの記事で紹介しています。

ノリウツギ・ミナヅキとは?|特徴や育て方|剪定の時期や方法も

最後までご覧いただきありがとうございました。

この記事が少しでもお役に立てると嬉しいです。

 

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