宿根ネメシアの育て方|夏越し・冬越し|灰色かび病には注意

香る宿根ネメシア・ピーチグレープ

宿根ネメシアは花色が豊富で、四季咲き性が強い半耐寒性多年草。花つきも良く近年人気の植物です。草丈20〜30cmとコンパクトなので寄せ植えにもおすすめです。

名前に宿根とついていますが、短命で2〜3年で枯れるのが一般的です。品種改良で性質が強くなったと言われますが、夏越しや冬越し、灰色かび病には注意が必要です。

今回は宿根ネメシアの特徴や育て方をご紹介します。

宿根ネメシアの基本情報

ネメシア・ピーチグレープ

ネメシア・ピーチグレープ 9月の庭から

学名 Nemesia
科名・属名 ゴマノハグサ科ネメシア属
園芸分類 半耐寒性/ 多年草
原産地 南アフリカ
花期 10月〜6月(3℃以上あると冬も咲く)
花色 白、クリーム、黄色、ピンク、紫、褐色など
草丈 20〜30cm
耐寒性 普通(−3度まで)
耐暑性 やや弱い
日照 日向(夏は半日陰)

 

宿根ネメシアの特徴

宿根ネメシアは花色が豊富です。ひとつの花に2色以上の色をつける魅力的な品種もあります。

四季咲き性が強く、最低気温が3度以上あれば花を咲かせますが、高温多湿は苦手なので暑い時期は咲きません。

大きくなっても草丈20〜30cmなので、寄せ植えで長く楽しむことができます。

*我が家では1月6日現在、鉢植えのネメシアが咲いています。私の住む地方は真冬の最高気温は3〜8度あります。夜は外気温がマイナスになるので、玄関に取り込んでいます。

宿根ネメシアの育て方

ネメシア・ミッドナイトブルー

1月 ネメシア・ミッドナイトブルーの花

栽培環境

日当たりと水はけの良い環境を好みます。

多湿に弱いので、地植えより鉢植え向きです。春と秋は日当たりが良い場所、夏は半日陰になる場所で育てます。

雨にあたると灰色カビ病にかかりやすくなるので、雨がかからない軒下が理想的です。

水やり

宿根ネメシアは多湿を嫌います。

水やりは、葉に水がかからないように株元の土にあげましょう。

鉢植えは土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりをします。

地植えは降雨に任せます。

肥料

鉢植えの場合、開花している間は薄めの液体肥料を2週間に1度くらい与えます。

地植えの場合は肥料は不要です。

ネメシア・ミッドナイトブルー

ネメシア・ミッドナイトブルー

植え付け・植え替え

3〜4月と9〜10月が適期です。

用土は市販の草花用培養土で問題なく育ちます。

植え付けの際には株元にココヤシファイバーを敷いておくのがおすすめです。ココヤシファイバーが水やりの際の土の跳ね返りを防ぎ、灰色かび病の予防になります。

手入れ

咲き終わった花がらはこまめに摘み取り、花茎は脇芽の上で切り取ります。

散った花びらを放置すると灰色かび病の発生源になります。

花がひと通り咲き終わったら、草丈の2分の1くらいの高さで切り戻すと、脇芽が伸びて再び開花します。

夏越し

6月ごろに、草丈の2分の1くらいで切り戻して、雨が当たらない風通しの良い半日陰に移動します。

水やりは乾燥気味に管理します。

冬越し

寒さにはあまり強くないです。

冬は南向きの軒下など暖かい場所に移動し、夜間は不織布をかけます。夜の気温が−3度より下がるときは、室内(玄関など)に取り込むのが安心です。

寒冷地では対策をしても戸外で冬を越すのは難しいでしょう。冬の間は室内で育てましょう。

宿根ネメシア・ピーチグレープ

ネメシア・ピーチグレープ

病気

灰色かび病にかかりやすいです。

灰色かび病は宿根ネメシアに発生しやすく、真夏と真冬以外の時期に多くみられます。

初期症状では花や葉にシミのような斑点が現れます。進行すると葉茎が溶けるように腐り、灰色のかびで覆われます。

灰色かび病を防ぐためには普段からの予防(風通しの確保、花がら摘み)が大切です。発生してしまったら傷んだ部分は切り取り、株が混み合っているようなら切り戻して、風通しの良い場所で乾燥気味に管理しましょう。

害虫

アブラムシやハダニが見られます。見つけ次第駆除しましょう。

増やし方

種まき:適期は10月です。

挿し木:適期は5〜6月と9〜10月です。 発根が良いので挿し木は簡単です。

まとめ

宿根ネメシア・ピーチグレープ

9月 ネメシア・ピーチグレープ

  • 日当たりと風通し、水はけの良い土を好む
  • 鉢植えにして、雨に当てないように育てる
  • 灰色かび病にかかりやすいので、花がらはこまめに摘み取る
  • 夏は半日陰の風通しの良い場所で乾燥気味に管理する
  • 冬は霜の当たらない日当たりの良い場所で乾燥気味に管理する
  • 宿根草だけど実は短命(2〜3年で枯れるのが一般的)

宿根ネメシアは豊富な花色が魅力的な植物です。

品種改良で性質が強くなったと言われていますが、育てやすい花とは言えません。夏越しや冬越しにエネルギーを使うより、一年草のつもりで育てるのがストレスが無くて良いと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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