ネペタ・シックスヒルズジャイアントはキャットミントの大型品種。
シルバーリーフにブルーの花が美しく、のびやかな草姿が魅力的な多年草です。
葉には良い香りがあり、触れると癒されます。
長期間きれいに花を咲かせるコツは切り戻しにあります。
今回は、ネペタ・シックスヒルズジャイアントの育て方をご紹介します。
もくじ
シックスヒルズジャイアントの特徴
![花壇のネペタ・シックスヒルズジャイアント](https://hanawarau.com/wp-content/uploads/2020/02/jun-westgarden-2.jpeg)
我が家の庭から 左の薄いブルーの花がネペタ
シルバーの葉にブルーの花の色合いが美しく、ふわっとした草姿が繊細な印象の多年草です。
ハーブの一種でミントに似た香りがありますが、どちらかというと甘めの香りです。触れる度に良い香りに癒されます。
春から晩秋まで長い間繰り返し咲きます(冷涼な地域以外では夏は花が止まります)。
乾燥に強く、高温多湿は苦手です。
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シックスヒルズジャイアントの基本データ
シソ科 イヌハッカ属(ネペタ属)
耐寒性多年草
開花期 4月〜10月
花色 ブルー
草丈 70〜90cm
葉張り 60cmくらい
耐寒性 強い
耐暑性 強い(高温多湿には弱い)
日照 日向〜半日陰
シックスヒルズジャイアントの育て方
![花壇のネペタ・シックスヒルズジャイアント](https://hanawarau.com/wp-content/uploads/2020/02/may-5-16-westgarden.jpeg)
6月初めの花壇
栽培環境
日当たりと風通し、水はけの良い、乾燥気味の環境を好みます。
花壇に植えるなら、風通しの良い最前列に植えるのがオススメです。
水はけが良ければ半日陰でも育ちます。
水やり
多湿は苦手なので、水の与えすぎには注意します。
鉢植えの場合は、用土が乾いたらたっぷりと水やりします。
庭植えの場合は、根付いた後は水やりの必要はありません。
肥料
基本的に肥料は不要です。
鉢植えで生育が悪いようなときには、春か秋に緩効性化成肥料を少量与えてください。
植え付け
春と秋が適期です。
鉢植えの場合は、市販の草花用培養土かハーブの培養土を使用します。
地植えの場合は、掘り上げた土にたっぷりの腐葉土と少量の苦土石灰をすき込んで、10日ほどおいてから植え付けます。
*苦土石灰の代わりに有機石灰を使うとすぐに植え付けできます。
植え替え
春と秋が適期です。
鉢植えは根詰まりしやすいので、1〜2年ごとにひと回り大きい鉢に植え替えるか株分けします。
地植えの場合は、植え替えは必要ありませんが、大きな株になって混み合うようなら株分けして植え替えます。
![6月ネペタ・シックスヒルズジャイアント](https://hanawarau.com/wp-content/uploads/2020/02/jun-3-southgarden.jpeg)
6月の庭から 左の白い花は宿根リナリア
▼宿根リナリアの記事
手入れ
咲き終わった花茎は切り取ります。
春から晩秋まで花を咲かせるには、満開の時期が過ぎて花上がりが悪くなってきた頃に、半分くらいの丈で切り戻します。
3週間くらいすると、また花を咲かせます。
繰り返しきれいに咲かせるコツは満開後の切り戻しですよ〜
夏越し
高温多湿は苦手で、風通しが悪いと蒸れて腐ったり枯れたりしてしまいます。
梅雨前には地上部20センチくらいでバッサリと刈り込みましょう。
こうして風通しを良くしておくと夏越しが楽になります。
梅雨前の切り戻しは元気に育てる大切なポイントだよ〜
冬越し
寒さには強いので特別な対策は不要です。
晩秋に花が終わったら、地際近くで刈り込んでおきます。
▼冬の間に写真のように新しい芽が出てきます。
![ネペタ・シックスヒルズジャイアントの冬芽](https://hanawarau.com/wp-content/uploads/2020/02/IMG_8341.jpg)
2月の庭から
病害虫
害虫はほとんどありません。
多湿な環境で灰色カビ病が発生することがあります。
増やし方
株分け、挿し木で増やせます。
いずれも適期は春と秋です。
他の品種のネペタ
ネペタには他にも、草丈が60cmほどの『ウォーカーズロウ』、草丈40cmほどの『ジュニアウォーカー』、葉がライム色の『ライムライト』などがあります。
![キャットミント・ライムライト](https://hanawarau.com/wp-content/uploads/2020/02/IMG_2151-726x1024.jpg)
5月の庭から
写真のネペタは葉がライム色の『ライムライト』
草丈が25cmほどのコンパクトな品種です。
ライムライトは花が咲かない時期もカラーリーフとして楽しめます。
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後ろのリーフプランツは『ルメックス』
緑葉に赤い葉脈が個性的ですが、どんな植物にも合わせやすくオススメです。
▼ルメックスの記事
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