ロータス・ブリムストーンは葉色のグラデーションが美しいカラーリーフプランツです。
その葉色の美しさから、寄せ植えの素材としても大変人気があります。
耐寒性が強く冬場も常緑で、初夏には可愛い白い花が咲き、一年中楽しめます。
私は鉢植え、地植えの両方育てていますが失敗したことも…..
そんな経験からこの記事では、ロータス・ブリムストーンを元気に育てるコツなどをを紹介したいと思います。
もくじ
ロータス・ブリムストーンの基本情報
学名 | Lotus hirsutus Brimstone |
科名・属名 | マメ科ドリクニウム属 |
園芸分類 | 常緑低木 |
原産地 | 地中海沿岸 |
花期 | 5〜6月 |
花色 | 白 |
草丈 | 60cm前後 |
耐寒性 | 強い(マイナス10℃) |
耐暑性 | 強い |
日照 | 日向 |
ロータス・ブリムストーンの特徴
一番の魅力は葉色です。
新芽はクリーム色で、成長するにつれて緑色に変化していきます。葉や茎は軟らかな産毛で覆われて、フワフワとした質感をしています。このために葉の色はシルバーグリーンに見えます。

4月中旬 クリームイエローの新芽
この美しい葉色とふわっと広がる草姿から、寄せ植えの素材としてとても人気があります。
草花のようですが、実は低木です。大株になるとブッシュ状になります。

6月 花が満開です
晩春から初夏にかけて、レンゲのような可愛い白い花を咲かせます。花は淡いピンク色を帯びることもあります。
寒さに強く、寒冷地以外では冬も常緑です。(耐寒温度はマイナス10度くらい)夏の高温多湿にさえ気をつければ、育てるのは難しくありません。
ロータス・ブリムストーンの育て方
栽培環境
高温と多湿を嫌います。
日当たりと水はけの良い土、風通しが良い環境で育てます。
地植えは夏は半日陰になる場所が適しています。
水やり
やや乾燥気味を好みます。
鉢植えは、鉢土がしっかり乾いてから、たっぷり与えます。(多湿に弱いので、鉢植えは水のやりすぎに注意してください。)
地植えは降雨に任せます。何日も雨が降らず乾くようなら水やりします。
肥料
春と秋に緩効性化成肥料を置き肥します。
痩せ地でも育つくらいなので、肥料は少量で十分です。
植え付け・植え替え
春(3〜5月)と秋(10月)
ロータス・ブリムストーンは根を触られるのが苦手な植物です。植え付け、植え替え時に根鉢を崩さないように優しく扱ってください。
植え付け
鉢植えの場合は、市販の培養土に植え付けます。自分で土を作る場合は、赤玉(小粒)6、腐葉土3、パーライト1の割合で混ぜます。
地植えの場合は、水はけが良くなければ腐葉土やパーライトをすき込んで、水はけが良い環境を作って植え付けます。
植え替え
鉢植えは根が回ってきたらひと回り大きな鉢に植え替えます。
地植えでは植え替え不要です。植え替えを嫌うので、地植えしたものを植え替えることはおすすめ出来ません。
手入れ

5月 ロータスの白い花
ロータス・ブリムストーンが枯れる一番の原因は蒸れです。
梅雨前には2分の1くらいの丈で刈り込み、混み合った枝もすくように切り取ります。茂りすぎたり、草姿が乱れた時も同様に切り戻して蒸れを予防します。
切り戻しは真夏と真冬以外ならいつでも可能です。
夏越し
夏越しで一番大切なのは、蒸れないように風通しよく育てることです。
- 鉢植えは梅雨までに2分の1くらいの丈まで切り戻します。この時、混み合った部分もすくように切り取ります。そして、雨の当たらない半日陰の風通しの良い場所で管理します。
- 地植えも同じように切り戻します。周りに植えてある植物も整理して風通しを確保します。
冬越し
耐寒性が強いので、特には対策は不要ですが、鉢植えは南向きの軒先に移動したり、地植えでは株元を腐葉土で覆って防寒すると株が痛むのを防げます。
病害虫
ほとんど見られません。
増やし方
挿し木、種まきで増やせます。
挿し木:5月から6月が適期です。
種まき:4月ごろが適期です。
花後に種ができるので、採取してまくのが良いでしょう。
*ロータス・ブリムストーン根を触られるのを嫌います。株分はおすすめできません。
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まとめ
- 日当たりと風通しの良い場所で、乾燥気味に育てる
- 夏は半日陰になる場所が良い
- 梅雨前には切り戻す
- 姿が乱れたら切り戻す
- 根を触られるのが嫌いなので、根鉢は崩さず優しく扱う
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
この記事が少しでも植物が好きな方のお役に立てると嬉しいです。
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