リシマキアはサクラソウ科の耐寒性多年草。
日向から半日陰を好み、這うように広がり、晩春には黄色の花を咲かせます。
葉色が特徴的な品種がカラーリーフとして寄せ植えに人気です。生育旺盛で這うように広がるので、グランドカバーにもおすすめです。
冬は地域によって葉が少なくなりますが、寒さに強く春になるとまた芽吹きます。
乾燥は苦手なので、半日陰の湿り気のある場所で育てるとよく茂り、管理も楽です。
もくじ
リシマキアの基本情報
科 | サクラソウ科 |
属 | リシマキア属 |
分類 | 耐寒性多年草 |
学名 | Lysimachia |
花期 | 5月 |
花色 | 黄色 |
花の大きさ | 2〜3cm |
草丈 | 5〜15cm |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 普通 |
日照 | 日向〜半日陰 |
リシマキア(ほふく性タイプ)の主な品種
ヌンムラリア・オーレア
明るい黄緑色の葉が密に茂り、グランドカバーに最適です。ただし、強い日差しや乾燥で葉が傷むので、育てるなら半日陰がおすすめです。
晩春に黄色い花を咲かせますが、花上がりはあまり良くありません。
シューティングスター
銅葉にピンク色の斑が入り、寄せ植えに人気の品種です。
晩春に黄色い花を咲かせます。
ミッドナイトサン
濃い銅葉がシックで、寄せ植えに人気の品種です。
リシマキアの中では 一番花上がりが良く、日当たりの良い場所に植え付ければ、黄色い絨毯のように一面に花を咲かせます。
リシマキア(ほふく性タイプ)の育て方
栽培環境
日向から半日陰で、やや湿り気のある土壌を好みます。
半日陰は花が少なめになりますが管理は楽です。
水やり
乾燥は苦手です。
鉢植えの場合は、土の表面が乾き始めたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水やりをしましょう。
地植えの場合は、降雨に任せますが、晴天が続いて乾燥するときは水やりをしましょう。
肥料
春と秋に緩効性化成肥料を与えます。
植え付け
植えつけ適期は春と秋です。
リシマキアは水はけと水持ちの良い土を好みます。
鉢植えの場合は、市販の草花用培養土で問題なく育ちます。
地植えの場合は、掘り上げた土に腐葉土や堆肥をたっぷり混ぜ込み、水はけと水持ちの良い環境を作ります。さらに元肥として緩効性肥料を混ぜ込んで植え付けます。
植え替え
植え替えは、真夏と真冬を除けばいつでも可能です。
鉢植えの場合は、根詰まりするようなら、ひとまわり大きな鉢に植え替えます。
庭植えの場合も、混み合って蒸れるようなら、株分けを兼ねて植え替えます。
手入れ
伸びすぎたときは好みの長さで切り戻します。
夏越し
乾燥に弱いので夏は水切れに気をつけましょう。
地植えの株にも必要に応じて水やりをしてください。
葉の色が明るい「ヌンムラリア・オーレア」は強い日差しで葉焼けを起こすので、鉢植えは半日陰に移動しましょう。
冬越し
寒さに強いので冬越しの対策は不要です。
病害虫
暖かくなるとアブラムシがつくことがあります。見つけしだい駆除して下さい。
増やし方
挿し木や株分けで簡単に増やせます。
挿し木の適期は、5〜6月と9〜10月です。
リシマキアは伸ばした茎の節から根を出します。根が出ている茎を挿し穂に使うと簡単に増やせます。
株分けは春と秋が適期です。
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まとめ
- 丈夫で育てやすい多年草
- 美しい葉色が寄せ植えに人気
- 晩春に黄色い花を咲かせる
- 日当たりから半日陰の湿り気のある土壌を好む
- 成長が早いのでグランドカバーにも最適
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